NHKアナウンス室

アナウンサー仕事の流儀

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インタビュー 原大策

暮らしを豊かにする情報を届けたい。
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料理を通して幸せを感じて欲しい。
  • 『きょうの料理』の見どころを紹介してください。

    1957年の番組誕生から63年、旬の素材を使った手の込んだレシピはもちろん、忙しい人でも簡単につくれる時短レシピなども紹介しています。
    アナウンサーと個性豊かな講師のみなさんとのやりとりも楽しんでください。

  • 番組を担当して2年目になりましたね。

    それでも、毎回、緊張感をもって臨んでいます。
    収録は24分30秒間の一発勝負です。編集はしていません。予定よりも調理に時間がかかった場合は試食を短くしたり、逆の場合は講師への質問を増やしたり・・・、最初の「よろしくお願いします」から、最後の「ご馳走様でした!」まで、まるで生中継のようです。

  • どんなことを心がけていますか?

    私の役割は、ただ進行をするだけではなく、できるだけ視聴者のみなさんに近い感覚で講師に質問し、調理のコツを引き出すことだと思っています。
    だから、紹介する料理を、収録前に自宅でつくることにしています。そして、自分が失敗したことや、疑問に思ったことを、収録で講師に質問しているんです。

  • 番組を通してどんなことを伝えたいですか?

    料理をつくる喜びや食べてもらう喜びを感じていただけたらうれしいですね。
    おいしい料理をつくれば、自分で食べても、誰かに食べてもらっても幸せな気分になれると思います。
    『きょうの料理』を通して、毎日の暮らしをより豊かにしていただければと思っています。

7/13
自分の声で伝えたい。
  • 放送に興味をもったのはいつごろのことですか?

    ラジオの深夜放送を聞くようになった中学生のころです。
    3年生の時には生徒会で「生徒会通信局」を立ち上げて、昼休みの校内放送で、学校の行事や生徒会の活動、生徒や先生へのインタビューなどを伝えていました。
    さらに、高校でも放送部を立ち上げ、ラジオドラマを制作しました。高校生がタイムスリップして過去を変えようとする物語で、脚本はもちろん、効果音もオリジナルです。そのドラマは、NHKの放送コンテストに参加して、ラジオドラマ部門で全国3位に入賞しました。

  • 大学でも放送に関わる活動を続けたのですか?

    それが、没頭したのは演劇でした。
    高校時代の友人が立ち上げた劇団に誘われて入ったんです。でも、演出からはダメ出しばかりされていました。それで、どうしたら喜怒哀楽を伝えられるか毎日ヘトヘトになりながら練習していましたが、仲間と作り上げる舞台は楽しかったですね。

  • アナウンサーを目指したきっかけは何でしたか?

    就職活動をする直前、それまで自分が夢中になっていたことを振り返ってみたことです。考えてみて、自分の声で誰かに何かを伝えることが好きだということに気づいたんです。放送も演劇も、誰かに何かを伝えるという点では同じです。
    だから、「アナウンサーになりたい!」と思いました。

7/20
言葉の中に伝えるべきことがある。
  • 新人のころにはどんな思い出がありますか?

    初任地は甲府局でした。自分で話題を探して取材し、リポートや中継を放送するのですが、その話題を見つけることに苦労したことを覚えています。
    なかなか、話題を発掘することができませんでした。

  • それはどのように乗り越えたのですか?

    2局目で北海道の北見局に勤務したときの経験が大きかったです。
    趣味でカーリングを始めたのですが、その練習場で、地元のカーリング選手と知り合いになりました。そして、話をする中で、彼が漁業者でもあることを知ったんです。そこで、かき漁をしながらカーリングに取り組む様子を取材させてもらいラジオリポートを放送することができました。
    他にも、プライベートで親しくなった知床の漁業者から地元の取り組みを教えてもらい、取材したこともあります。
    北見局で、人々との交流の中から話題は見つかるということを学びました。

  • そうした経験は今の仕事にどうつながっていますか?

    取材で聞いた話をより大切にするようになりました。それは、地元に住んでいる人たちの言葉の中に、本当に伝えるべきことがある、と思うようになったからです。

7/27
暮らしに役立つ情報を届けます。
  • 4月から『首都圏ネットワーク』のフィールドキャスターを担当していますね。

    『首都圏ネットワーク』は、首都圏の生活にかかわる大事なニュースと気象情報をいち早く、より深く伝える番組です。
    私はフィールドキャスターとして、現場でしか知り得ないことを取材し、人々の思いが感じられる情報をお届けしたいと思っています。

  • 番組の見どころを紹介してください。

    「それ、知ってよかった!」と思っていただける情報を伝えるため、番組スタッフが全力で取材しています。現場の情報を私と浅野里香アナがスタジオに届けて、キャスターの高井正智アナ、林田理沙アナが解説も交えて掘り下げます。 番組はインターネットでも配信していますので、全国の方に見ていただきたいですね。

  • フィールドキャスターとしてどんなことを大切にしていますか?

    地域のニュースや情報を、他人事ではなく、より身近なこととして感じてもらうことで、これからの暮らしに少しでも役立てていただければと思っています。
    そのために、私は、現場の声とテレビを見てくれる人の感覚を常に大切にしていきたいと思っています。

    ありがとうございました。


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