NHKコンクール受賞番組

2009.6.19

ワールド・メディア・フェスティバルでNHKの6作品が受賞しました。

コンクール概要

ワールド・メディア・フェスティバル

ドイツ (2009年6月19日)

NHKスペシャル
激流中国「病人大行列~13億人の医療~」
2008年6月15日放送 49分

ニュース番組部門

グランド・アワード(部門1位)

かつて中国は、国家が医療費を負担し、医療サービスは無料だった。しかし制度の見直しで、利用者負担へと変わり、保険制度の整備も遅れているため、医療費が患者に重くのしかかるようになった。一般の人々が病院に行くのは、いよいよ症状が悪化してからで、地方の病院等ではとても手に負えず、こうした大型病院で診てもらうしか手がないのだ。しかも医療費が、患者家族にとって“破産する”ほど高額となるケースも頻繁に起きている。一方、制度見直しによって、病院は独立採算となり、優れた医師や医療設備を導入し、大勢の患者を集めることのできる病院だけが生き残れるようになっている。
こうした“医療格差”がますます拡大する中、患者家族、そして病院、「それぞれ」をつぶさに記録した。

制作者から

特集「心に響け いのちの授業」
2007年8月4日放送 43分

ドキュメンタリー部門(ヒューマン)

金賞

全校生徒39名の山間の中学校の保健室の先生、山田泉さんは、8年前に自ら乳がんを患ったことをきっかけに生徒たちに命について考える授業をおこなってきた。 山田さんのライフワークとしての取り組み「いのちの授業」は、多感な時期の中学生たちに命の重さを考え、自らの生き方を見つめ直してもらおうとする授業である。
番組では、再発した乳がん治療のため休職していた山田さんが、職場を1年半ぶりに復帰してからの半年を密着取材。 授業をボイコットし他の生徒とほとんど会話も交わさない1人の少女を保健室で預かりじっくり向き合う山田さん。自身の体力の限界と闘いながら、揺れ動く子供たちに寄り添う山田さんの姿勢を追う。

制作者から

NHKスペシャル
「ミラクルボディ
第1回 アサファ・パウエル 史上最速の男」
2008年3月9日放送 49分

ドキュメンタリー部門(スポーツ)

金賞

人間は、どこまで速く走れるのか、どこまで高く飛べるのか。
世界のトップアスリートの美しい肉体と精緻な技を最先端の特撮映像技術で徹底解剖、人間の可能性を探っていくシリーズの第1回として、世界最速の男を決める陸上男子100メートルをとりあげる。
主役は、9秒74の世界記録をもつアサファ・パウエル(ジャマイカ)。陸上を始めてわずか4年で世界最速の座に着いたパウエル。その最大の武器は「エクスプローシブ(爆発的)」と表現されるスタートダッシュだ。驚異の加速はなぜ生まれるのか。番組では、その100メートルの疾走を5台のハイスピードカメラで撮影し、その肉体を徹底分析した。 また、故郷ジャマイカでのトレーニングにも密着し、世界最速ランナー誕生の秘密に迫る。

制作者から

NHKスペシャル
「北極大変動 第2集 氷の海から巨大資源が現れた」
2008年5月26日放送 49分

ドキュメンタリー部門(環境)

銀賞

地球温暖化による海氷面積の縮小は、エネルギーを求める人類の欲望に火をつけた。北極海の海底に眠る莫大な量の地下資源を巡って激しい開発競争が始まったのだ。世界第3位の原油輸出大国・ノルウェーは北極海初となる本格的な海底ガス田の開発に成功。ロシアは北極点の海底に潜水艇で潜り国旗を設置、本格的な海底調査を実施した。北極点を含む海域の開発権を主張するのが目的だ。人類は温暖化を食い止める事ができるのか、それとも温暖化という危機でさえも欲望達成の手段として利用するのか。北極圏開発の光と影を追う。

制作者から

NHKスペシャル
「解かれた封印~米軍カメラマンが見たNAGASAKI~」
2008年8月7日放送 49分

ドキュメンタリー部門(歴史)

銀賞

ある30枚の長崎の写真 -それは、元アメリカ海兵隊カメラマン、ジョー・オダネルが、原爆投下直後の長崎を軍に隠れ自分のカメラで撮影した写真であった。彼は帰国後、悪夢の記憶に精神をさいなまれ、写真を屋根裏のトランクに入れ封印してしまう。しかし43年後、彼は突然トランクを開け、原爆の写真を公表し始めた。なぜ彼は、周囲の批判的な声を浴びながらも母国を告発したのか?
オダネルの死後その足跡を追う息子が、遺品の中に残された録音テープを発見した。そこには、核の驚異にさらされる現代に戦争の本当の現実を伝えようとするオダネルの強い信念が告白されていた。

制作者から

NHKスペシャル
「眠れる再生力を呼びさませ~脳梗塞・心筋梗塞治療への挑戦~」
2007年11月5日放送 49分

ドキュメンタリー部門(医学)

銀賞

2007年1月、札幌医科大学附属病院で、脳梗塞で傷ついた脳の神経を自らの細胞で再生させるという治療法の臨床試験が始まった。患者の骨髄の幹細胞を取り出し培養、患者の血管に注入し、傷ついた脳の神経を再生させる試みである。番組では、この臨床試験に挑んだ患者を8ヶ月に渡って取材。左半身に運動マヒを抱えた患者が、驚くべきペースで回復を続けている様子を描く。世界では、骨髄の細胞を使った再生治療は、脳以外でも進められている。患者や家族に希望を与え、医療を根本的に変えると言われる再生医療。人体に秘められている「再生力」の可能性に迫る。

制作者から

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