NHKコンクール受賞番組

2012.5.28

放送文化基金賞で、本賞、優秀賞などを受賞しました。

コンクール概要

放送文化基金賞

日本(東京) (2012年6月22日)

NHKスペシャル「38分間~巨大津波 いのちの記録~」
2012年3月5日放送 49分

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テレビドキュメンタリー部門

本賞

3月11日。東日本の沿岸を襲った巨大津波は、人類史上初めて、空撮や携帯動画など多くの映像に記録された。その中に、特筆すべき映像がある。NHK釜石報道室の記者が撮影した長さ「38分間」の記録。岩手県釜石市の浜町一帯が巨大津波に襲われる様子を写したその映像は、津波の一部始終をとらえた非常に貴重な記録であるだけでなく、画面に映るおよそ289人の住民の「生」と「死」がプロのカメラに刻まれているという点で、他にはない「津波の映像」である。
289人の「あの日」の証言、そして家族を失い被災した人びとの「その後」1年に渡る苦闘を通じて、巨大津波に向き合う人間の記録をつづる。

制作者から

NHKスペシャル「クニ子おばばと不思議の森」
2011年9月25日放送 49分

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テレビドキュメンタリー部門

優秀賞

秘境と呼ばれる宮崎・椎葉村。森を若返らせる焼き畑農業を続ける最後の一人・椎葉クニ子さん(87)の1年の記録。焼き畑と言っても南米や東南アジアの大規模開発に使われている略奪的な焼き畑ではない。草木や、土の中の生き物たちと同じように、人間が自然の循環の一部となって暮らす最後の風景がここにある。縄文以来続けられてきた焼き畑の営みに込められた日本人の知恵を、椎葉の四季の映像と、特殊撮影を駆使して描く。

制作者から

NHKスペシャル「シリーズ原発危機
知られざる放射能汚染~海からの緊急報告~」
2012年1月15日放送 49分

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テレビドキュメンタリー部門

番組賞

東京電力・福島第一原発の事故によって、大気中に、そして海に放出された大量の放射性物質。今回、専門家チームとともに初めて、原発から20㎞圏内の海の本格的な汚染調査を実施。同時に、山間部の湖から河川もふくめた広範囲の調査も行った。そこからは、次々と新たな放射能汚染の実態が浮かび上がってきた。予想もしない場所で発見されたホットスポット。山奥の湖で、人知れず進行していたワカサギやイワナなど淡水魚の汚染。こうした結果は、これまで事故以来、様々な調査にもとづいて作られてきた日本列島の「放射能汚染地図」を改めて書き換える必要があることを意味している。放射性物質はいかなるメカニズムによって運ばれ、魚介類に濃縮され、私たちの暮らしを脅かしていくのか、その知られざる実態に迫る。

制作者から

NHKスペシャル「原爆投下 活かされなかった極秘情報」
2011年8月6日放送 58分

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テレビドキュメンタリー部門

番組賞

東京・杉並の老人ホームに設けられた陸軍の秘密の諜報部隊、陸軍特殊情報部。ここで、昭和20年の春ごろから米軍B29爆撃機の交信を傍受し、空襲の動きを察知しようとする活動が行われていた。同年6月には発進基地であるマリアナ諸島テニアン島で少数による秘密部隊が活動を始めたことを察知し上層部に報告した。
さらに広島に原爆が投下された8月6日には、未明から特殊任務機の動きをつかみ、上層部に報告。しかし広島の現場に情報は伝えられず、多くの市民が犠牲になった。3日後の9日には、原爆投下の5時間前に幹部まで報告されていたことが、陸軍幹部の備忘録から明らかになった。しかしまたしても情報はいかされなかった。番組では、日本軍が自らも原爆開発を目指し、米軍の「特殊任務」が原爆投下であることを認識できたはずであるのに、広島への原爆投下後も原爆であることを認めようとしなかったことや、長崎に投下されるその時にも2度目の投下はない旨幹部が発言するなど、現実に背を向けた体質も告発する。

制作者から

スペシャルドラマ「坂の上の雲」
2009年11月29日~2011年12月25日放送 各89分

テレビドラマ部門

本賞

司馬遼太郎の代表的な長編小説「坂の上の雲」を原作として、2009年から3年にわたって放送されたスペシャルドラマ。
19世紀後半、欧米列強による帝国主義の世界のただ中に誕生したばかりの「少年の国」である日本。国民たちは近代化を目指して歩み続け、ついにヨーロッパの強国であるロシアと対決する物語。
国内・世界各地でのロケや、最新の特殊映像効果も駆使しながら壮大なスケールで制作した。

制作者から

連続テレビ小説「カーネーション」
2011年10月3日~2012年3月31日放送 各15分

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テレビドラマ部門

優秀賞

日本のファッションデザイナーの草分けとして活躍、やがて女手ひとつで3人の娘を世界的デザイナーに育て上げたヒロイン、小原糸子の波乱万丈の物語。大正2年に生まれた糸子は、大阪・岸和田の呉服商の娘としてすくすくと成長。生まれながらにおてんばの糸子はだんじり祭りが大好き。しかし、だんじりを曳く事ができるのは男だけ。「女より男やったら人生どんなに楽しいんやろ・・・」そう思った糸子は「女にしかできんことを見つけて自由に生きたい」と裁縫の道を選んだ。あらゆる困難に耐え、戦火をくぐり抜けて逞しく生きるヒロインの姿を描く。

制作者から

遠いふるさと~フクシマの家族・2011~
2011年8月10日 50分

ラジオ番組部門

本賞

海辺ののどかな町だった福島県大熊町。1971年に原発1号機が運転開始してから町の財政は原発に依存し、雇用も原発頼み、まさに「原発の町」だった。だが、2011年3月11日の東日本大震災と巨大津波、そして原発事故と放射能汚染という誰も経験したことのない事態が進行した。唐突に告げられた避難勧告の下、転々と避難生活を余儀なくされた町民の声を聞く。

制作者から

FMシアター「飛ばせハイウェイ、飛ばせ人生」
2011年4月16日 50分

ラジオ番組部門

番組賞

沖縄出身の長距離トラック運転手の比嘉は、押し寄せる不況の中、過酷な労働状況で働いている。ある日、「LAまで」と、ヒッチハイクする初老の男、松田を乗せることになった。老人は、鞄の中に小さくなった妻・陽子が入っていると言う。認知症かと疑っていた比嘉だが、やがて老人の妻の姿が見えてくる。老人との出会いを通じて、仕事に忙殺されていた自分の人生を見つめ直し、新たに出発していくまでの姿を描く。

制作者から

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