ノアのちょっとずつ猛進日記

多発性硬化症という難病で、視覚障害もある「バリバラ」レギュラー出演者ノア
(グレースより改名・現在アメリカに留学中)が、日々の生活の中で感じたことを綴っていきます。

家で軟禁状態!?

  • 2020年4月30日
日本でもコロナウイルスが拡散しているようで、不安な日々を送っているとか…。

アメリカは2月末までコロナウイルスの影響がほとんどなかったけれど、3月上旬に1人目の感染が見つかって以来、急速に拡散!!!

4月末には、ついに感染者総計は100万人を突破!亡くなった人も6万人近くに上っている。

私の住んでいるシカゴ市も患者急増中!
州の知事からも特例の条例が出され、「必要最低限の、スーパー、ガソリンステーション、銀行を除き、全て一時営業を停止、一般市民も生活に絶対的に必要な時以外は部屋や建物から出ないように。スーパーなども一度に入れる人数は10人までにするので、外に1人が出てから、1人が入るように」と言った命令が~!!
この命令をやぶると逮捕されるというピリピリモード…。

  • イリノイ州からの緊急事態宣言のアラームが携帯に届いた時の、スクリーンショット。「家にいること」という指示に加え、違反した場合には逮捕すると書かれている

    <携帯には、イリノイ州からの緊急事態宣言のアラームが届いた。「家にいること」という指示に加え、違反した場合には逮捕すると書かれている>


さらに!!! 大学の卒業式も中止に…。
首席での名誉ある卒業式で特別なガウンをいただくはずが…ガーン!!!!

大学でも感染者を防ぐため、授業は全てオンラインに切り替わり一切通学も禁止!!
オンライン授業に切り替わったため、寮にいる学生は自分の州や自宅に戻るようにと告げられた。
私が行き場は他にないことを伝えると、幸いにも特例で寮に残れるようになったけれど、部屋からは出ないようにとの指示…。

  • オンライン授業に全て切り替わったため、卒業プロジェクトのミーティングもそれぞれの自宅と繋いで行っている。インターネット電話サービスを利用している時の様子。PCの画面が三分割になっており、左に男性の学生、右にノア、その2人の下に女性の学生が映っている

    <オンライン授業に全て切り替わったため、卒業プロジェクトのミーティングもそれぞれの自宅と繋いで行っている>

  • Webiner(ウェブ+セミナー)の様子。インターネット電話サービスを利用しており、25分割された画面に、それぞれ参加者の顔が映っている。脱施設とコロナにおける障害者の問題に関して、法律の専門チーム、大学の教授、そして活動家の3人から状況の問題から解決案などを聞き、最後にはQ&Aの時間も。やはり不安感の強いコロナ関係の質問が多く出た

    <Webiner(ウェブ+セミナー)の様子。脱施設とコロナにおける障害者の問題に関して、法律の専門チーム、大学の教授、そして活動家の3人から状況の問題から解決案などを聞き、最後にはQ&Aの時間も。やはり不安感の強いコロナ関係の質問が多く出た>



私がいつも通っている大学病院も、州の最初の感染者が運び込まれたということで、外来診療は全て無しになり、電話での対応と薬の処方に。医療的に直接胃瘻の交換などが必要な私にとっては困った状態…。

  • 薬局に行くと、”この番号に電話するように”という指示の紙が。外で、薬の準備ができるまで待つような仕組みになっていた。”PICK-UP ONLY”と書かれた張り紙が机に貼られており、机には消毒液が置かれていて、基本的には無人状態の様子。薬剤師は閉まっているドアの向こう側で働いている

    <薬局に行くと、”この番号に電話するように”という指示の紙が。外で、薬の準備ができるまで待つような仕組みになっていた。薬剤師は中で働いている>



病院としての意見は、呼吸器に問題のある私が病院に来るにはリスクが大きすぎると…。
もし私がコロナウイルスに感染すると、死ぬ可能性がかなり高いから外に出るなとのこと。

さらに4人いた介助者の内、2人が実家へ帰り、まさかの介助者不足に!!
このままではまずい!!と急いで、大学全生徒にメールが送れる「仕事募集のサイト」を使い、介助者を募集。3人の学生から興味があるとの連絡を受け、なんとか面接採用にこぎつけた。

一切外に出られない自宅軟禁状態になって2 か月近く
頭では「コロナにかかるかもしれないから…」と分かっているけれど、今後いつ外に出られるか分からない状況に、思いのほか凄くストレスを感じている…。


  • 外出が出来ない生徒のために、大学から食事の支援が。自室のドアまで、毎食届けてもらっている。室内の床にビニール袋に詰め込まれた食事と、その隣に「SNACK PACK」と描かれたオレンジ色の箱型の入れ物が置かれている

    <外出が出来ない生徒のために、大学から食事の支援が。自室のドアまで、毎食届けてもらっている>




そして、部屋にずっといるもんだから勉強もすぐに終わってしまい、暇すぎる!!!!!

しばし何をしようかと悩んだ末、「そうだ!仕事を探さないと!!」と、ハッと気が付く。
先月のブログ「ホームレスの危機!?」にも書かせていただいたように、シカゴは家賃も高ければ、物価も高い…。最低でも20万の生活費がかかってくる。(その上、医療物品などの出費もかさむ…)

私は大学院に行く予定なので、大学内で仕事を見つけると学費が無料になるため、大学内の仕事をオンラインで、探す…
が!!! 募集されている仕事内容が、カフェテリア、大学内のコーヒー店のバリスタ、売店のレジ、車の送迎者の運転、などなど身体を活かした職種なので、障害上、どうしてもできないものばかり…。

そこから3日間、事務系の仕事の募集をホームページでにらめっこし、ようやく1件、事務系の仕事を見つけ、いざ応募!

しかし、このコロナウイルスの拡散で大学もバタバタしているからなのか、返事がない…。
ということで、方向転換。
大学内という幅を広げ、シカゴ市内で次に借りるアパートの近くでのお仕事探し~。

こちらはすぐに候補が続出!! ほとんどが日本語と英語の通訳の仕事だったけれど、4社程から声がかかり、1次審査をパスし、2次審査までなんとかたどり着いた~!!

まだ、コロナウイルスの拡散がどうなるのか分からないからか、今後の審査日程も決まっていないけれど、制限のあるネガティブな生活の中で少しずつ希望が見えてきた!!!

みなさんも、手洗い(20秒以上、肘より上を!)しっかりして、コロナウイルスにかからないように気を付けてくださいね~!!

  • ノアの自撮りのショット。メガネをかけて、車椅子に座った状態で、口に呼吸器を加え、カメラ目線でスマイル