ノアのちょっとずつ猛進日記

多発性硬化症という難病で、視覚障害もある「バリバラ」レギュラー出演者ノア
(グレースより改名・現在アメリカに留学中)が、日々の生活の中で感じたことを綴っていきます。

怒りの抗議

  • 2020年7月23日
日本では、またコロナ感染者が増えているとか・・

私が住んでいるシカゴでは、ようやくお店や床屋さんが開き始めて、恐る恐るだけれど、マスクを付けて散髪したり、スーパー以外の洋服などを買ったりできるようになり、ストレス発散もできるように…。

  • キャップを被り、紺のスカーフを目から下に巻いているノアの自撮り。野外での一枚



ところが!!!

こうしてお店が開きはじめたころに、アメリカ全土で人種差別に対して抗議運動が起きた~。

アメリカの黒人差別は終わった、というイメージを持つ人もいると思うけれど、黒人は白人と比べて収入が少なかったり、同じ罪でも白人よりも長く求刑をされたりと差別があからさまで、さまざまな所で抑圧を受けているという現実がある。

中でもアメリカでは警察による黒人差別が顕著で、日頃から黒人差別解消のための団体は、警察の人種差別に対してさまざまな運動や活動を行なってきた。

しかし!!

ミネソタ州でフロイドという黒人男性が、警察に偽札を使ったという疑いで保護される最中、警察官に7分間もの間、首元を膝で押さえつけられ死亡したという事件が発生。また、後の調べでフロイド氏という男性は無実だったことが判明した。

しかしながら、フロイド氏を殺した警察官が有罪を逃れたことにより、アメリカ全土で怒りの抗議運動が起きた!!

  • シカゴでのデモの光景。大勢の人々がプラカードを持ち、抗議をしながら行進している様子

    <シカゴでのデモの光景。大勢の人々がプラカードを持ち抗議している>


抗議運動がエスカレートする中、暴動も巻き起こっている。
私の住むシカゴでも、警察官と市民が胡椒を固めた玉を打ち合ったり、警察の車が市民によって火を付けられ爆発したり、お店が石や武器で押し入られたり、もはや発端である人種差別問題と関係のないところまでに影響が…。

  • 市民が警察の車が火をつけている様子。車の上部全体が大きく燃え上がっている

  • デモを起こす市民に対して、胡椒の玉を打つ警官。複数の市民が手をあげて床にしゃがんでいる様子。破裂した胡椒玉に当たると涙が出て視界を妨げられたり、直撃すると骨折するほどの威力があったりと、負傷者も出ているそうだ

    <デモを起こす市民に対して、胡椒の玉を打つ警官。破裂した胡椒玉に当たると涙が出て視界を妨げられたり、直撃すると骨折するほどの威力があったりと、負傷者も出ているそうだ>


ついには、私の通っているスーパー、コンビニなどなどが閉店に押しやられてしまった。

今では暴動は収まって静かな抗議運動になったけれど、改めてアメリカに住んでいないと感じることのない人種差別の深い問題を目の当たりにした。障害者も社会から排除されたり、差別されたりという部分で少し共通点を感じた。

  • 同じくシカゴでのデモの様子。大勢の人々が行進しているところの後ろ姿。静かな抗議運動に移り変わった時の一枚

    <こちらも同じくシカゴでのデモ行進の様子。静かに抗議運動をおこなっている>


  • 同じくシカゴでのデモの様子。大勢の人々が集まって、プラカードを掲げている

誰もが差別されない社会にするために、どうやって運動を作っていくのかを改めて考えさせられた出来事でした~。