4年に1度の大イベント
- 2020年12月11日
ニュースなどで知っている人も多いかもしれないけれど、11月3日にアメリカで大統領選挙がありました
日本と違ってアメリカでは4年に1回、選挙を通して大統領を選ぶことができるシステムになっている
2016年トランプ氏が大統領に選ばれてから、移民や障害者、性的少数者、黒人など、マイノリティーの人たちが生きづらくなりつつあるとも指摘されている。
とはいえ、トランプ大統領を支持する人達が多くいるのも事実
ということで今回の大統領選挙は、より一層みんなの関心の的!
さらに今回の選挙は新型コロナウイルスの影響により、今までとは一風変わった投票システムに……
今までは投票所に足を運び、大統領を含めその他の議員を選ぶ形だったけれど……
今年は従来の方法に加え、事前にハガキで大統領を選び、郵便で選挙管理の事務所に送るというシステムが生まれ、投票しやすい方法を有権者が選べるようになった~
さらに、州によってはオンラインで投票できるという快適なシステムの導入が!
さらにさらに!!
州によっては、11月3日を祝日にして選挙に行けるようにするといった斬新な方法を取ったり……。私の住むイリノイ州もその日は祝日になっていて、みんなが選挙に行けるように対策をとっている
私は新型コロナウイルスの感染が不安だったので、ハガキでの事前投票をすることに~
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<「投票しました」シール!投票制度100年と書かれている>
シカゴの障害者団体では、各候補が打ち出している政策を理解した上で選挙に参加できるようにと、情報をホームページ上にまとめてくれていた!
政策を分かりやすい言葉に変えてまとめたり、障害者にとって生きやすい政策を打ち出している議員の名前を載せたり、議員の顔の横にさまざまな分野の政策の良し悪しを5段階の星印で示したり……。
障害者やセクシュアルマイノリティーの人などが生きやすい社会に変えていくことを応援してくれる議員さんにチェック印を付け、郵便ポストに投稿!
とっても簡単に、15分程度で投票を終えることができた~!
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<ハガキを出すために、外出した時の一枚!>
新型コロナウイルスによるさまざまな影響で不安な日々であるけれど……
このコロナ渦の中で投票方法が多様化したことで、障害者の投票率が各段にUP!!!
それだけではなく、今まで仕事があるため投票に行くことができなかった長時間労働者も参加でき、国全体の投票率UP!!
そんなみんなの関心が集まった選挙の結果は……
バイデン氏がトランプ現大統領に勝利し、2021年1月より新しい政権に!
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公民権運動の指導者キング牧師とマルコムXの顔が描かれたアート作品。「正義を求む」と書かれている>
今回の大統領選挙で大きな争点となったのは、医療制度改革をめぐる議論。日本のように国民全員が国民健康保険に入れる仕組みを目指し、オバマ前大統領が進めた医療保険制度改革(オバマケア)を維持・拡充するか否かだった。
アメリカでは障害者など低所得者の多くが「メディケイド」という国の保険に加入している。でも「メディケイド」の場合、民間の保険と違ってもらえる薬の量や種類に制限があったり、アクセスできる健康診断が少なかったりと、制限だらけなので、今後の政策に大きな期待をしている
アメリカの障害者運動に関わるようになって、選挙の大切さやどんな人が選ばれるかで、自分の生活が大きく左右されることができた、ここ数年。
国の政策によって大きく影響を受けるのは、日本もアメリカも一緒!
みんなは、国の政策や都道府県の政策、そして市町村の政策についてどれくらい興味を持って調べたことがあるかな? なにより、どんな内容か知っているかな??
政策は難しい言葉で書かれていたりすることが多いけれど、大事だからぜひ調べてみてね!
と、シカゴは雪降る寒さだけれど、ホットな話題で持ち切りのアメリカより報告でした~