グレースの難病女子日記

多発性硬化症という難病があり、視覚障害もある番組出演者・大橋グレースが、恋愛、仕事、
そして進行していく自分の障害のことまで、日々の中で感じたことを綴っていきます。

今年の“わたし”

  • 2016年12月21日
今年も残りわずか!
この1年を振り返ると…


「障害者差別解消法」が施行され、関連のプロジェクトに色々と参加したり
他局の“あの”番組に出させてもらったり
2冊目のを出版させてもらったり
2年3ヶ月(グレース史上最長!)付き合っていた彼氏とお別れしたり…

しいこと、しいこと、しいこと、今年も盛りだくさんの1年だったな



その中でも
相模原の施設で起きた殺傷事件は、とてもショッキングな出来事だった

この事件によって
同じ障害者みんなの存在価値が社会全体に問われたことではないのかなって思う

私は、どんな人でも、同じ人間として平等に、住みたい所に住む権利があるって信じて
自分自身も、地域に住みながら、障害者の自立生活センターの活動をしてきたつもり…

でも、この事件の後
ネットには容疑者に賛同する意見だったり
容疑者をヒーローのように扱う人もいたりして

それらを読んだ時に
怒りが込み上げるよりも
今まで自分が信じて、社会に訴えかけてきたものがどこかに消え去っていったような気になった

一方で、その社会の流れに負けてたまるかって



改めて
「この世の中に、存在価値のない人なんていない!」
「人間の存在価値は、他の誰かが決めるものではない」
って感じた

そして、どうやったら、この流れを止めることができるか?
この事件を絶対に風化させてはいけないということを皆で話し合った



来年は、「ADA27」という若手の障害者運動プロジェクトが始動する
私も実行委員として忙しくなりそう

まだ話合いの途中だけど
日本のユース障害当事者から、この「相模原の施設で起きた殺傷事件」と「脱施設に向けて」というテーマで
世界の障害当事者に向けてメッセージを発表する予定



それから、自立生活支援センターの一員としても、さらに役割責任が増える!
きっと腹をくくらなければならないこともある
失敗することもあるかもしれない…

でも、失敗して人間って成長するんじゃないかな?って、最近思えるようになった

だから、いっぱい失敗して、プライドも捨てて、人間として成長していきたいな…




こんな風に、この1年を振り返っていて、思い出した言葉がある



「竹頭木屑(ちくとうぼくせつ)



竹の切れ端や木の屑のように、はたからみると小さなものであったり
つまらないと思えるようなものであっても、何らかの役に立っている
という意味

障害者になって
家にも帰れず、施設にも受け入れ拒否されて自暴自棄になっていた私に
同じ病室だったALSの人が教えてくれた

私の人生の中で、ずっと大切にしてきた言葉


この「竹頭木屑」を胸に

今まで信じてきた、「自分らしく生きる権利」

“言葉”

“自分の生きざま”

訴えかけていきたいな~~

と来年に向けて燃えているグレースでした!!


では、みなさん、良いお年を~!