グレースの難病女子日記

多発性硬化症という難病があり、視覚障害もある番組出演者・大橋グレースが、恋愛、仕事、
そして進行していく自分の障害のことまで、日々の中で感じたことを綴っていきます。

アメリカ報告 part1.キャンパスライフ

  • 2017年9月29日
7月中旬から約3週間、「ADA27 LEAD ON! YOUTH PROJECT」というプロジェクトで
アメリカに行ってきました!

アメリカは27年前に、世界で初めて「障害者差別禁止法」成立した国
「障害者をはじめとしたマイノリティーの人々が、どんな暮らしをしているのか見てみたい」そんな思いで海を渡りました



まずはシカゴへ行って、教育現場を中心に見学♪

最初に訪れたのは、イリノイ州立大学
4万人を超える学生が通い、2千人もの障害者が支援を受けながら学生生活を送っている

大学の中を見学していると、日本との違いにビックリすることばかり…!

身体障害の人には、大学側が授業中の介助者を派遣してくれる
他にも、聴覚障害の人には、手話通訳やノートテイカーがついていて
視覚障害の人には、本人が読みやすい大きさにフォントを変えてある教科書やオーディオ教科書が用意されている

すばらしいのは、学習支援にとどまらないところ
クラブ活動も、「車椅子陸上」や「車椅子バスケ」があって
専用のトレーニングジムがあったり、コーチがついていたりして超本格的

他にも「ガーデニング愛好会」や「料理愛好会」もあって
そこでもヘルパーが付いて楽しめるようになっている

どんな重度学生でも授業を受けたり、クラブ活動ができるよう
サポートシステムが整えられていた!


キャンパスもバリアフリーで、手が使えなくても足で触れば押せるエレベーターを発見
さっそく試してみると、私もひとりでエレベーターの操作が出来た

 

それから、精神・発達障害の人のために
落ち着けるスペースや試験会場の合理的配慮があったり…

LGBTの人も使いやすい、誰でも使用できるトイレもあった






キャンパスに通う学生たちに、これらの配慮についてどう思うか聞いてみたら

「この配慮が当たり前なんじゃなくて?」
「だって、こういう配慮がないと
 妊娠したとき、ケガしたとき、病気になった時、誰だって困るよ。
 特別な人のための配慮だとは思わないな。

という答えが返ってきた!!


この配慮を障害者だけが利用できる特別なものにしていないところが
障害があってもなくても、誰もが通いやすい大学になる秘密だった~!



実は、こうしたキャンパスライフは私の憧れだった

10年ほど前、日本の某大学に合格したにもかかわらず
障害が重いという理由から、親の付き添いがないと通学が難しいと言われ
しぶしぶ通信制の大学を選んだという苦い体験があるのだ



今回アメリカに行くチャンスをもらって
どんな人でも自分らしく、学びたいことを勉強できて
友達と遊んだり、恋人をつくったり!
それが実現できているキャンパスを見ることができて、本当に良かったと思う



同時に、どうすれば、日本教育現場でもそれが実現できるのか考えさせられた
私は、常々、親からの自立や将来のことを考え始める高校生の時期に
いろんな人と触れ合う機会が必要だと思ってる

だから、障害の有無や、国籍も関係ない、色んな高校生が集まって
みんなで意見を出し合い考えられるワークショップが開けたらなぁ~
なんて考えてるグレースでした!



他にもたくさん報告したいことがあるので、順番にUPしていきます!^^