グレースの難病女子日記

多発性硬化症という難病があり、視覚障害もある番組出演者・大橋グレースが、恋愛、仕事、
そして進行していく自分の障害のことまで、日々の中で感じたことを綴っていきます。

アメリカで暮らしていくには

  • 2018年10月30日
前回、「アメリカってこんなにすごい!」ってことを話したけど
今回は、「これはヤバイ!」って思ったことをご報告

私がアメリカに来て一番“恐怖”に感じていること

それは…

「医療費」!!!
  • グレースの難病女子日記

アメリカでは、日本とは違って個人でそれぞれ民間医療保険に入ります
大学生の私の場合は、大学の保険に入らなければなりません
保険料は安いんだけど、それはそれで考えもの
「大学生は若いから病気にかかりにくい」ということが前提とされているので
もし病院にかかった場合、自己負担率は40%~50%!

お金がかかりすぎる~
これじゃあ、体調が悪くても病院に行きにくい (´;ω;`)

これでは困るので、お金に余裕のある学生は
大学の保険にプラスして民間の医療保険にも入っている場合が多い

グレースもそうしたらいいじゃん、と思ったそこのアナタ!
保険会社もやっぱりビジネスなのです
私のように持病があり、医療費がかかる人だと分かると
拒否されるか、高額のプランのみ提示してきます

これは、障害者差別禁止法のあるアメリカでもOKなこと
なんだか、障害者の「命」は軽く見られているのかと悲しくなります

収入があって、高い保険料を払える障害者は民間の保険に入れる=救う価値のある「命」
低所得で保険料が支払えない障害者=医療を受ける資格のない「命」
線引きされているように感じ、ぞっとしました

身を持って体感したからこそ
日本の国民医療保険制度の素晴らしさをしみじみと感じます

そんなアメリカでも、「メディケイト」という保険があります
基準以下の収入しか得ることができない、低所得者や障害のある人などが入れる保険です
医療費や介助費用を国が負担してくれます

これだ! と思って私も申し込みましたが…
審査で落ちました…
理由は、すでに大学の保険に入ってしまっていたから

この「メディケイト」に申し込む人はとても多いので
加入条件の1つに「所得や健康状態が理由で、どの保険にも加入できない人」というものがあります
だから、すでに大学の保険に加入させられていた私は対象外
自己負担率が高くて困っているのに、「メディケイト」には加入できないのです

この問題は未だ解決しておらず、医療費の請求に毎回ビクビクしています
  • グレースの難病女子日記

アメリカは楽しいし、障害者差別解消法も根付いていて
街も人もバリアフリー
でもそれは、元気に生きているから言えること

もしもの時に、どんな人の命も守られる、最低限のセーフティーネットは用意してほしい

アメリカの良いところ、悪いところ、両面を見つめて暮らしていきたいなぁと思うグレースでした
  • グレースの難病女子日記