ノアのちょっとずつ猛進日記

多発性硬化症という難病で、視覚障害もある「バリバラ」レギュラー出演者ノア
(グレースより改名・現在アメリカに留学中)が、日々の生活の中で感じたことを綴っていきます。

大橋グレースからノアへ part 2

  • 2019年2月22日
前回にひき続き
大橋グレースから“ノア”として生きることを決めた
私の遍歴をつづっていきます!



30歳を前に、トランスジェンダーだと少しずつカミングアウトを始めた私
突然の告白に、受け入れてくれる人もいたけど
信頼していた人に否定されることもあって、傷つくことも
意外に思うかもしれないけど
こう見えて、周りの目とか反応気にしてしまうタイプなんです(^^;)

だから渡米することが決まって
これからは、周りの目を気にせず、ありのままの自分で生きていこうと決意

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    <空港で涙と笑顔のお別れ>





アメリカの大学に通い始めてからは驚くことばかり!

見た目性別は、必ずしも一致するとは限らない」ということで
どの授業でも、自己紹介の中で「どんな名称で呼ばれたいか?」を
LGBTQsであるかどうかに関係なく、自己申請しなければならない

例えば、彼女ならShe、彼ならHe、どちらでもない場合はTheirっていうように

最初は、自分でもどちらの性別で呼ばれたいか自信がもてなかったので
Theirで通していました

でも、障害者支援を学ぶためにインターンシップに通っている公立高校で
高校生が私のことを「Ms.Grace」と呼ぶことに
なんか違う~!理由は分からんけれど違う~!」って違和感を覚えて上司に相談

すると…

性別が分からないときもあるよね。理由なんて言わなくてもいいから、敬称をつけずに呼んで下さいって生徒たちに一緒に話そう」って言ってくれた

それから、LGBTQsコミュニティーを紹介してくれたり
私と同じように「どちらの性別でもない」というスタッフを紹介してくれたり…
とっても親身に相談にのってくれた!
それから、いろんなコミュニティーの人たちと時間を過ごすようになった

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    <大学にあるLGBTQs学生のためのセンターで>




だけど!!
今は女性の名前だし、どこからどうしたらいいの??
と、また悩むことになって、再び仲間たちに相談


そこで返ってきたのは
自分の人生なんだから、自分らしいと思うところで生きればいいんじゃない?」

「性自認を男だと思うだけでいいのか、名前も変えたいのか
ホルモン治療したいのか、それとも、全て変えたいのか…
正解はないし、一生かけてもぴったりくるものはないかもしれないけど
それはあなた決めること
でも、そうやって出した答えは、誰にも否定する権利はないし
私はリスペクトするわ
なにより、どれを選んだとしても、あなたはあなた
価値が変わることはなくて、より自分らしく生きられるようになるだけだよ」
という言葉だった



それを聞いて、モヤモヤしていたものが吹っ切れて
「自分に嘘のない生き方をしたい」
「名前も変えてみて、しっくりこなければまた戻せばいい」
と思えるようになって、グレースからノアに変更しました


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    <決意の証に髪をバッサリカット>



大学とインターンシップ先には名前の変更届を出し
SNSのアカウントも全てノアに。性別も男性に変更した!

友人たちにも「ノア」になったことを報告すると
「おめでとう!」
「あなたがハッピーでいられることに、私もハッピー
嬉しい反応!!


今は、違和感のある性別で生きていた苦しい過去を思い出すデッドネーム(昔の名前)で呼ばれることもなく
みんなが「ノア」と認めてくれている


前までは、私がややこしいんだってずっと思っていたけど
日本の社会が、まだまだ多様性を認めてくれていなかったんだなって実感した
社会の側にあるバリアが少しずつ無くなっていけばいいな


ということで
ブログのタイトルも「(グレース改め)ノアのちょっとずつ猛進ブログ」に変わりました

名前とジェンダーは変わったけど
中身今までどおり、むしろ、より自分らしくパワーアップしたので
これからも、私の目線で感じたことを発信していきたいと思います

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