これまでの放送

教えて★マーシー先生 2限目

放送日

7月11日(木)夜8:00

再放送7月14日(日)0:00(土曜深夜)

出演者

田代まさし たこやきレインボーほか

教えて★マーシー先生 2限目
前回に引き続き、マーシー先生こと田代まさしさんが薬物依存症をテーマに特別授業を開講!2限目は、依存症の実態に加えて、薬物の使用に関するメディアの取り上げ方についても考えていく。報道のたびに加熱する、薬物を使用した有名人へのバッシング。報じられる側としてバッシングを受けた当時、マーシー先生はどんなことを感じていたのか?回復を目指す人たちにどんなサポートが必要なのか、専門家も交えて考える。

内容

出演者

  • 田代まさしさん (元タレント/薬物依存症・薬物をやめて5年)
  • たこやきレインボー(アイドルグループ)
  •  堀くるみさん・清井咲希さん・彩木咲良さん
  • 近藤恒夫さん  (薬物依存症リハビリ施設「ダルク」 創設者)
  • 松本俊彦さん  (精神科医)

覚せい剤のイメージって?

教えて★マーシー先生 2限目 写真1

「覚醒剤を使っている人のイメージは?」という質問に対し、たこやきレインボーのメンバーは「暴れたり、幻聴や幻覚が見えたりしそう」と回答。田代さんも実は同じようなイメージを持っていた。自身は覚醒剤を使ってもそうした症状が出ることはなく、「(クスリが切れると)ただ眠いだけ。だから、おれはヤバくない、と思っていた」という田代さん。薬物をやめられず悩んでいたのにも関わらず、イメージのような症状が出なかったために「おれはまだ大丈夫」と自らに言い聞かせるようになってしまっていた。

教えて★マーシー先生 2限目 写真2

精神科医の松本俊彦氏は「薬物を乱用して依存症になる人は、幻覚などの症状が出ない場合も少なくない。普通の状態でいられるからこそ、より長期にわたって薬を使用することができてしまう」と指摘。また、教育の場で使用される映像も、子どもたちに薬物の恐ろしさを伝えることに重きが置かれているのだという。そうした教育は、薬物の使用を防ぐためには重要なのかもしれない一方で、薬物依存症の人たちに対する偏見につながったり、「薬物は自分には関係のない遠い世界のもの」といったイメージを育んでしまっているのかも。

メディアの激しいバッシングは逆効果!?

教えて★マーシー先生 2限目 写真3

田代さんも、逮捕時には「世界中、誰も味方がいない」と感じるほど、メディアから激しいバッシングを受けた。特に辛かったのは、マスコミの取材が家族にまで及んでしまったこと。愛娘から「今回の事件のせいで、友達が口をきいてくれなくなった」という手紙が届き、申し訳ないことをしたと思う反面、「なぜ、関係のない家族まで責められるのか?」と憤りを感じたと振り返る。「やり直したい」と思っても、失敗を許さない社会の風潮が、当事者を追い詰める結果に。

仲間とともに、1日1日「クスリを使わない日」を積み重ねる

教えて★マーシー先生 2限目 写真4

仕事や家族を失い、孤独だった田代さんの居場所となったのが「ダルク」と呼ばれる、薬物依存症のリハビリ施設だ。当事者同士で本音を話し合うことで、自分が依存症になった原因を見つけ、薬物に頼らない生活をするための手がかりを探していく。ここに来るまで、自分が依存症だという自覚がなかったというマーシーも、同じ問題を抱える仲間とミーティングを重ねるうちに、自分を客観視できるようになってきたのだそう。

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34年前、「JUST FOR TODAY!」を合言葉に設立されたダルク。設立したのは、自らも薬物をやめられずに苦しんでいた近藤恒夫さん。「仲間とともに今日一日、薬物を使わないことだけを考える」その積み重ねによって、利用者は依存症からの回復を目指している。田代さんは「もっと早くダルクの存在を知っていれば、人生は違っていたかもしれない」と話す。それほど、安心して相談できるような場所に出会うことが困難だったのだ。

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しかし、多くの人の支えになっているダルクでさえも、未だに社会からの偏見があり、建設時には地元の反対にあうことも。玉木さんは「精神障害のグループホームなどを建てる時に、住民の反対運動が起きることと同じ。共に生きる社会を作るためには、本当に必要なものは何か考えていかなければ」と、ひとりひとりの意識を変えていく必要性を訴えた。

家族はどう支えればいい?

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ここで大西さんから「病院や、ダルクのような施設と当事者をつなげるためには、家族はどうアプローチしたらいい?」という質問が。これに対し、松本先生は「まずは、専門機関に相談に行くことが大切」とアドバイス。そうすることで、様々な施設や、薬物依存症家族の連合会(薬家連)などとつながることができ、状況を変えることができるかも。「愛情で何とかしよう」「根性で何とかしよう」とするのではなく、助けを求められる環境を作ることが大切だと確認し合った。

記者会見で言えなかった、本当の気持ち

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最後に、マーシー先生がどうしてもやっておきたいことがあるという。それは、記者会見のやり直し。「もう二度としません。反省しています」と無理やり言わされるような会見ではなく、自分の本音に向き合い、正直に伝えることで、その後の人生が大きく変わるのではないか、というのだ。スタジオに記者会見風のセットが用意されると「絶対に薬を使わないとは約束できないけど、今日一日やめる努力は怠らないということを皆さんにお約束したい。自分の行動で、反省の気持ちを示していきたい」と語った。

教えて★マーシー先生 2限目 写真9

マーシー先生の授業をとおして、たこやきレインボーの清井さんは「薬物問題や依存症の人に対するイメージがガラッと変わった。相手を責めるより、言葉をかけてあげるべきなんじゃないかと思った」と発言。マーシー先生も、「こうやって理解を深めようとする若い人たちがいると励みにもなるし、自分の回復にも役立つ」と語った。

教えて★マーシー先生のダイジェストはこちらから

玉木幸則のコレだけ言わせて

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「生きづらさをみんなで考える」

川崎市(で小学生らが殺傷された)事件もそうやけどメディアは何を伝えなあかんのか? それが分かってないまま、誰かを傷つけていたり誤解を生んでたら…一体何をやってるのか?と思う。それと収録でも言ったけど、「共生」っていうのは共に生きていくことを考えること。でも今はややこしいやつをただ疎外する社会になってる。インクルーシブ教育とか言いながら。薬物をなぜ使ったのか? 背景やその後をメディアは伝えるべき。今回は薬物依存がテーマやけど、バリバラが今やってることは障害だけでなく生きづらさや暮らしづらさをみんなで考えること。たまに観てくれるのも嬉しいけど、騙されたと思って1年間見続けて! 気づきがあるはず!