これまでの放送

進路相談室2

放送日

3月5日(木)夜8:00

再放送3月8日(日)0:00(土曜深夜)

出演者

ぺこぱ 桂福点ほか

進路相談室2
若者の進路のお悩みに、バリバラ相談員が知恵を出し合い一緒に考える「進路相談室」第2弾!バラエティーに富んだお悩みを紹介する。「『決める』のが苦手で進路をどうしたらいいかわからない」「声優の養成所に入りたいが車いすだと無理と言われた」「常に体が痛く、起き上がることができない日もある病気だけど、看護師になる夢をあきらめたくない」――ゲストはぺこぱ!否定しない優しい突っ込みは若者の心にどう響くのか?

内容

出演者

  • ぺこぱ     (松陰寺太勇さん・シュウペイさん/芸人)
  • ありささん   (22歳・筋痛性脳脊髄炎・発達障害)
  • りゅうせいさん (高校二年生・自閉スペクトラム症)
  • ひとみさん   (りゅうせいさんの母)
  • 桂福点さん   (落語家・全盲)
  • 元村祐子さん  (広汎性発達障害)
  • 【電話インタビュー】
  • みるんさん   (高校三年生・骨形成不全症)

「進路で悩んでいるけれど、自分で決められない」~りゅうせいさんの悩み~

進路相談室2 写真1

2018年に放送した「進路相談室」の第2弾。進路に悩む若者たちにバリバラ相談員が熱血回答!最初の相談は、春から高校3年生になるりゅうせいさん。自閉症スペクトラム症で特別支援学校の高等部に通っている。ゲームが大好きで、自分の好きなゲームのことは決められる。だけど朝着替える洋服など、ゲーム以外の様々なことを自分自身では決めることが難しく、パニックになってしまうことも。そんなときは、母親や周囲の人たちが助け舟を出して決めてくれるという。進路のことも、お母さんに決めて欲しいというりゅうせいさん。しかし、周りからは自分で決めないといけないと言われるーーどうしたらいいかわからない・・・というお悩み。

ぺこぱ初登場!バリバラ相談員からの熱いアドバイスは?

進路相談室2 写真2

まずはゲストの「ぺこぱ」からアドバイス。さすが、突っ込まない漫才、前向き加減が半端ない。りゅうせいさんの好きだと言ったゲームの力を借りて「すべてをゲームと思ってやってみたら」と松陰寺さん。落語家の福点さんは「お母ちゃんと回転寿司行くねん。お母ちゃんは絶対黙ってないとあかん」とシチュエーションを想像させて選択する練習をしてはどうか、と提案。さらに、発達障害当事者の元村さんは、「興味のないことを決めるのは、発達障害の人にとってとても難しい」と自身の経験とともに話した。最後に玉木さんが「お母さん以外にも相談できる人がいたらいい、それはわかる?」と尋ねると、それまで「うーん、わかりません」と言い続けてきたりゅうせいさんが、「確かにわかりますけど、母以外に僕のことを本当にわかってくれる人はいない」と心の内を語った。「そういう人をこれからどう作っていくかやなぁ」と玉木さん。課題解決のヒントが見えてきた。

「声優になりたい! でも、、、」~みるんさんの悩み~

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続いてのお悩みは、埼玉県の高校3年生、骨形成不全症で車椅子ユーザーの「みるん」さんからのお便り。声優になりたい夢があるが、声優の養成所に障害者が入所するのは難しいと学校側から言われたという。そこで、本人に電話で聞いてみることに。
みるんさんがいうには「一人で歩けないと、養成所での授業を受けるのが難しいと断られた」のだとか。番組レギュラーのあずみんこと東さんも、高校生のころ声優になりたかったのだが、やはり車椅子のため断られた経験が。確かに声優になる道は簡単ではないが、「車いすだからって挑戦する機会じたいを奪われるのは悔しい」という。

みるんさんのお悩みに対し、ぺこぱは自分たちもお笑い養成所に行っていないことを例に挙げ「学校に行くだけがすべてじゃない」とアドバイス。さらに、あずみんが、プロの声優になれなくても、アプリを使ってネット配信を行うなど、諦めずに好きなことを続けていく方法を示唆した。

「病気とつきあいながら、夢をかなえるには?」~ありささんの悩み~

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3番目に登場したのは、「病気と付き合いながら夢を叶えるにはどうしたらいいか」と悩むありささん。大学で心理学を学んでいたけれど、筋痛性能脊髄炎(以前は慢性疲労症候群と言われていた、日常生活に支障をきたすほどの倦怠感などの症状がある原因不明の病気)になり、去年大学を自主退学せざるをえなくなった。日によって体調に波があり、痛みがひどい日は起き上がることすらできないことも。そんなありささんの将来の夢は、人に寄り添う看護師になること!けれど、以前かかっていた医師からは、「今の状態で学校に行くのも働くのも厳しい」と言われてしまった。それでも夢をあきらめたくないありささん。病気と付き合いながら夢をかなえるにはどうしたらいい?

打ち明けたかった、やり場のない気持ち

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そんなありささんに、ぺこぱのシュウペイさんは「今を準備期間と思えば」と、相方の長い突っ込みを待つ立場からアドバイス。しかしありささんは、「わかってはいても、就職の時期でもあり、同級生を見ると焦る」という。そんなありささんに松陰寺さんは下積み時代、お金がなくて友達の結婚式に行けなかったときの気持ちをしみじみと吐露。「だから焦りはわかるけど、自分のマイペースを貫くというのは大事だと思う」とアドバイスすると、シユウさんに「まっすぐ答えてる!」と突っ込まれる場面も。「本当につらかったからまっすぐ答えちゃった」と本音をポロリ。一気に場が和んだ。

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元村さんは、自身が准看護士として15年働いた経験から、ありささんしか体験したことのない病気の経験を生かすには「看護師ではもったいない!」と 別の角度からアドバイス。その意見に福点さんも、「パソコンを使った遠隔カウンセラーは?」と呼応。玉木さんは、ありささんが「病気でできないことが急激に増えていることに自分自身がついていけていない、そのことを今日は言いたかったのでは?」と彼女の気持ちを一旦受け止めたうえで、「看護師の資格を取る、取らないは別として勉強をしたらいい」とエールを送った。

「将来の夢は何もない」と悩みを語っていた、ことなさんからのメッセージ

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そして最後に、2年前の進路相談室第1弾に登場してくれた「ことな」さんから寄せられたメッセージが紹介された。視覚過敏で明るいところが苦手、聴覚過敏もあるなど生活に制限が多く、前向きになれなかったことなさん。「将来の夢は?」と聞かれ「何もない」と話していた。そんな彼女が「やってみたいこと」として挙げたのは、髪をピンクに染めること。しかし、ピンクの髪で優先座席に座っていると冷たい目を向けられるのでは?と考えると、踏み切れなかったという。

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そして今回、ことなさんから送られてきた写真を、見てみると。なんと、ピンクのインナーカラーを入れておしゃれになった彼女の姿が!お手紙には、「ピンクに染めて何かが吹っ切れたというか、好きなようにおしゃれしたい、と思えるようになりました」と。さらに、将来の夢としてフラワーアレンジメントなどの仕事をしてみたいと、2年前には考えることが難しかった進路の話もしてくれた。最後には「世の中には、山ほど偏見が溢れています。みなさんがいろいろなことに対して、悩んだり、考えたりして出した結論に否定をしてくる人が出てくると思います。というか、絶対にいます。でも、その結論、考えにあなたの意思があるなら大丈夫です。絶対負けません。みなさんのこれからの人生を応援しています」と出演者たちに力強いメッセージを送ってくれた。

玉木幸則のコレだけ言わせて

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「ギャップがあることを想像しないといけない」

バリバラを続けていく上で、前に出てくれたひとがどうなったのか? それを知らせることは重要やと思う。だから、今回ことなさんが手紙で、前向きになってることを伝えてくれたことはなにより嬉しかった。それともう一点、りゅうせいさんが「わかりません」と言うからといって、「何も決められない、分かってない」と周りがすぐに考えるのは間違い。りゅうせいさんは明確に理解してる。ゲームのことはすごく理解してるやん? ただ周りの大人の言葉や空気を全部吸収すると「わかりません」で済ませてしまう。そこにギャップがあることを想像しないといけないし、なぜそうやって生きてきたのか? を想像しないといけない。