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シンデレラから考える“男らしさ・女らしさ”

放送日

4月16日(木)「バギーの部屋 第2夜 “らしさ”の迷宮」をもとにした記事です

出演者

りゅうちぇるほか

シンデレラから考える“男らしさ・女らしさ”
ゲイのドラァグクイーン・ベビーバギーが店主をつとめるスナック「バギーの部屋」第2弾。
LGBTについてよく知りたいというバギーが、さまざまな性自認・性的指向の当事者を客に迎え、“ドラァグクイーンによる光と音のショーも織り交ぜながら、それぞれのホンネを語り尽くしてゆく。「シンデレラ」に学ぶ男らしさ・女らしさとは?「脱毛」から分かるジェンダー論?どうでもよさそうで、意外と深い?セクマイ酒場談議をお楽しみに。

内容

バギーの部屋② 写真1

男らしさって、何? 女らしさって、どういうこと?

シンデレラのストーリーをもとに、社会で男女が求められる役割について、さまざまなセクシュアリティーの皆さんと考えてみましょう。題して、「シンデレラ問題」。

バギーの部屋② 写真2

■男と女、シンデレラから考える。


美しく心優しいシンデレラは義理の母とその娘にいじめられながらもけなげに毎日を過ごします。

「みんな私が悪いからだわ」。シンデレラはそう考えてちっとも嫌な顔を見せないでお母様と2人のお姉さんたちに精一杯仕えようとしました。けれど、意地悪の3人には、そのシンデレラの優しさ、素直な気立てが返って憎らしく思われるのでした。

シンデレラは魔法使いのおばあさんのおかげで綺麗な服を着せてもらい、お城の舞踏会に行くことに。そこでシンデレラは王子様にひと目惚れされ、結婚を申し込まれるのでした。賢い王子様と美しいシンデレラの結婚式が国じゅうの人の祝福のあいだに行われました。そしていつまでもしぼむことを知らぬ白と赤のバラのように2人は楽しく幸福でありました。

水谷まさる著「シンデレラ」より

バギーの部屋② 写真3

■プリンセスも変わる時代


プリンセスってどんどん変わってきてて、最近だと『アナと雪の女王』のエルサとかも、ある意味ではキャリアウーマンみたいな感じのところもある。ある種のストロングネスとか強さみたいなものを表象していくっていうのは出てきているんです。必ずしも男性を必要とするプリンセスだけではなくなってきている。(中村香住)

バギーの部屋② 写真4

『リトルマーメイド』とかも、プリンセスがプリンスを探しに行ってるじゃないですか。女性も待つだけじゃなくて自分で好きな人を探すんだ、みたいに、ちゃんとおとぎ話も歴史を、時代を読み取って進んでいってるから、あの時代はそうだったけど今は変わってきてるっていうのを割り切って見てるのがいいのかなって思うな。(りゅうちぇる)

バギーの部屋② 写真5

■「眠れる美女にキス」は性的同意がない!


明治学院大学でジェンダー論を研究している加藤秀一さんは気になる話があるそうで・・・。


『眠れる森の美女』、べつに丸ごと否定するわけじゃないんですが、眠っている女性に本人の同意も取らずにキスしてるっていうそういう問題点があって。相手がいいって言ってないのに勝手にキスなんかしちゃダメなんだよっていう、そういうのをはさみながら読んで聞かせてあげてるといいかも。昔はこれで良かったのかもしれないけどやっぱりダメだよね、みたいなことをツッコミながら、アレンジしながら伝えていくっていうんだったら全然ありかなぁと。(加藤秀一)

もうホントに、桃太郎もだいぶ変わってるからね。もう今や鬼なんかやっつけないんだから。(バギー)

バギーの部屋② 写真6

■“らしさ”は時代で変わる


「男らしい、女らしいってそういう言い方をしますよね。その裏側には必ず「らしくしろよ」っていう命令が隠されてますよね。男ならこうあるべきで、こっから外れたら責められても仕方ねえぞっていう、そういうルールみたいなものですよね。どれが男らしいかっていう判断はその時代とか社会によって変わる。生まれては消え、変わってゆきっていうふうに流れてるものだと思うから、あまりこだわらなくてもいいんじゃないかなーと思いますけどね」(加藤秀一)


「一人ひとりは違うのに一個にまとめていくところでしんどさがある。自分らしさという言葉を使ってもいいけど、そこで縛られる必要もないねん」(玉木幸則)

※この記事はバリバラ 2020 年4月16日放送「バギーの部屋 第2夜 “らしさ”の迷宮」に関連して作成しました。情報は放送時点でのものです。