これまでの放送

アナタならどうする? 障害者と一緒に働く上での悩み

放送日

1月14日(日)夜7:00

再放送1月19日(金)0:00(木曜深夜)

出演者

横澤夏子ほか

アナタならどうする? 障害者と一緒に働く上での悩み
番組レギュラーがスタジオを飛び出し、東京で開かれた就労支援フォーラムの会場へ!「うつ病の部下のミスを注意したところ、『やめます』と言って来なくなった。あなたならどうする?」など、障害者と一緒に働く上での悩みや困りごとの実例をもとに、会場にいる企業の人事担当者、福祉関係者ら1500人を対象にアンケート。その結果を紹介しながら、専門家を交えて、障害者も健常者も互いに働きやすい環境について考える。

内容

出演者

  • 横澤夏子さん  (タレント)
  • 箕輪優子さん  (大手電機メーカーで知的障害者の就労を担当)
  • 久保修一さん  (障害者の労働組合 書記長)

【ケース1/知的障害】食堂で仕事がしたい

アナタならどうする? 障害者と一緒に働く上での悩み写真1

知的障害があり人と話すのが苦手なスズキさん。高齢者の介護施設で掃除を担当しているが、その仕事ぶりは丁寧で、定評がある。そんなある日、上司であるアナタのもとへ、彼が突然、「食堂で仕事がしたい」というメモを持ってきた。人とのコミュニケーションが上手くできないスズキさんに食堂の仕事を任せるのは難しそうだ。こんなとき、アナタなら、どうする?

会場へのアンケートの結果、「訓練を試みる」が最も多く、71%。「希望を受け入れる」が12%、「清掃を続けてもらう」はわずか3%という興味深い結果に。

その後、実際にこの悩みを寄せてくれた会社の社長が登場。「本人の希望を叶えたいが、話をしてくれないので、どうステップアップしていくか悩んでいる」と語った。企業で知的障害者の就労に携わってきた箕輪優子さんのアドバイスは、「苦手な会話を強みにできる仕事もあるので、雇用側が最初から無理と決めつけないことが大切」。

【ケース2/身体障害】介助者が見つからない

アナタならどうする? 障害者と一緒に働く上での悩み写真2

就職のため地方からでてきて営業職に配属された車いすユーザーのオカモトさん。介助者がいないと外回りに行けないが、上手く見つけられない。そこで、介助者を会社で手配してもらえないか、上司であるアナタが相談を受けた。総務課にかけあったものの、“過重な負担”になるとの理由で無理、とのこと。こんなとき、アナタならどうする?

アンケートの集計の結果、「本人が手配」は6%、「部署内で介助する」が7%、「会社で手配する」が31%、「その他」が56%となった。

「営業を希望した時点で自己責任」という意見もあったが、障害者の労働組合で書記長を務める久保修一さんによると、「障害者雇用促進法で企業側の合理的配慮は義務。当然、会社側が手配すべき」との意見。「“過重な負担”を理由に手配しなければ、違法」ぐらいの認識でいた方がいいそうだ。

【ケース3/発達障害】“都合のいい方”って?

アナタならどうする? 障害者と一緒に働く上での悩み写真3

発達障害のある山本さんは、曖昧な表現が苦手。ある日、外で仕事の待ち合わせをする際、上司は「明日午前9時までに現地に来てください」と伝えた。山本さんに「電車とバス、どっちで行けばいいですか?」と聞かれ、「都合のいい方でよいですよ」と言ったところ、山本さんは悩んでしまい、結局、仕事の現場に来ることができなかった。アナタが上司なら、どう伝えれば良かった?

アンケートの結果は、「交通手段を決めて伝える」が圧倒的に多かった。久保さんによると、「9時までに」という表現も曖昧でNGとのこと。

「8時50分」など時間も指定したほうがよい。「9時まで」というと、7時に来てしまう場合もあるし、8時59分なのか9時なのかで一晩悩んでしまう場合もあるからだ。

精神障害のある人の模擬面接

アナタならどうする? 障害者と一緒に働く上での悩み写真4

2018年4月より障害者の法的雇用率が2.0%から2.2%に引き上げられる。また、精神障害者の雇用も義務化される。統合失調症のある求職希望者と企業の人事担当者による模擬面接では、ポジティブな面だけでなく、お互いにネガティブな情報も伝えておくことで、就職後、想定できるトラブルに備えることができるという専門家からのアドバイスも。

【ケース4/精神障害】辞めます!と言って来なくなる

アナタならどうする? 障害者と一緒に働く上での悩み写真5

10年前、うつ病と診断された高橋さん。仕事にも慣れ、正社員を目指すため勤務時間を延長したが、その直後に上司からミスを指摘された。すると突然「辞めます」と言って会社に来なくなってしまった。その3日後に出社してきたが、再びミスを指摘すると「辞めます」と言って帰ってしまう。仕事で追いつめられるとすぐに「辞めます」といって来なくなる高橋さん。アナタが上司だったら、どうする?

アンケートの結果は、「会社に来るように説得」が8%、「休みをとってもらう」が17%、「退職」が3%、「その他」が72%。

会場の専門家たちも「その他」を選んだ。「医療の専門家に本人が働ける状態かどうかを相談した上で、対応を話し合う」「退職を前提とするのではないが、退職願をあえて出してもらって、辞めたい理由を書いてもらうことで、問題解決に向けた話し合いのきっかけができる」といった具体的なアドバイスも。