これまでの放送

【生放送】LGBT温泉旅② ~日本一の温泉街でLGBTを考えてみる~

放送日

4月8日(日)夜7:00

再放送4月13日(金)0:00(木曜深夜)

出演者

はるな愛ほか

【生放送】LGBT温泉旅② ~日本一の温泉街でLGBTを考えてみる~
去年12月に放送した「LGBT温泉旅」の第2弾!男湯・女湯に分けられる温泉は、トランスジェンダーやゲイなどLGBTにとって大きなバリアとなることも。そこで番組では、日本一の源泉数を誇る別府温泉で、温泉施設のLGBT対応を突撃検証!さらに地域の人たちと、問題解決のアイデアを話し合う。当事者、地域の人、視聴者のみんなで、誰もが心から楽しめる温泉のあり方を考える。

内容

出演者

  • はるな愛さん    (タレント/トランスジェンダー)
  • ベビー・バギーさん (ドラァグクイーン/ゲイ)
  • 三橋順子さん    (性社会・文化史研究者/トランスジェンダー)
  • 万次郎さん     (お笑い芸人/トランスジェンダー)

別府で大調査!万次郎は男湯に入れる!?

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番組でおなじみのバギーちゃんと万次郎がやってきたのは、大分・別府温泉。案内人の温泉マニア、河口敬一郎さんは、「ここに来たのは正解!」と太鼓判を押す。車いすで楽に入れるバリアフリーな温泉、学生の半数が留学生というグローバルな大学。更に温泉関係者向けにLGBTのセミナーが開かれるなど、別府は多様性が根づいたダイバーシティーなのだ!「体は女、心は男」の万次郎、これまであきらめてきた男湯に堂々と入れるのか!?

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まず一行が訪ねたのは、立ち寄り入浴ができる温泉旅館。玄関にLGBTのシンボルであるレインボーマークが貼られているのを発見し、期待がふくらむ。早速、受付で交渉開始!「男として生きているけど、体は女のまま。男湯に入ることは可能か?」と尋ねる万次郎。しかし、他の入浴客の混乱を避けるため、男湯を案内するのは難しいと丁重に断られた。

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気を取り直して、別の温泉旅館へと向かう。緊張気味に、男湯に入りたいという希望を女将さんに伝えると・・・「いいと思いますけど」とあっさりOKが!念のため万次郎の体を女将さんにチェックしてもらうと、さすがに一瞬戸惑った様子。「でも、男湯にぽーんと入りたいんでしょ?そっちの方がいいですよ、精神的に」と、女将さん。

いざ、男湯へ!

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気っぷの良い女将さんの言葉に背中をおされ、3人そろっていざ男湯へ!前回は結果的に「貸し切り湯」での実験だったため、今回は「正真正銘の男湯だ!」と大喜びの万次郎。一方、河口さんは戸惑いを隠せず「いざ入るとなると、ちょっとね」と本音がポロリ。ただ、別府のお湯が緊張をほぐしてくれたのか、次第に慣れてきた様子。前回のLGBT温泉旅でも出てきたキーワード「慣れ」が、今回も重要なのかもしれない。

地元密着の共同温泉では?

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最後に向かったのは、地元の人に愛される共同温泉。しかしここで一行は厳しい現実に直面することに!番頭さんに事情を説明するも、万次郎が男性だということはなかなか理解してもらえず、男湯に入ることは出来なかった。別の共同温泉でも、困惑気味の番頭さん。当事者を目の前に、何とかしてあげたいものの対応が分からず考え込んでしまった…その様子がリアルだったとバギーちゃん。

共同浴場の場合、「公衆浴場法」で“更衣室と浴室は男女に区分する”と決められているため、それが壁になっていると語るのは、自身もトランスジェンダーで、性社会・文化史研究者の三橋順子さん。ただし、男女の定義が明確でないため、グレーゾーンで悩む人が出てくるのだという。ここにも、クリアすべき課題が隠れていそうだ。

「LGBTと温泉問題」視聴者はどう思っている!?

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ここで、生放送ならではの企画。視聴者のみなさんにアンケート!
①トランスジェンダーの方に質問。自身が希望するお湯に入れていますか?
「はい」が56%、「いいえ」が44%という意外な結果に。
②トランスジェンダー以外の人に質問。トランスジェンダーの人が温泉に入ってきたら?
「気にしない」29%、「気になるけど黙っている」56%、「一緒に入りたくない」15%という結果。ゲストのはるな愛さんも、大浴場では周りを気にしてコソコソ入ることが多いそう。本来リラックスできるはずの温泉が、互いに気を遣うところになってしまっている現状が見えてきた。

結成!LGBT温泉検討委員会

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では、どうすれば、誰もが気持ちよく温泉を利用することができるのか? バリバラでは、旅館の女将さんや、行政マン、留学生などに集まってもらい、「LGBT温泉検討委員会」を結成! 具体的なアイデアを出し合う。「心の性が分かるカードを作り番台で見せる」「LGBTが入れる温泉マップを作成する」という案の他に、「入浴客は全員、湯あみ着を着用する」という、入浴方法そのものを見直す大胆なアイデアも! この方法であれば、LGBTだけでなく、乳がんの手術をした人なども気兼ねなく入れそうだ。

LGBT温泉旅2写真4

白熱した議論の終盤に、なんと別府で「LGBT温泉」のイベントを開催することが決定! LGBTの人もそうでない人も、みんなで温泉に入りながら、誰もが楽しめる温泉のあり方を考えていく。 生放送中に寄せられたTwitterには「今日の企画を通して、LGBTの人は学校の修学旅行やプールの時も似たような苦労をするんだろうなと今初めて思い至った」という意見も。 LGBT温泉イベントも、何かに気づくきっかけになるかもしれない。

玉木幸則のコレだけ言わせて

玉木幸則のコレだけ言わせて

「“とりあえずやってみる”って、とても大事」

今日はVTRであった、あの会議は大事やったと思う。(ベビー・)バギーさんの言ってたことで“理解を待っていたら進まないから、とりあえずやってみる”という考え方って実はとても大事。ほんまに、いつまで待ってたらいいの? って話やし、あれは今日の名言やと思う。だから今回みたいに、告知してイベント化してやってみることがとても重要。これが正解!っていうことがない問題やけど、この別府での試みが前例となって、これからいろんな場所での取り組みに生かされるはず。あと、「どんな温泉施設なのか」をマップに落とし込むアイデア、会議でも出てたけど、そういう情報は大切やと思う。今日はおもしろかったな。