これまでの放送

知的障害者の子育て

放送日

5月6日(日)夜7:00

再放送5月11日(金)0:00(木曜深夜)

出演者

IVANほか

知的障害者の子育て
知的障害のある新婚カップルの子育てに密着!夫婦ラブラブで子どもへの愛情もたっぷりの二人だが、初めての子育てはわからないことだらけ。オムツ換えのタイミング、離乳食のやわらかさ加減、保育園の入園手続きなど・・・。家計の管理も大変だ。それでも自分たちで工夫し、周囲にサポートを求めることで乗り切ってきた。そんな中、夫婦ゲンカが勃発!障害特性ゆえ、ささいな行き違いが離婚の危機を招くことも。果たしてどうなる?

内容

出演者

  • IVANさん     (モデル・タレント)
  • 原 司さん      (知的障害)
  • 原 ひかるさん    (知的障害)
  • 阿藤誠介さん     (就業・生活支援センター長)
  • 大滝友康さん(仮名) (知的障害)
  • 大滝美恵さん(仮名) (知的障害)
  • 佐野和明さん     (就業生活支援ワーカー)
“ふりがな”なしのサマリーはこちらから

なぜすくない?知的障害者ちてきしょうがいしゃ子育こそだ

知的障害者の子育て写真1

知的障害ちてきしょうがいがあるひとたちが子育こそだてしているはなしはなかなかきかない。2011ねん厚生労働省こうせいろうどうしょうがおこなった調査ちょうさでは、65歳未満さいみまん知的障害ちてきしょうがいのあるひとのうち、結婚けっこんしているひとはわずか5.1%。身体障害者しんたいしょうがいしゃ59.7%、精神障害者せいしんしょうがいしゃ25.4%とくらべると、かなりすくない。背景はいけいには、本人ほんにん結婚けっこんしたいとねがっていても、おおくの家族かぞく将来しょうらい心配しんぱいして賛成さんせいできない、さらに二人ふたり子育こそだてするための社会しゃかい周囲しゅうい支援しえん十分じゅうぶんでない、などのむずかしさがある。

そんななか、スタジオには、いままさに子育こそだちゅう知的障害者ちてきしょうがいしゃどうしの夫婦2組ふうふふたくみ登場とうじょう二人ふたり出会であいから、子育こそだての苦労くろう工夫くふうまで、ぶっちゃけトーク。おっとへの不満ふまんもとびだした?!

密着みっちゃく! 新婚しんこんカップル、はらさん夫婦ふうふ子育こそだて ①夫婦ふうふのコミュニケーション

知的障害者の子育て写真2

さい息子むすこそだてているはら つかささん(24)とひかるさん(25)夫婦ふうふ。2年前ねんまえ結婚けっこんしたばかりのラブラブなカップルだ。会社勤務かいしゃきんむつかささんと、育児休職中いくじきゅうしょくちゅうのひかるさん、2人ふたりちからわせて子育こそだてに奮闘ふんとうしている。ともに両親りょうしん離婚りこんしているため、どもができたときは「たよれるおやもいーひんし、経済的けいざいてきにも精神的せいしんてきにも心配しんぱいやった」と、ひかるさんはう。そんな2人ふたりを7年前ねんまえからささえているのが、支援員しえんいん阿藤誠介あとうせいすけさんだ。

知的障害者の子育て写真3

かれらの苦手にがてなことをまえて、夫婦ふうふ様々さまざま相談そうだんにのってきた阿藤あとうさん。じつはひかるさん、感情的かんじょうてきになると、後先あとさきかんがえず、すべてをげだしてしまうことがある。一方いっぽうつかささんは、自分じぶん気持きもちを言葉ことばにすることが苦手にがてなため、相手あいておこりだすと、だまってしまう。そのため、ちいさな出来事できごとおおきくすれちがってしまい、あるときは離婚騒動りこんそうどうにも。

そんなとき阿藤あとうさんは、それぞれの気持きもちをていねいにきだし、そのうえで、たがいに自分じぶん言葉ことば気持きもちをつたえあうもうけるようにしている。あいだはいって支援しえんしてくれるひとがいれば、ちゃんとおたがいにかりあえるのだ。

知的障害者の子育て写真4

ゲストのIVANアイヴァンは「どこにでもいるわか夫婦ふうふみたい。どこが障害しょうがいなの?」と質問しつもん阿藤あとうさんは「一見いっけんなんでもできるようにえるが、相手あいて気持きもちを想像そうぞうしたり、さき見通みとおすのが苦手にがてなど、本当ほんとうむずかしいことがいろいろある。しかし、周囲しゅういづいてもらえない。社会しゃかいが、本人ほんにんにわかるようにさまざまな場面ばめん情報提供じょうほうていきょうして、かれらが、自分じぶん意思決定いしけっていできる環境かんきょうととのえる支援しえん必要ひつよう」と言う。

知的障害者の子育て写真5

スタジオには、もう1組ひとくみ大滝おおたきさん夫婦ふうふ仮名かめい)と、支援員しえんいん佐野和明さのかずあきさんが。やはりはらさん夫婦ふうふ同様どうよう夫婦ふうふゲンカになることがよくあるそう。「できるだけ自分じぶんたちで解決かいけつしたい」という大滝おおたきさんだが、どうしても解決かいけつできないときは、ママともはなしいてもらって、気持きもちをかせているという。

密着みっちゃく! 新婚しんこんカップル、はらさん夫婦ふうふ子育こそだて ②苦手にがてをカバーする子育こそだての工夫くふう

知的障害者の子育て写真6

ひかるさんは、なにかに興味きょうみをひかれると、つぎにやることをわすれてしまうことがある。そのため、わすれがちなオムツ交換こうかんはミルクのあとかならずするなど、子育こそだてでも、様々さまざま工夫くふうをしている。いま一番苦労いちばんくろうしているのは、成長せいちょうにあわせて次々つぎつぎとメニューをえなければならない離乳食作りにゅうしょくづり。文章ぶんしょうのニュアンスをみとるのが苦手にがてで、レシピの文章ぶんしょうだけでは、“ペーストじょう”“やわらかく”などの加減かげんがむずかしいからだ。

そんなときたよりになるのは、保健師ほけんしさん。いえ訪問ほうもんして具体的ぐたいてきにやわらかさ加減かげんおしえてくれる。

知的障害者の子育て写真7

そして、この4がつからひかるさんの職場復帰しょくばふっきにともない、どもが保育園ほいくえんかようことになった。説明会せつめいかいき、資料しりょうみ、入園準備にゅうえんじゅんびにいどむ夫婦ふうふ2人ふたり確認かくにんし「これで完璧かんぺき!」と阿藤あとうさんに確認かくにんもとめると、けていることがチラホラ。じつは、入園説明会にゅうえんせつめいかいでは内容ないよう半分以上はんぶんいじょうわからないままかえってきてしまったそうだ。資料しりょうにルビがふってある、提出ていしゅつする書類しょるい記入例きにゅうれい見本みほんがもらえる…そんな配慮はいりょがあれば、とはらさん夫婦ふうふかんじている。

知的障害者ちてきしょうがいしゃ子育こそだてがあたりまえな社会しゃかい

知的障害者の子育て写真8

最後さいごに、大滝おおたきさん夫婦ふうふに、今後子育こんごこそだてで心配しんぱいなことを聞いてみた。「どもたちがおおきくなったら、自分じぶんたちの障害しょうがいをどうつたえたらいいのか。おや障害しょうがい原因げんいんでいじめられたりしないか、心配しんぱい」というこえたいし、「愛情あいじょういっぱいにそだててさえいれば、どもが一番いちばん味方みかたになってくれる。うちもそうだったから」とIVANアイヴァン玉木たまきも「自信じしんもってきてたら、どもはわかってくれる。支援者しえんしゃ一緒いっしょ障害しょうがいつたえる予行練習よこうえんしゅうをしておくといいかも」とアドバイス。

そして「知的障害ちてきしょうがいがあるから、重度障害者じゅうどしょうがいしゃだから、結婚けっこん子育こそだては無理むりというのはただの偏見へんけん結婚けっこんもできるし、どもも、みんなでそだてていけばいい」と確認かくにんった。

玉木幸則のコレだけ言わせて

玉木幸則のコレだけ言わせて

「助けてって言える状況のつみ重ねが大事」

まず「知的障害ちてきしょうがいがあるから無理むり」、みたいなかんがえはなくしていかなあかん。「こんなこといたらはずかしい」とか、障害関係しょうがいかんけいなくあるとおもうけど、それがそもそもまちがい。離乳食りにゅうしょくのことでも「となりのおばちゃんにいてみよか」とか、だれかに「たすけて!」ってえる状況じょうきょう、それが社会しゃかいなかでつみかさなっていくことが大事だいじ人間関係にんげんかんけい希薄きはくになっている現状げんじょうやけど、それを改善かいぜんするには、「こんな地域ちいきのつながりはいいな」と発信はっしんつづけること。それでわっていくかもしれん。それと障害者しょうがいしゃがいうサービスって福祉ふくしサービスになるけど、それだけじゃなく食事しょくじ宅配たくはいサービスだったり、ときどきは離乳食りにゅうしょくってもいいかもしれないし。そんな工夫くふう大事だいじやな。