これまでの放送

バリバード!灼熱教室

放送日

4月29日(日)夜7:00

再放送5月4日(金)0:00(木曜深夜)

出演者

IVANほか

バリバード!灼熱教室
「障害があると、お姉ちゃんと一緒の学校に行けないの?」番組に、ある家族の訴えが届いた。そこでバリバラでは、難病、脳性まひ、知的障害など様々な障害者と健常者が一緒のクラスで勉強すると、どんな問題が起きるのか、検証してみることに。国語の音読では「読めない!」「バカにされるから嫌!」音楽では「笛が吹けない!」体育では「縄跳びとか絶対無理!」と問題が続出。果たして無事に授業を終えることができるのか!?

内容

出演者

  • IVANさん     (モデル・タレント)

  • 【生徒のみなさん】

  • 数矢雄さん    (脳性まひ)
  • 鍛冶克哉さん   (脳性まひ)
  • 八木智宏さん   (吃音)
  • 岡本容昌さん   (知的障害)
  • 藤原勝也さん   (筋ジストロフィー)
  • 辻田奈々子さん  (骨形成不全)
  • 泉本麻木子さん  (脳性まひ)
  • 近藤宏樹さん   (脳性まひ・発達障害)
  • 竹下健人さん   (俳優)
  • 生田裕二さん   (芸人)
  • 【先生】

  • にしくん     (ムコ多糖症)

障害者は“学校”選べないの?

バリバード!灼熱教室写真1

新学期が始まって1ヵ月! 今回は、「学校」をテーマにお送りする。CFC症候群の小学3年生・かんなちゃんは、お姉ちゃんと同じ小学校で、医療スタッフのサポートを受けながら通常の学級で学んでいる。しかし就学前、市の教育委員会からは、特別支援学校に行くことを強く勧められたいう。「生きていくために、小さいころから社会にもまれて育ってほしい」と考える両親は1年以上交渉を続け、ようやく通常の学級に通えるようになった。

バリバード!灼熱教室写真2

障害のある子どもの主な進学先としては ①地域の学校で、通常学級または特別支援学級に入る ②特別支援学校に通う という選択肢があり、本人や親の希望で「選べる」ことになっている。しかし、かんなちゃんの場合、こうした選択肢が提示されず、地域の学校の受け入れ態勢が万全でないことや、医療スタッフの確保が難しいことなどを理由に、最初から、特別支援学校に行くよう勧められた。このようなケースは決して少なくないという。

検証! 障害者、健常者、みんな一緒に授業を受けたら…?

バリバード!灼熱教室写真3

そこで、実際に障害者と健常者が一つのクラスで勉強したら、どんな問題が見えてくるか、バリバラ流に検証してみることに!集まってくれたのは、難病、脳性まひ、知的障害など様々な障害のある大人8名と、健常者7名。先生は、身長108センチの「にしくん」だ。1時間目は国語。開始早々、教科書が出せない・めくれないというトラブルが発生! そこで、授業が受けやすくなるよう、配席を見直すことに。呼吸器ユーザーは電源の近くに移動、机は円形に並べることに。

1時間目 【国語】詩の音読

バリバード!灼熱教室写真4

授業を受けやすい体制が整ったところで、詩の音読をやってみる。脳性まひの泉本さんは「1ページは無理!2行ならできそう」。言語障害をバカにされた経験があるため「読みたくない」と言う数矢さんに対し、「読まない、って選択肢だけは作りたくない」と、にしくん先生。ではどうすれば読みやすくなるのか?「言語障害があるから、笑わないでおきましょうって空気を作られるのは嫌」「自分のことをわかってもらった上で読むならいい」「でも障害者だけ、みんなの前で言うのはしんどい」――そこで、全員が苦手なことを話し、皆が読みやすい空気をつくることにした。これには、普段から滑舌が悪いことを気にしていた芸人の生田裕二さんも「僕も助けてもらう感じ。ありがたい!」と、ホッとした様子。

2時間目 【音楽】笛の演奏

バリバード!灼熱教室写真5

音楽は、笛の演奏。「笛もてません」「1音しかふけません」と言う障害者たち。健常者のサポートで、なんとか「エーデルワイス」が吹けた!しかし、健常者からは「サポート役に回ることで授業に参加できないのは、やっぱり負担に感じるかも」という本音がポロリ。障害者側も「友達にはなるべく負担をかけたくない」と言う。友達に手伝ってもらうのか?別に介助者が必要なのか? クラスの宿題となった。

3時間目 【体育】大縄飛び

バリバード!灼熱教室写真6

最後の授業「体育」では、大縄跳びに挑戦!車いすで飛ぶことはもちろん不可能だ。それでも全員が参加できるアイデアを話し合う生徒たち。最後は全員が達成感を共有した。かつて参加させてもらえなかった障害者からは「骨折したらあかんとかで避けられてたけど、工夫したらできるってことが分かって楽しかった」、「こういう経験、人生ですごい少ないから」という感想が。VTRを見たIVANも、「子どもの頃からこの環境だったら、考えることが当たり前になる」と、教育環境の大切さを語った。

バリバード!灼熱教室写真5

今回の授業から見えてきたのは、課題に対して“工夫”する大切さ。最初から、障害者・健常者に分けるのではなく、まずは一緒に学んでみて、そこから方法を探っていくことで可能性が見えてくるはず。これからもバリバラでは、「新しい教室のあり方」をみんなで考えていきます!

玉木幸則のコレだけ言わせて

玉木幸則のコレだけ言わせて

「一緒にいる=インクルーシブ教育じゃない」

ぼくが行ってた養護学校でもそうやったけど、それぞれに学力の差はある。だから、例えば国語の授業のときだけ学力に応じたクラスの組み替えをする、とかやってもいいと思う。ごちゃまぜやから差がより大きくなってしまう。もちろん組み替えは学力差別ではなく、その子の到達度に合わせるということ。そもそも一緒にいるということがインクルーシブ教育じゃない。そこがややこしくなってると思う。組み替えは障害のない子にも効果的やし、それぞれに応じた学習機会の提供こそがインクルーシブ教育。ぼくももう1回高校の勉強したいときあるもん。物理なんかは授業で教科書を全部やらなかったりしたこともあって。