これまでの放送

<にしくんプレゼンツ> 世界のマイノリティーツアー【前編】

放送日

9月23日(日)夜7:00

再放送9月28日(金)0:00(木曜深夜)

出演者

サヘル・ローズほか

<にしくんプレゼンツ> 世界のマイノリティーツアー【前編】
バリバラがついに世界進出!109センチの小さな旅人、にしくんがプロデューサーとして世界のマイノリティーたちを紹介。まず訪れたのは、内戦や貧困が原因で障害者が多いウガンダ。にしくんを待ち受けていたスーパーポジティブな人たちとの出会いの行方は?インドネシアのバリ島では、誰もが手話を話す不思議な村を取材。買い物や病院などの日常生活は全て手話が通じる!学校に行くと、すべての授業に手話通訳が!耳の聞こえる子どもと聞こえない子どもがともに学ぶなかで、誰もが手話を身につけていくのだ!

内容

出演者

  • サヘル・ローズさん (俳優・タレント)
  • にしくん      (ムコ多糖症)
  • 大久保健一さん   (脳性まひ)

世界のマイノリティーに密着!

世界のマイノリティーツアー【前編】 写真1

今回のゲストは、イラン出身で世界の情勢にも詳しいサヘル・ローズさん。スタジオには、タイを旅したばかりという、バリバラでおなじみの大久保健一さん(脳性まひ)も。さっそく、にしくんが今回の旅を紹介。果たしてどんな人たちに出会ったのか。

圧倒的ポジティブ アフリカ・ウガンダ編

世界のマイノリティーツアー【前編】 写真2

にしくんが向かったのは、日本から1万キロ離れたアフリカのウガンダ。なんとにしくん、海外へ行くのはこれが初めて。まず向かったのは、首都カンパラ。市場でバナナを食べつつ大通りに出ると、そこにはたくさんの障害者たちの姿が! ウガンダは、人口の16%が障害のある人で、その数はおよそ500万人。彼らは町のいたるところで商売をしている。サンダル売りの男性に声をかけてみると「政府の助けなんてない、だから自分で稼ぐしかないんだ」と話す。

世界のマイノリティーツアー【前編】 写真3

障害者の多くは、1970年代から勃発した紛争や内戦によって負傷したり、衛生面の悪化からポリオなどの病気になり後遺症が残った人たちだ。にしくんが出会ったモーゼスさんも、ポリオにかかり下半身が動かない。今は街角で物乞いをしながら、カンパラから7キロほど離れた集落で仲間たちと暮らしている。モーゼスさんに紹介してもらった仲間のひとり、アントニー・アニブさん(53)は、手先がハサミのように大きく裂けている。ゲリラに手を切られたが、使いやすいようにと医師が切り裂いてくれたのだという。今では、その裂けた手で器用にトランプをさばき、仲間たちとゲームを楽しんでいる。彼は、「ゲリラに対して恨みはない。起きてしまったことを悔やんでも仕方ないからね」と話す。

世界のマイノリティーツアー【前編】 写真4

子育て真っ最中の女性は、足が動かないため腕を使って移動する。彼女も「幸せよ。歩くための腕は残っているし、くよくよする理由なんてない」と力強く話す。色々な話を聞くうちに、すっかり打ち解けたにしくん。最後は、みんなで歌い踊った。障害があっても、めいめいの踊り方で自由に音楽を楽しむ姿をみて、「なんかすごくいいな!」と、にしくんも心に響くものがあったよう。

世界のマイノリティーツアー【前編】 写真5

スタジオでは、日本とウガンダの違いが話題に。東京で暮らすにしくん、タクシーがほとんど止まってくれないなど、「関わりたくない」というあからさまな空気を感じることも少なくないという。ウガンダは、過酷な環境の中にも、人々が協力し合う雰囲気があり、「コミュニティーが生きている感じがした」と旅の感想を語った。

ジャングルの奥の秘境へ! バリ島編

世界のマイノリティーツアー【前編】 写真6

続いて向かったのは、インドネシアのバリ島。世界でも珍しい神秘の村が、ジャングルの奥にあるという。村の伝統舞踊チームのリーダー格であるスダルマさんは耳が聞こえない。彼に村を案内してもらうと…市場や病院、至る所で手話での会話が行われている。スダルマさんの家族も7人全員がろう者で、日常的に手話を使っている。実は、このブンカラという村は、人口3,000人のうち44人が耳の聞こえない人たち。インドネシアで1番ろう者の比率が高い村なのだ。この村の手話は、およそ150年前に村人によって作られ、今では、村人の9割が手話を話せるそうだ。

世界のマイノリティーツアー【前編】 写真7

スダルマさんの三女ナディさんに小学校を案内してもらった。聞こえない子も聞こえる子も、すべての授業を手話通訳のいる教室で一緒に学ぶ。全校児童78人のうち、聞こえない児童は3人。そのうちの一人、ルスタリさんは、「みんな手話ができるので学校が好き。進学もしたい」と話す。同級生も「耳の聞こえない子と友達になるために手話を勉強した」「とても楽しい」と、日々の学校生活、友人とのつきあいの中で、自然に手話を身に着けている。

街角では、仕事帰りの大人たちが酒盛り。聞こえる人も聞こえない人も混ざり合い、興に乗ってくるとリズムをとりながら一緒に歌い踊る。この村では、耳が聞こえる人も聞こえない人も、ともに支え合って暮らしていた。

世界のマイノリティーツアー【前編】 写真8

VTRを見た玉木さん、「(みんなが手話などのコミュニケーションツールを持つというのは)あの村だからできることではなくて、世界中どこでもできるはず。手話などのコミュニケーション手段を障害者のための特別なことではなくて、(聞こえる人聞こえない人が)お互いスムーズにコミュニケーションをとるための合理的配慮として考えることが大切」と指摘した。
まだまだ続く世界シリーズ。次週は、ウガンダの旅後編と世界最古のトランスジェンダー集団がいるというインド。お楽しみに。

玉木幸則のコレだけ言わせて

玉木幸則のコレだけ言わせて

「特別支援学級がなくても一緒に学べる」

「先進国か発展途上国か」という切り口だけでは障害のある人の生活が良いか悪いかは判断できないことがよく分かったと思う。振り返って、今の日本の制度やサービスが、ほんとうに障害者のために作られているか?と考えると疑問がある。身近で困っている人に気づけるかどうか。困っているならどうにかしようと考える人がいるかどうか。そこが肝。誰もが手話を使うバリの村には、教室に先生が2人いたけど、特別支援学級がなくても、環境を整えれば一緒に学べると証明されてるやん? これからのインクルーシブ教育を考えると、例えば先生が5人おってもいいわけ。聴覚障害担当や視覚障害担当の先生がいれば、みんなで一緒に学べるはず。