これまでの放送

バリバラ進路相談室

放送日

10月28日(日)夜7:00

再放送11月2日(金)0:00(木曜深夜)

出演者

ジミー大西ほか

バリバラ進路相談室
秋は、進路を決めるのに大きな岐路となる季節。そこで、バリバラでは、障害や病気があって進路に悩む10代・20代のお悩み相談室を開催!発達障害のある不登校の中学生、感覚過敏のためできないことが多く将来の夢をいだけないという高校生、子どもを支える仕事がしたいが自信を持てない聴覚障害の大学生――彼女たちの直面している悩みに対し、さまざまな道で活躍する大人たちが文殊の知恵を出し合い、一緒に考えていく。

内容

出演者

  • ジミー大西さん (タレント・絵描き)
  • きよらさん   (中学2年生)
  • ことなさん   (高校1年生)
  • ゆうこさん   (大学4年生)
  • 桂福点さん   (全盲・落語家)
  • 笹森理絵さん  (発達障害のある精神保健福祉士)

バリバラ流「進路相談室」を開催!

バリバラ進路相談室 写真1

スタジオに集まった10代・20代の3人は、それぞれ進路についての悩みを抱えているという。相談にのるのは、ゲストのジミー大西さん、発達障害の当事者であり精神保健福祉士の笹森理絵さん、全盲の落語家・桂福点さん、相談支援専門員でもある玉木さんの4名。

きよらさんの悩み

バリバラ進路相談室 写真2

1人目の相談者は、中学2年生のきよらさん。発達障害があり、友達とうまくいかないことが続き、今は特別支援学級に在籍している。そんな彼女、夏休み明けから不登校に。その原因は、時間割の半分弱を、きよらさんの苦手な「作業」が占めているほか、小学校の復習が中心の学科の授業に、不安が大きくなったから。きよらさんの将来の夢は、「司書」になること。だから、「もっと勉強したいのに、それがかなわない環境がもどかしい」というのが悩みだ。

バリバラ進路相談室 写真3

この悩みを聞いた玉木さんは、「やりたいことを具体的に手紙に書いて、先生たちと話し合ってみては?」とアドバイス。周囲も彼女の気持ちに寄り添って、「難しいからやらない」ではなく「難しいことをどうすれば実現できるか?」を一緒に考えていくことが大切だと指摘した。また笹森さんは、自分の息子も通っている定時制高校という選択肢もお勧めだと提案。福点さんは、きよらさんと似た境遇で、図書館に勤める知人がいることを伝え、彼女を勇気づけた。

ことなさんの悩み

バリバラ進路相談室 写真4

2人目の相談者は、高校1年生のことなさん。「私にできることってありますか?」と、自分に自信がないことが悩みだと明かした。その理由は、激しい視覚過敏や脊髄の病気でとても疲れやすいこと、聴覚障害で外に出かけるのも簡単でないこともあり、困難なことが多すぎて、夢がかなうとはとても思えなくなってしまったから。進路を考えると不安がいっぱいだという。

バリバラ進路相談室 写真5

そんな彼女に笹森さんは、「過敏だから楽しめることもたくさんある。音も色も、自分にとって心地よいものを見つけられれば、いろんなことができる」とアドバイス。福点さんも「静かで暗いところで働ける仕事を探そう!」とユニークなアイデアを提示。ただ、「集中しすぎるとつかれてしまうので、自分のペースを保てるといい」と玉木さんが補足した。ジミー大西さんは、「自分の好きな時間に活動できる、アーティストに向いていると思う」と、彼女の可能性を見据えて背中を押した。

ゆうこさんの悩み

バリバラ進路相談室 写真6

最後の相談者は、大学4年生のゆうこさん。生まれつきほとんど耳が聞こえず、人工内耳を埋め込んでいる。静かな場所なら何とか聞こえるが、騒がしいところでは難しい。手話や口語、時にはボードを使って聞こえないことをカバーしながら、聞こえづらさのある子どもたちの家庭教師のアルバイトもしている。そんな彼女には、「児童養護施設の職員になる」という夢がある。耳のことで友達とコミュニケーションがとれず、孤独を感じた自身の経験から、「しんどい思いをしている子たちの気持ちに寄り添えるプロになりたい」と思うようになったから。

しかし最近、児童養護施設の実習で、イライラしている子どもが発した言葉が聞き取れず、ますます怒らせることになってしまった、という出来事をきっかけに、すっかり自信をなくしているという。ゆうこさんは、「肝心なときに気持ちを聞き取れないなら、子どもにとって負担になってしまうのでは」と、悩んでいる。

バリバラ進路相談室 写真7

そんな彼女に、発達障害をカミングアウトしながら社会福祉士、精神保健福祉士として働く笹森さんは、「業界が欲しい人材! あきらめないで頑張って、ぜひ働いてほしい」と応援。「聞こえないからこそ、言葉にとらわれず、表情や雰囲気で子どもの気持ちを感じ取れる部分があるはず」と、彼女の強みを打ち出した。音楽療法士の顔ももつ全盲の福点さんは、グループワークを行う際、自分には見えない患者さんの様子をフィードバックしてくれる信頼のおける看護師と、チームで取り組んでいるそう。

できないことは周囲にカバーしてもらいながら、ひとりで抱え込まずに働ける職場を見つけることが大切だとアドバイスした。

バリバラ進路相談室 写真8

玉木さんやレギュラーの真希さん、瞳さんも、自身の職場での経験を話し、彼女を勇気づけた。ゆうこさんは「ひとりじゃないよって言ってもらった気がして」と、思わず涙。「自分が変わらなければと思っていた部分もあったが、これからは周囲の力も借りて、できることを増やしていきたい」と笑顔で語った。

3人の悩みに、いろいろな角度から答えていった今回のバリバラ。これからも、悩める10代・20代たちを応援していく!

玉木幸則のコレだけ言わせて

玉木幸則のコレだけ言わせて

「本人の意見を聞きながら個別の計画を」

きよらさんの場合は、ちゃんと目標があって勉強がしたいという強い思いがある。学校も、ひとりひとりに沿った個別の計画をしっかり立てることがとても大切。生徒本人を中心に据えた上で、担任だけではなく管理職など複数の先生を入れて、じっくり話し合えるといい。先生たちも毎日すごく忙しくて大変だと思うけど、さまざまな意見を聞きながら計画を作っていくことで、みんなでこの先の目標を共有できるし、先生たちも孤立せずに子どもたちと向き合っていくことができるんじゃないかな。 今回出演してくれた3人とも、本音でしゃべれる状況があれば、しっかり意思を伝えられる子たちやん?そういう環境を周りが作っていくのも大事やね。