ch.18

【シケセン⑨】突入!選挙の現場(後編)

シケセン
シケセン

2017年03月09日

【シケセン⑨】
突入!選挙の現場(後編)

投票合計

52

シケセン【シケセン】とは・・・

「試験に出る(?)選挙」の略称。このコーナーでは、学校のテストや入試で役に立つような知識を紹介します。解説は、NHKの選挙プロジェクト、通称「選挙プロ」の記者が担当します。

前回から見てきた、A市の市長選挙。候補者の未来よし夫さんの選挙運動も佳境を迎えています。

〈5日目〉 名前の連呼@住宅街

シケセン⑨

女子高生

あ~、うるさい。謝るくらいなら、やり方考えればいいのに。車降りて、一軒一軒ピンポンするとか。

それはダメ!選挙違反だ。 前回でもふれた公職選挙法では、有権者のお宅訪問は戸別訪問」といって禁止されている。

家の中に自由に入れるようになると、見えないところで「買収」つまりお金を渡して投票をお願いするようなことがあるかもしれない。それを防ぐためにも、戸別訪問は禁止されているんだ。イギリスなど、普通に戸別訪問が行われている国も多いんだけどね

未来よし夫

ちなみに僕は、自転車派さ。「趣味はヨガとテニス、未来よし夫をお願いしまーす!」

女子高生

意外…

では、ここでクイズ。

日本の選挙では、当選に近づく条件として、「3つのバン」が重要だと言われている。

地盤(ジバン)、看板(カンバン)、カバンのことを指すんだけど、
このうち、カバンって、どういう意味かわかる?

女子高生

私のカバンに入ってるのは、ノートとか参考書…。あっ、「公約」じゃないかな?

正解: カバンとは「お金」のこと。

ちなみに、「地盤」は支援組織・後援会、「看板」は知名度のこと。もちろん、これだけで当選できる、というわけではない。

政策、経験、人柄・・・当落を分けるポイントはいくつもあるよね。

女子高生

財布じゃなくて「カバン」に入れるって、すごい大金…

〈6日目〉 選挙運動@商店街

未来よし夫

今日は、買い物客たちと握手して回るんだ。

シケセン⑨

のぼりを立てて、商店街などを練り歩く運動を、選挙関係者の間では、「桃太郎」と呼ぶことも。。。

女子高生

握手するだけで票になったりするかなぁ?

未来よし夫

…と思うでしょう?でも、実際に選挙に出てみると、握手の効き目を実感するよ。
普段誰かと握手する機会って、日本人にはそれほど多くない。だから、握手するという体験は、結構印象に残るみたいだよ。「1票1票増やしていくイメージで握手する」って話す先輩もいたよ。

女子高生

う~ん、そんなもの?

未来よし夫

どんなに短い時間でも、ちゃんと相手の目を見て握手する。たくさんの人と握手しようとして、次の人のほうを見てる人がいるけど、これでは効果半減。選挙も、普段のコミュニケーションの延長だと思っているんだ。

〈7日目〉 最後のお願い@駅前

いよいよ明日は投票日。選挙戦はきょうが最終日。

選挙運動ができるのは、投票日の前日まで。
選挙期間の長さは、選挙の種類によって違う。

政令指定都市の市長選挙は14日間だけど、それ以外の市長選挙は、7日間。

女子高生

なんか、あっという間だった。

日本の選挙期間は、海外に比べて短いと指摘されることもある。
特に最近は、期日前投票を行う人が増える傾向にある。

有権者は上手に選挙の情報を集める必要があるとも言える。

シケセン⑨

女子高生

すごい、泣きながら演説してる人もいるよ。

未来よし夫

当選すれば市長だけど、「落選すればタダの人」なんて言われる。その落差は激しいからね。

日本の場合、選挙に立候補するためには、勤め先を辞めなければならないケースが多い。
落選したら復職・・とは、なかなかいかない。自分で会社を経営しているような人は、そういう心配はいらないかもしれないけど、サラリーマンや公務員が選挙に立候補するには、それなりの覚悟がいる。
本人は立候補したくても、家族に反対されるなんて話はよくあることだ。

政治家を目指すのに、覚悟が必要なのは当然だけど、いろいろな人が政治家を目指そうという環境をどう整えるのか、難しい問題だ。

〈投票日〉 できることは…?

投票日当日の選挙運動は、NG。選挙カーが街中を走ることもない。

未来よし夫

もちろん候補も有権者の一人として、投票に行くけどね。あとは、静かに開票結果を待つだけだ。

開票の流れ

ch.18「開票を見に行こう!」より

シケセン
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次回、「投票率18歳>19歳!理由は「住民票」?

18・19歳の投票率TOP3はすべて都市部。地方ではなぜ低いのか。その理由を解説します。

選挙運動で重要だと思うものは?

  • 演説

    33

  • 連呼

    6

  • 握手

    13

みんなの声を聞かせて!