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BS1 8月13日(日) 午後6時00分~6時44分

怪談

日本の夏の風物詩と言えば、ゾクッとすることで少しでも涼しくなろうと語られる「怪談」。「怖い話」も娯楽として楽しんでしまうのが日本人の特長だが、外国人にはその感覚がよく分からないとか。小泉八雲も著書「Kwaidan」の中で「日本の怪談にはおどろおどろしい話の中にも美しい日本の文化があり、人間にとって、かけがえのないメッセージが込められている」と記している。最近でも「学校の怪談」や「怖い都市伝説」なども続々と増え続けている。果たして日本の「怪談」はクールなのか?
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ご意見番:
荒俣 宏 さん(作家)
出演外国人:
オクサナ・バジューリキナ(ロシア)、ケリー・モトヤマ(アメリカ)
ナディラ・アンディニ(インドネシア)、ヘン・シン(中国)
オマル・イスハグ(スーダン)、ジョアン・オオルイ(ブラジル)
ニコラ・セラファン(フランス)、ジェイムズ・クラッグズ(イギリス)

◆現代の百物語、怪談会に参加!
夏になると怪談がらみのイベントが盛りだくさんの日本。そんな中、怪談を楽しむサークル発表会に外国人が参加。メンバー1人1人が持ち寄った実話怪談を語り、より怖い話し方や話の運びを皆で考える。話のほとんどが身近での出来事で、様々な種類があることに外国人は驚いていた。
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出演:ケリー・モトヤマアメリカ)/三輪チサさん 他、取材先:ひらかた怪談サークル
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[感想トーク]
人を怖がらせるようにお互いに指摘し合うのは日本らしくてクールという意見や、欧米や中国では怪談を楽しむのは子供なので、大人が怪談に真剣に取り組む姿が不思議という意見が出た。また、怪談を聞いて涼むことは、理解できると言う人と理解できないという人がいた。
◆怪談につきものの“音”を探る!
日本人にはなじみの深い怖い擬音「ヒュードロ」。街角でも日本人は皆「お化けの音」と回答。もともと歌舞伎で笛と太鼓で幽霊の登場を盛り上げるために使っていた効果音「ヒュードロ」。呪怨やリングを手がける日本で一番忙しい音効さんとともに日本人と外国人の怖い音の違いを探る。
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出演:ジョアン・オオルイ(ブラジル)/柴崎憲治さん、取材先:アルカーブス
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[感想トーク]
外国人は「ヒュードロ」などの空気感と想像力で怖さを演出する音よりも、足音やドアがきしむ音など直接的な危害を連想する音が怖いという。インドネシアでは音よりも死者に供えるジャスミンの匂いが怖い雰囲気を醸し出すと言う。「ヒュードロ」が怖いのは、日本文化が自然を畏怖している現れだという意見が出た。
◆松江を怪談の故郷に!町おこし・松江怪談ツアー
小泉八雲が愛した地・島根県松江。八雲はこの地で日本の怪談に注目し、海外に紹介する「Kwaidan」を執筆した。そんな八雲にあやかった怪談ツアーが人気。土地に伝えられている怪談をその場所で聞くことで、地域への理解と活性化を狙うツアーは、クール?
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出演:ニコラ・セラファン(フランス)/小泉凡さん、取材先:島根県物産観光館/NPO法人松江ツーリズム研究会/小泉八雲記念館/松江市観光文化課
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[感想トーク]
地域の文化を理解するために怪談を用いることはクールと言う外国人。ブラジルでは奴隷にまつわる怪談が各都市にあり、歴史を伝える役割を果たすのに日本のように活用できればいいという意見が出た。また中国では、人々が迷信深くならないよう怪談がテーマの映画やドラマは禁止されているとのこと。日本の怪談について、母の愛をテーマにしたような教訓めいた要素も入っていてクールという一方、「虐げられた女性が幽霊になるのは悲しい」といった意見も出た。