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BS1 8月20日(日) 午後6時00分~6時44分

少女漫画

近年、「アオハライド」「君に届け」など少女漫画原作の恋愛映画やドラマが大ヒット。主に少女雑誌に掲載され、女子中高生に人気の少女漫画。かつてはスポーツものや歴史物などもあったが、今は恋愛ものが中心で、胸キュンしぐさやドS男子ブームを生んだ。海外にない日本ならではのポップカルチャーは世界にどう捉えられているのか?外国人の目から見た「日本の少女漫画」を探る。
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ご意見番:
中村 伊知哉 さん(慶應義塾大学 教授)
出演外国人:
マックス・トマス(ニュージーランド)、ジェニー・ソトマヨール(ペルー)
エディ・バース(イギリス)、ミジェル・アグカウィリ(フィリピン)
ペター・ウイレンマン・ヒガシ(スウェーデン)、アンジェラ・シュナベル(アメリカ)
ジ・カイリン(中国)、ヌール・ターク(レバノン)

◆ハンティング
本屋の漫画コーナーでは、少女漫画が広いコーナーを占めていることに驚き、街頭インタビューで、女子の好きな漫画、好みの男性像やストーリーを聞いた。そして、少女漫画の歴史を調べるためにジェニーさんが訪れたのは少女まんが館。少女漫画専門の私設図書館で6万冊のコミックや雑誌を所蔵。1953年の「リボンの騎士」から始まり、70年代になると歴史ものやスポ根ものなどが登場し、一大少女漫画ブームが到来。そして90年代ごろから学園ラブストーリーが大半を締めるように。誕生から半世紀を優に超え、ますます人気が衰えない少女漫画はクール?
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出演:ジェニー・ソトマヨール(ペルー)/ペター・ウイレンマン・ヒガシ(スウェーデン)、取材先:ジュンク堂書店池袋本店/街頭インタビュー:池袋駅、渋谷駅、西葛西駅周辺/少女まんが館
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[感想トーク]
アニメを見て原作を知り、少女漫画を読んだという外国人もいて、少年向けのものとは違うことを教えてくれるという。だが、海外での漫画はほとんどが少年向けだそうだ。また最近、欧米では男女を分けて考えることをやめようとしていているので、少女だけに重点を置くのはウケないかもと言う意見も。日本の女の子が好きな登場人物のドS男子については、ファンタジーだから良いとか、日本は草食男子が多いから憧れるのだなど様々な意見が出た。
◆胸キュンしぐさはどうやって生まれるのか?
今や、少女漫画に欠かせない胸キュンしぐさ。「壁ドン」「頭ポン」「顎クイ」・・・そんな胸キュンしぐさがどうやって作られるのか、編集部を訪ねた。少女漫画では女性の気持ちはモノローグで表され、男性の気持ちは「しぐさ」で表すのだそうで、作家と編集者のミーティングに同席、胸キュンしぐさが生まれる瞬間を見せてもらった。
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出演:ミジェル・アグカウィリ(フィリピン)、取材先:街頭インタビュー:池袋駅、渋谷駅周辺/集英社 別冊マーガレット編集部
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[感想トーク]
海外にも似たようなしぐさはいっぱいあるが名前がついているのは日本らしい。外国人からすると少し陳腐なイメージを持つしぐさ。スタジオの女性陣は胸キュンするらしいが、フィリピンではこのようなしぐさを女性にすると怒られるそう。日本人は愛情表現が少ないため少女漫画のこのような表現に憧れを持っているのではないかという意見が多く出た。
◆少女漫画家を目指す外国人
少女漫画家を目指す来日5年目のアメリカ人のスィトさん。セーラームーンを見て少女漫画家になることを決意。5年前に来日して専門学校に通いながら少女漫画独特の感情表現を学んでいる。少女漫画の背景は登場人物の心もようを表現するなど、特有の感情表現に悩みながら、プロの漫画家を目指す日々に密着。
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出演:スィト・ウィーリングトンさん(アメリカ)、取材先:学校法人 滋慶学園 東京コミュニケーションアート専門学校/講談社
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[感想トーク]
日本人独特のコミュニケーションを表現するのは外国人にとっては難しいと思う意見が。少女漫画は背景がなくなっていくということに対して、キャラクターや会話に集中できる、絵を見て感じ取ることができる美しい表現だという意見が出た。