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BS1 8月27日(日) 午後6時00分~6時44分

日本人は昔から虫と親しんできた。虫の音に耳を傾け、野山を走り回って昆虫を探す。日本の夏は虫なしでは語れない!そんな日本人の虫好きは伝統工芸の世界にも。「自在置物」という虫のリアルさを追求した工芸品は日本人ならでは器用さと観察眼の賜物。さらに400年にもわたりクモを守り、愛でる習慣のある街まである。しかし多くの外国人達は虫嫌い。果たして、虫のクールは外国人に理解されるのか!?
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ご意見番:
黛 まどか さん(俳人)
出演外国人:
ライアン・ゲインズ(アメリカ)、ジャッキー・ムワンギ(ケニア)
シー・シュエ(中国)、アーロン・ドッズ(ニュージーランド)
ハファエレ・リマ(ブラジル)、アントニオ・テヘーロ・デ・パブロス(スペイン)
アウニ・アズリナ(マレーシア)、ユラ・イェフィメンコ(ロシア)

◆昆虫採集ツアー
子供達に大人気の昆虫採集ツアーにライアンさんが参加。各地から集まった虫好き親子達と共に、カブトムシやクワガタ、トンボや水生昆虫などを追いかけた。自然について学び、その知識を使って虫を捕まえる虫とりの醍醐味を初体験した。
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出演:ライアン・ゲインズ(アメリカ)、取材先:ヤマニーカワニーガイドセンター
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[感想トーク]
外国では昆虫採集や、家で飼うということはほとんどないようだ。理由は、「虫はバイ菌を持ったもの」(ケニア)や、「虫は人間の敵」(ブラジル)と思われているから。一方、日本は衛生面での不安や、自然の中で遊ぶことへの恐怖心が少ないことが、虫とり文化の違いに繋がっているのではないかという意見が出た。
◆自在置物
現在、日本に二人しかいないという「自在置物」作家のひとり、満田晴穂さんをジャッキーさんが訪問。彫金の技術で金属を切り出し、造形、全ての関節が本物の虫と同じように動く自在置物。実際の標本を観察し、虫の機能美を追求して再現していく工程を見学した。
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出演:ジャッキー・ムワンギ(ケニア)/満田晴穂さん(みつたはるお 自在置物作家)、取材先:「満田晴穂さん個展」ラディウム ー レントゲンヴェルケ
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[感想トーク]
スタジオには80個のパーツで作られ関節が50カ所もある本物の自在置物が登場。虫が苦手な外国人達も自在置物の芸術性にはクールを感じ、「虫」というモチーフを緻密に再現するアートに、虫を愛する日本の文化が現れているとの意見が出た。
◆これクールでしょ! 加治木町くも合戦
鹿児島県加治木町には、400年の歴史を持つ「くも合戦」という伝統行事がある。毎年6月に行われる大会にむけてコガネグモを捕まえ、飼育する町の人々を取材。クモの世話を熱心にする小学生達や、強いクモを育てる独自の工夫をする大人達の姿を通し、400年続くクモへの愛と情熱が明らかに。そして大会後にはクモを元の場所に帰す、クモや自然を敬う伝統行事だった。
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取材先:加治木小学校/加治木町くも合戦
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[感想トーク]
大きなクモと触れあっている加治木町の人々に外国人は驚いていた。クモがいたら必ず潰す(ニュージーランド、アメリカ)という意見が多かったものの、「クモは小さな虫を捕まえてくれるから殺さない」(ロシア)という外国人もいた。虫を敬う日本の考え方については、トンボの兜や虫の柄の着物などの例を通して一定の理解もあることがわかった。