BS1 3月25日(日) 午後6時00分~6時44分

日本人への大ギモン
なぜ日本には先輩・後輩があるの?

「先輩・後輩」という概念は世界にはあまりないという。「なぜ先輩に従わなければいけないの?」「なぜ先輩がおごらなければならないの?」など。日本では当たり前の人間関係が外国人から見ると不思議でならないという。学校だけでなく、趣味の世界や子どもの親にまである先輩・後輩の文化に外国人から非難殺到!先輩・後輩はクール?外国人の視点で探る。
--------------------------------------
ご意見番:
荒俣 宏 さん(作家)
出演外国人:
ハリオン・ハタンバータル(モンゴル)、ソン・ジュン(韓国)
ハイケ・ブロック(ドイツ)、ニコラ・セラファン(フランス)
ピーター・メーシー(アメリカ)、パトリック・ベフフマ(コンゴ民主共和国)
ナタリー・オルドニエズ(コロンビア)、ジニー・ション(オーストラリア)

◆大学生の先輩・後輩の関係
大学のゴルフ部で「先輩・後輩」の役割や、メリットデメリットを見学。後輩が朝食の配膳や練習の準備をする光景はノットクールという。当の後輩たちに聞いてみると「先輩たちもやってきたことだから」と納得している様子。
----------------------------
出演:ハイケ・ブロック(ドイツ)、取材先:大阪学院大学 ゴルフ部
----------------------------
[感想トーク]
実際に見学してきたハイケさんは、一緒にスポーツをする部活の仲間は友達のような関係のはずなのに、上下関係があるのはおかしいと感じていて、多くの外国人も同意見だった。尊敬することと尽くすことは違うという。モンゴルやアフリカでは年齢による上下関係があり、アメリカやフランスでは実力が重要視されているという。実力重視の国では、学年が低くとも強い選手がチームを率いることは普通だという。日本の学校になぜ先輩後輩があるのか聞くと、「個人よりグループを大切にして、皆どこかのグループに属しているからだ」と言う分析をされた。
◆なぜ親にまで先輩・後輩関係があるの?
少年野球チームを訪問。小学生達の練習をサポートする保護者の様子を見た。色々な雑用を先輩ママが後輩ママに教えることに驚くが、そこには先輩から後輩に情報を伝えていくシステムができあがっていた。
----------------------------
出演:ハリオン・ハタンバータル(モンゴル)、取材先:横浜市立上瀬谷小学校
----------------------------
[感想トーク]
外国人は、親がチームでの経験で先輩・後輩関係になることに驚いたという。海外では、親は公平で、チームの雑務はやりたい人がやるのだという。親に先輩後輩があるのは、「子供を優先する文化だから」という意見が出た。ただ、子供が親のふるまいをまねるので良い影響も与えるのではと、いう意見もあった。「経験による先輩・後輩関係がある日本」についてはノットクールが多かったものの「経験に基づいて先輩・後輩関係に分かれる場合ならば良い」という外国人もいた。
◆COOL JAPAN 川柳「職場の先輩・後輩」
サラリーマンの本音を取材、そして「職場の先輩・後輩」というテーマで川柳を詠んでもらった。実力や指導力の無い先輩に辟易している後輩や、生意気な後輩に困っている先輩の本音が聞こえた。一方、良い先輩、後輩の関係で、長い付き合いをしている人たちにも出会った。
----------------------------
取材先:もつやき青樹/ヒノマル食堂 新橋弐番隊
----------------------------
[感想トーク]
外国人は、会社員たちが本音を言い合う様子に好感を抱いたようだ。先輩・後輩関係は良い先輩に恵まれるかどうか、人次第だと理解したようだった。「職場に先輩・後輩」の評価は、「良い先輩ならクール」「新人に先輩が教えるという部分はクール」と部分的に肯定する外国人もいた。