BS1 1月21日(日) 午後6時00分~6時44分

メガネ

日本人とメガネは切っても切れない仲。外国人から見ても「メガネをしている人が多い」という印象を持たれ、中には「なんでかっこ悪く見えるメガネをかけるのか」など批判もチラホラ。しかし日本は「メガネ萌え」という言葉もあるほどメガネ愛が強い国。このようなギャップはどうして生まれるのか?また日常的にかけるものだからこそ細やかな工夫がされ、軽くて壊れない高品質な日本のメガネが世界で愛されている。果たして外国人は日本のメガネ文化にクールを感じるのか。
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ご意見番:
中村 伊知哉 さん(慶應義塾大学 教授)
出演外国人:
アンナ・シュラーデ(ドイツ)、ズォン・トラン(ベトナム)
オマル・イスハグ(スーダン)、ドリアン・リデル(イギリス)
ジィ・ヤン(中国)、ユーリ・クンヤ・ファウルスティヒ(ブラジル)
ジェイン・ハインドソン(オーストラリア)、ライアン・ゲインズ(アメリカ)

◆日本人のメガネ愛を調査
外国人が日本人のメガネ愛を調査。銀座や原宿で出会ったオシャレアイテムとしてメガネを活用する人の中には、10本以上のメガネを持っている人や、ダテ眼鏡を30本持っているという人も。新橋のサラリーマンの中には仕事とプライベートなどTPOによってメガネを使い分けている人も多く、全体を通して7割の人が3本以上のメガネを持っているという結果に。池袋にあるメガネ店では、アニメ作品とコラボしたメガネを販売し、海外からの客も増えているそうだ。さらに、メガネをモチーフにしたグッズを作っているデザイナーを訪問。日本ではファッションとしてメガネを愛している人が多くいることがわかった。
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出演:アンナ・シュラーデ(ドイツ)/ライアン・ゲインズ(アメリカ)、取材先:執事眼鏡 eye mirror/山田メガネ
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[感想トーク]
スタジオの外国人の多くは、日本人が年配の人でもメガネを何本か持っていることに驚いた。一方で「靴やドレスと同じように自分を演出するためのメガネを沢山持っていても変ではない」という意見も。日本人がメガネでオシャレをするのは顔に特徴がないからなのではとの指摘もあった。
◆速いメガネショップの秘密
日本には即日受け渡しをするメガネチェーン店が多くある。外国人がそんな店を訪問、実際にメガネを作って速さの秘密を探った。ひとつめの秘密は「視力検査の機械を多く導入すること」。視力検査の正確さを損なわずに検査待ち時間を短縮。次は「種類豊富なレンズの在庫」。近視度数、乱視度数などを組み合わせた800種類、6000枚のレンズを店にストックしておくことで、2~7日かかっていたレンズの調整を短縮した。さらに「全自動レンズ加工マシン」で僅か30分ほどで完成。速さの裏には、様々な工夫がなされていた。
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出演:ドリアン・リデル(イギリス)、取材先:JINS 渋谷店
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[感想トーク]
外国人達もメガネのスピード仕上げに驚いていた。ブラジルやベトナムにも1時間半など速く作ってくれるメガネ店があるものの追加料金がかかるとのこと。同じサービスが出たなら自分の国でも流行るという意見が多かったが、スーダンのオマルさんからは「きっと速すぎてちゃんと作ったと信用されない」という意見が。日本人がメガネを速く作ろうとする理由については、生活のペースの速さ、日本の技術力、サービス精神などがあげられた。
◆鴻上尚史のこれクールでしょ! メガネの生産地・鯖江
世界でも特に技術力が高いとされる日本のメガネの95%を生産している福井県、その中心地が鯖江。チタンフレームを開発したこの街で技術の秘密を探った。チタンフレームの制作は細かく、300以上の行程があり、さまざまな部品を組み合わせる職人や、つるを作る職人、ねじを作る職人などが分業で行っていた。それぞれの技術に特化した500ものメガネ製造関連会社があって、メイドインジャパンの世界に誇るメガネを作ることができるのだ。
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取材先:竹内光学工業株式会社/西村金属/株式会社長井/めがねミュージアム
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[感想トーク]
外国人達も鯖江の技術の高さに驚き、自分の国では真似ができない日本独特なものだと感じたようだ。イギリスやアメリカにもかつて町ぐるみで物作りをしている地域があったものの、工業化や経済情勢の影響で今は形が変わってしまっているとのこと。鯖江で分業制が発達した理由としては「始まりが農家の冬の副業だからこそ元々の得意分野を生かし分業体制ができていたのでは」という意見が出た。