BS1 9月9日(日) 午後6時00分~6時44分

ガード下

今、外国人観光客で賑わうスポットがある、それがガード下。有楽町をはじめとするガード下の飲食店が外国人に大人気。「レトロな雰囲気がいい」「狭いところがいい」など日本の文化を感じられる場所として注目されている。一方で、「飲み屋ばかり」「薄暗い」というガード下のイメージが最近変わりつつある。高架の耐震補強工事や連続立体交差工事、駅の改装などでイメージを変え、秋葉原―御徒町のガード下に美術館のようなギャラリーや工芸職人が作るお店などが並ぶ。駅に近い立地を利用して保育園などもできている。外国人はなぜ日本のガード下に惹かれるのか?日本のガード下の魅力を探る。
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ご意見番:
高井 典子 さん(文教大学国際学部 教授)
出演外国人:
ジョアン・オオルイ(ブラジル)、リサ・アオノ(イギリス)
イヴァン・パゾス(スペイン)、ハリオン・ハタンバータル(モンゴル)
ピーター・メーシー(アメリカ)、ジャッキー・ムワンギ(ケニア)
ソン・ジュン(韓国)、エミリー・マッケイ(オーストラリア)

◆有楽町のガード下をハンティング!!
ジョアンさんとリサさんが向かったのは、日本で最初にできた東京駅から新橋駅まで続くガード下。東京駅近くは、レストランが軒を連ねランチタイムはサラリーマンで賑わい、有楽町駅近くは、店を構えて70年のダンス洋服専門店などが立ち並ぶ。夜ともなればサラリーマンに混じり外国人観光客も食事やお酒を楽しんでいた。最近では、外国人に人気の旅行口コミサイトでもお薦めの場所になっているようだ。
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出演:ジョアン・オオルイ(ブラジル)/リサ・アオノ(イギリス)、取材先:ねぎポ/Tokyo Dance Fashion Fujiyama//ふじ/バーデン・バーデン/まんぷく食堂/新橋ガード下横丁
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[感想トーク]
有楽町のガード下に行ったジョアンさんは、日本映画の世界に入ったようだったと言い、リサさんは、イギリスでは夜、女性がガード下に行くことはないそうで、安全なことに驚いていた。また、ガード下の飲み屋さんは日本的で色々な人と交流できる温かい場所だという。回転寿司は外国にもあるがガード下は日本にしかないから、外国人観光客に体験させたいという。ガード下が繫盛しているのは、犯罪率が低いこと、駅に近いこと、サラリーマンがウィークデーから飲むからだと外国人が分析した。
◆ガード下を使った新たな街づくり
武蔵境駅のガード下は、2010年に高架にする工事が終了、新しい街作りが始まった。クリーニング店や公園、保育園などがあり、仕事への行き帰りに用事を済ませることができ便利と好評だった。特に保育園は、子供の声で近所に気を遣うこともなく、雨でも遊べ、電車の騒音や振動も部屋に届かないので、お昼寝の邪魔をされることがない。
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出演:ハリオン・ハタンバータル(モンゴル)、取材先:グローバルキッズ武蔵境園
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[感想トーク]
外国人は、騒音が全くないガード下の保育園に感銘を受けた。日本で保育園や幼稚園を作ると「うるさい」などと苦情がくることに関して、密集している東京ならではの問題だと驚いていた。また、ガード下にできた新たな職人街は、音を出しても構わないのでウィンウィンであり、文化的でオシャレだと感じていた。自分たちの国でもやったら人気がでるかもしれないという意見もあった。
◆ガード下の達人と行く関西ガード下巡り
およそ1キロの通りに90近い布の専門店が集まる「日暮里繊維街」に外国人観光客が増えている。ジニーさん(オーストラリア)とサンダーさん(ミャンマー)は、大型専門店を訪れその種類の多さにビックリ。サンダーさんの行きつけの店は、客の9割が外国人。和風の柄が人気で、ミャンマーの人は民族衣装のロンジーを作り、それを「キモノロンジー」と呼んでいるという。またミシンを用意し、問屋街で買った布を仕立てる店も繁盛、縫い方などアドバイスもしてもらえる。完成後記念写真を撮れる設備も用意され、コスプレーヤーに人気だそうだ。
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出演:イヴァン・パゾス(スペイン)/大山 顕 さん(ガード下の達人)、取材先:甘辛や/yuki/karo 馥郁焙煎工房
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[感想トーク]
関西のガード下に行ったイヴァンさんは、高架を利用して住宅にしているのがクールだという。独身男性にとっては魅力ある家だと言うことだった。駅に近く安いこと、夜は電車が走らないこと、近所付き合いがあることなどがガード下住宅の魅力としてあげられた。皆、日本に来た外国人に日本独特のガード下文化を紹介したいと言う意見だった。