BS1 10月7日(日) 午後6時00分~6時44分

修理

世界に発信する日本の技術、その中の1つが「修理」。陶磁器を直す「金継ぎ」に始まり、本や洋服など、日本の修理の技術を紹介している投稿動画が今、海外で人気。1日6000件の修理依頼に対応する日本のロードサービスも外国人を驚かせている。また、海外にはない、至れり尽くせりの修理グッズまで。今回は日本の「修理」にまつわるクールを探す。
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ご意見番:
小林 康夫 さん(青山学院大学教授)
出演外国人:
ピーター・メーシー(アメリカ) 、ヨハンナ・オーマン(スウェーデン)
クレイグ・テイラー(オーストラリア)、シー・シュエ(中国)
パトリック・ベフフマ(コンゴ)、ハイケ・ブロック(ドイツ)
ムリナル・シンハ(インド)、リア・スコット(バルバドス)

◆日本の修理事情をハンティング!
ムリナルさんとハイケさんの2人が向かったのはホームセンター。ムリナルさんお気に入りの「修理グッズ」がズラリ。フローリングの傷に壁の穴、自動車のこすり傷など、外国にはない「修理グッズ」が多いという!街中にも様々な修理店の看板を発見。ここ数年で増えたスマホの修理店に靴やバッグは、どれも即日修理がモットー。中でもハイケさんが驚いたのが24時間年中無休の修理サービス。実際に水まわりの修理屋さんの現場に密着。その速さはクール。
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出演:ムリナル・シンハ(インド)/ハイケ・ブロック(ドイツ)、取材先:ユニディ 松戸ときわ平店/iPhone修理あいさぽ 新宿本店/リアット!新宿御苑前店/カギの救急車 新宿店/株式会社 水のレスキュー
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[感想トーク]
ムリナルさんのクールは「修理グッズ」。日本には自分で直すための修理グッズが多く、見ているだけでも楽しいと感じたそうだ。また、1軒の店で様々な種類の修理グッズを売っているという国は少なく、オーストラリアにはグッズ自体あまり無いが、何でも直してくれる便利屋さんがいるという。また海外では、日本のように小さいキズを気にしないと言う。ハイケさんのクールは街の修理店。ドイツでは法律(閉店法)によって基本的に日曜は営業禁止、深夜・休日は高額になるため日本の即日修理に驚いたという。
◆外国人絶賛!日本のロードサービス
ピーターさんは1日に約6000件の依頼に対応するロードサービスの東京支部を訪問、素早く丁寧な対応を可能にしているスタッフの教育を見た。新人はまず1か月研修を受け、修理や車の基礎、礼儀や言葉遣いなどを学ぶ。その後、現場に出ると先輩が同行し、実地で教えてくれる。更に独自の階級システムがあり、級が上がると難しい修理にも携われるようになる。技術を磨き切磋琢磨していく日本のロードサービス隊員、スピーディーで丁寧な対応の秘訣に探る!
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出演:ピーター・メーシー(アメリカ)、取材先:一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)
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[感想トーク]
ピーターさんはJAFの研修プログラムが素晴らしく、先輩後輩の関係、接客術を学ぶのもクールだと言う意見。インドでは現場で技術を習得させるが先輩は同行しない、中国では経費削減のため雇うのは技術者だけで、研修時間も短いそうだ。また、研修でお辞儀や言葉遣いを学ぶことについては、ちょっとやりすぎで、お客を助けに来たのだから、お辞儀するのは客の方だという意見も有ったが、日本の「おもてなし精神」だと言う意見で納得。先輩が後輩を指導することについては、クールという意見が多く出た。
◆服に命を吹き込む「かけはぎ職人」
愛知県名古屋市にある「かけはぎ」専門店の松本孝夫さん(77歳)は、この道60年。針1本で服の穴を完璧に直す「かけはぎ」の第1人者。「かけはぎ」とは、共布の端を糸にほぐし洋服の穴に差し込んで行く技術。全国から修理の依頼がたえない彼の工房には、20代、30代の若手も多く働いている。1cmほどの穴を直す費用は5千円から…。人々の思いがつまった服を直す「かけはぎ」は、クール!?
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出演:シー・シュエ(中国)/松本 孝夫 さん(江見屋かけはぎ専門店 会長 かけはぎ職人)、取材先:江見屋かけはぎ専門店
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[感想トーク]
実際にかけはぎの技術を見たシュエさんは、洋服の穴を完璧に直せる人がいることに驚き、日本の芸術を見ている感じがしたという。他の外国人も、思い出の服が再生するのは素晴らしくマジックのようだという意見で、この技術は海外でも人気になるとうけおった。日本に「かけはぎ技術」があるのは、日本人が自分のものを常に新品同様にしていたいからだという意見も出た。