BS1 2月10日(日) 午後6時00分~6時44分

地域再生

一旦は廃れてしまった地域や、忘れ去られた地方が再生し、もう一度輝きを取り戻し始める「地域再生」。それが今、増えている。きっかけは、ふるさと納税や、団地の再生プロジェクトなど。それらが、なぜか若者にウケている。新しく建てられたものより、なぜ「再生モノ」が人気となるのか? そこにこそ、古きものの中に新しさを見る、本当のニッポンの良さが隠れているのではないか!?一度廃れたものが再生し、輝くことに対する評価は海外とどう違うのか?様々な再生ジャパンを通じ、文化の違いを探って行く。
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ご意見番:
髙井 典子 さん(文教大学 国際学部 教授)
出演外国人:
シニパー・ピンムアン(タイ)、アーロン・ドッズ(ニュージーランド)
ジャッキー・ムワンギ(ケニア)、フラビオ・パリージ(イタリア)
ヨハンナ・オーマン(スウェーデン)、ピーター・メーシー(アメリカ)
ウー・ルイ(中国)、ジョアン・オオルイ(ブラジル)

◆ニッポンの団地再生!
神奈川県二宮町にある「二宮団地」は、竣工した1966年当時は憧れの住宅だったが、年月と共に老朽化、住人の減少・高齢化が進行。だが今、若い世代に注目され始め、住人が増加し始めている。理由の一つは、住居の自由な改装と引っ越すときの現状復帰義務がないこと。住人が自分の好みでDIY。リフォーム出来る部屋は、若いカップルに人気。地域との交流の場も作り、町も生まれ変わりつつある。
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出演:ウー・ルイ(中国)/ジョアン・オオルイ(ブラジル)、取材先:神奈川県住宅供給公社
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[感想トーク]
ジョアンさんは、ブラジル人はDIY好きなので自由にリフォームができることがクールだという。また、引っ越しの時に現状復帰しなくて良いのは、空き家問題の解決になるという意見。イタリア人は持ち家に拘るので、借りている家に情熱は注ぎ込まないという。また、外国にも似たような団地があるが、治安が悪かったりするようだ。団地の中での交流については魅力的だという意見の一方、自分の家に招くのではなく共有スペースを使う事には、違和感を感じる人もいた。
◆ふるさと納税を応援する人々
アーロンさんが訪ねたのは、ふるさと納税の返礼品を提供する人口5,000人程の高知県日高村。
サイトを運営する会社のスタッフが、村人が気づいていなかった地元の魅力やその見せ方をアドバイス。しょうが農家や鍛冶屋では、返礼品が全国に広がってやりがいにつながるという意見が。
ふるさと納税で地域を元気にしようという取り組みはCOOL?
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出演:アーロン・ドッズ(ニュージーランド)、取材先:高知県日高村役場/株式会社 トラストバンク/壬生農園/大野くわ製造処/NPO法人日高わのわ会
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[感想トーク]
アーロンさんはふるさと納税が地域の人に刺激を与えていて感動したという。ふるさと納税のような制度は海外にはないが、日本でふるさと納税を行なっている外国人出演者は3人いた。日本は、町々に名産があるからできるし、その名産品を他県の人たちが知ることが出来るのもクールだという。
◆野沢温泉を救った外国人
かつてスキーブームで賑わっていた野沢温泉。しかし、最近では訪れる人が激減。地域も衰退の一途を辿っていた。そんな状況にストップをかけたのはイギリス人のピーター・ダグラスさん。野沢温泉の素朴な魅力にとりつかれ、傾きかけていたホテルを買い取り、立て直した。「ここでは昔ながらの村の人たちの生活も見ることができる」と、古き良き野沢を壊さずに観光客を呼び込むことに尽力。村を離れていた若者も帰ってきた。
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出演:ピーター・ダグラスさん
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[感想トーク]
日本の伝統で地域を活性化するアイデアが、外国人にも日本人にもとても良いと言うのが大半の意見だった。外国人観光客は、不便でも伝統的で落ち着く場所に魅力を感じるのだという。海外では収入の減少や、郷土愛の薄さなどで、再生のためにUターンして故郷に戻る人は少ないという。