よるドラ
「植物男子ベランダーSEASON2」

初回放送

2018年9月22日から放送[全12回]
毎週土曜 夜11時30分 総合

ストーリー

都会の片隅でひっそりと暮らす中年のバツイチ男、自称「ベランダー」。
彼は、自分勝手なやり方でベランダで植物を育てることを無上の喜びとしている。

「植物男子ベランダー」は花が咲いたり枯れてしまったりすることに大げさなまでに一喜一憂し、世話に翻弄される男のこっけいな姿を描くドラマ。
複雑に絡まりあう多肉植物たちの愛憎を描いた「多肉愛の劇場」などのコーナーも。

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各回のあらすじ

第1回「帰ってきた俺」
都会のベランダで自分勝手に植物を育てるバツイチの中年ベランダー(田口トモロヲ)。「全国のベランダー諸君待たせたな」などと言いながら、ブログを再開することにした。隣人田中(古舘寛治)にあおられて、男は、なじみの花屋へ。今更ながら花は太陽を向く習性があることに気付いた男は、自分の方を向いてくれる花を探そうとした。すると花屋にあの盆栽好きの先輩・茂木梅吉(松尾スズキ)がいるではないか!原作いとうせいこう

第2回「真綿色の謀略」
男(田口トモロヲ)のベランダには、春だというのに冬を越してのうのうと生きているシクラメンがいた。男はもともとその花を大して好きでもなかったし、そもそも「シクラメンのかほり」という歌がおセンチ過ぎると思っていた。ところがある冬の日、なじみの花屋で思わず真綿色のシクラメンを買ってしまったのだ。その帰り、とある公園で謎のミュージシャン(岩松了)に遭遇した。彼は男がシクラメンを手にしているのを見ると…

第3回「ノッポ」
ベランダー(田口トモロヲ)のところに以前勤めていた出版社の後輩(峯田和伸)が訪ねてきた。彼は、あることのお祝いにと花束を持ってきた。花束は数日後あっさりとしおれたが、「細くてクネクネした植物」だけが生きていた。男はその名前を知らないまま世話を始めた。やがてどうしてもそいつを名前で呼びたくなり「ノッポ」と名づけた。しばらくするとノッポに根が生え始めた。そんなある日、息子(太賀)がやってきたのだが…。

第4回 「俺のから騒ぎ」
いつぞやの宅配便の男(ペ・ジョンミョン)の花の自慢話に当てられ、ベランダー(田口トモロヲ)は、なじみの花屋へとむかった。すると金髪のアルバイトが入ったというではないか?そのアルバイトとは以前会った…!?そこに楓さん(岡本あずさ)も登場。彼女は楓さんの英語教師をしているという。なぜ英語を勉強しているのか…と思う男の目がひとつの花にとまった。デイジーがそこに可憐(れん)な花を咲かせていた。

第5回 「植物刑事の事件簿」
男(田口トモロヲ)はクチナシが気になり、なじみの花屋に行ったが、すでに、ある男によって買われてしまっていた。しばらくすると、「死者の土」からなにやら出ている。男は世話を始めた。そして時がたちついに花が咲いた。なんとそれはクチナシではないか?!一体なぜ?今までクチナシを植えたはずはないのに…とそこに刑事がふたり(吹越満、永岡佑)訪ねてきた。強盗事件の聞き込みをしているというのだが…

第6回「その男、茂木梅吉」
今回は待望のスピンオフ?!ベランダー(田口トモロヲ)の先輩で、盆栽を偏愛し、ことあるごとに「盆栽はいいよ~」と迫ってくる茂木梅吉(松尾スズキ)の家にベランダーが!ひとしきり盆栽についての講釈を聞いたりした後、ベランダーがなじみの花屋へ行こうとすると、茂木もついていく、という。花屋への道すがら、かつて会った路上派の美しい女性(中村ゆり)や例の女子高生たちに遭遇。しかしなぜ盆栽マニア茂木が花屋に?

第7回「バンマツリ1号2号」
男(田口トモロヲ)はベランダに、ニオイバンマツリの花がふたつあることに気付いた。なぜ?記憶を逆回転してみると、隣人田中(古舘寛治)にあおられてタチアオイを買った記憶がよみがえってきた。タチアオイに一瞬夢中になったがために、男はニオイバンマツリの世話をおろそかにしたのだった。そして男は「なじみの花屋」ではない、別の花屋に行くのだが、そこの美しい店員が…。その他出演:片岡礼子、中村映里子、太賀

第8回「狂喜の植木市、再び」
今年も浅草の植木市の季節到来。男(田口トモロヲ)が向かった先にはタキシードの男(山本剛史)が現れ、去年のナマズ売りの女(平田敦子)も!なじみの花屋の店長(安藤玉恵)と楓さん(岡本あずさ)まで何やら売っている!すれ違ったのは植物女子(高山都)。盆栽商(いとうせいこう)とひともん着やらかしているのは、茂木梅吉(松尾スズキ)。男の目をひいたニッキを売るのはコワモテの男(中野英雄)で…夏の植物狂乱!

第9回「俺の伯父さん」
男(田口トモロヲ)のベランダには8年間うんともすんともいわない植物がいる。月下美人だ。隣人田中(古舘寛治)によると特殊な生態をもつという植物だが、男は「世話はいい加減に」というモットーをあきらめるつもりはなかった。そんな折、突然、男の伯父さん(中原丈雄)が訪ねてきた。実は男が植物好きになったのは植物に精通する伯父さんの影響だった。月下美人を見つけると伯父さんは話を始めた…【他の出演】市川実和子

第10回「スカーフェイス」
猛烈な暑さに耐えかね、爽やかな花を求めて花屋に行ったベランダー(田口トモロヲ)は、憧れの楓さん(岡本あずさ)に薦められるまま朝顔と昼顔を購入。しかし何かが物足りない。夜が寂しいのだ。そこで男は夜の街へと繰り出し、以前も訪れた怪しげなBAR植物へ。去年、決闘を果たした植物の丹下の子分たちは、なぜか男を「兄さん」と呼んだ。そしてまた恐ろしげな男(中村倫也)が登場。その男の手にもある植物が…!?

第11回「桔梗(ききょう)の唄」
ベランダー(田口トモロヲ)に出版社時代の後輩(峯田和伸)から電話がかかってきた。頼みたい案件があるという。早速後輩は桔梗(ききょう)の花を手土産にやってきた。そして男は地方出張へ。世界的植物画家(柄本佑)の取材だ。道すがら以前の「蓮の男」(渋川清彦)と出会い、また謎の言葉をもらった。画家は大きな洋館に住んでいた。花の絵だらけのアトリエで描いていたのはまさしく桔梗。桔梗が彼の人生を変えたという。

第12回[終] 「しゃぼん玉」
ベランダー(田口トモロヲ)が、風光明びな群馬で取材を終え、ホッとしていると後輩(峯田和伸)から電話がかかってきて地元花屋の取材をすることに。そこでかわいい店員(多部未華子)と出会う。店にはしゃぼんの木があった。彼女によると全然売れないのだという。男は、寂しげな彼女の表情が気になって仕方がなかった。宿に戻る気になれず田舎道をうろついているとどこかからしゃぼん玉が飛んできた。松尾スズキも登場!

キャスト

ベランダー(田口トモロヲ)
木下楓(岡本あずさ)
藤村杏子(安藤玉恵)
田中惣太郎(古舘寛治)
土屋(奥野瑛太)
茂木梅吉(松尾スズキ)

脚本・主題歌など

【原作】いとうせいこう

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