大河ドラマ
「花燃ゆ」

初回放送

2015年1月4日から放送毎週日曜 午後8時 総合

ストーリー

嘉永3年(1850年)萩。下級武士、杉家の四女・文は、若くして兵学師範として長州藩の軍事調練を率いる兄・吉田寅次郎(のちの松陰)を誇らしく思っていた。松陰は11歳にして藩主・毛利敬親に兵学を講義するなど、藩の将来を背負うと期待されていた天才だった。文はある事件をきっかけに儒学者・小田村伊之助(楫取素彦)と松陰を出会わせることになる。心の繊細さから他人とつきあうことができなかった文だったが、常識にとらわれず振る舞う兄の影響を受け、人と関わることの面白さを知り、たくましく成長していく。

嘉永6年(1853年)、吉田松陰が脱藩する。脱藩は藩主を裏切る大罪。松陰が犯した罪のせいで苦しめられる文と杉家。しかしその罪の軽減を藩に熱心に求め続けたのが、のちに文の姉・寿の夫となる小田村伊之助だった。文は、兄を救おうとしてくれた小田村に密かに憧れを抱く。

毛利敬親のはからいで学問の自由を得た松陰だったが、嘉永6年(1853年)にペリーが来航すると、その翌年今度は国禁を犯して密航を企てる。黒船に乗船して米国行きを訴えるも、その願いは受け入れられず、密航に失敗した松陰は奉行所に自首。結局故郷・萩の野山獄に投獄されてしまう。文と家族は、松陰が犯した前代未聞の罪によってさらにつらい境遇に置かれるが、家族の絆を改めて感じた文は、書物や食べ物などを差し入れて獄中の松陰を支えるのだった。

野山獄から出た松陰は、家から出るのを禁じられたため、家族や近所の若者たちを集めて孟子の講義などを始める。文は兄を元気づけようと人集めに奔走する。すると、初めはペリーや黒船の話聞きたさに集まってきた若者たちだったが、次第に松陰の教える内容にひかれるようになり、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、吉田稔麿、前原一誠ら、その後の日本を動かすことになる若者たちが次々と集まってきたのだった。その松下村塾を幹事のように切り盛りし、塾生たちから妹のように可愛がられた文は、塾生の一人、久坂玄瑞と結婚する。

松下村塾イラスト しかし、二人の結婚生活は長くは続かなかった。時代は幕末の動乱に向かって急速に動き始めていく。兄・松陰は安政の大獄で処刑。長州藩内では幕府への恭順を主張する一派と、幕府を批判する一派の抗争が始まる。高杉、久坂、伊藤ら、ともに過ごした仲間が次々に争いに巻き込まれていく中、文は家族と松下村塾を守るため、女としての戦いを生き抜いていくのであった――。

キャスト

久坂美和 (井上真央 )
楫取素彦 (大沢たかお )
久坂玄瑞 (東出昌大 )
高杉晋作 (高良健吾 )
毛利敬親 (北大路欣也 )
杉民治 (原田泰造 )
楫取寿 (優香 )
杉亀 (久保田磨希 )
杉敏三郎 (森永悠希 )
吉田稔麿 (瀬戸康史 )
伊藤博文 (劇団ひとり )
前原一誠 (佐藤隆太 )
入江九一 (要潤 )
野村靖 (大野拓朗 )
品川弥二郎 (音尾琢真 )
寺島忠三郎 (鈴木伸之 )
赤禰武人 (阿部亮平 )
松浦亀太郎(松洞) (内野謙太 )
玉木彦助 (冨田佳輔 )
高杉小忠太 (北見敏之 )
椋梨藤太 (内藤剛志 )
杉滝 (檀ふみ )
玉木文之進 (奥田瑛二 )
杉 百合之助 (長塚京三 )
吉田ふさ (小島藤子 )
入江すみ (宮﨑香蓮 )
周布政之助 (石丸幹二 )
椋梨美鶴 (若村麻由美 )
木戸孝允 (東山紀之 )
金子重輔 (泉澤祐希 )
福川犀之助 (田中要次 )
長井雅楽 (羽場裕一 )
井伊直弼 (高橋英樹 )
来島又兵衛 (山下真司 )
毛利元徳 (三浦貴大 )
鷹司輔熙 (小須田康人 )
松島剛蔵 (津田寛治 )
高杉雅 (黒島結菜 )
福原越後 (西岡秀記 )
園山 (銀粉蝶 )
都美姫 (松坂慶子 )
毛利安子 (田中麗奈 )
潮 (鷲尾真知子 )
星野長太郎 (大東駿介 )
船津伝次平 (石原良純 )
鈴木栄太郎 (相島一之 )
阿久沢権蔵 (江守徹 )
阿久沢せい(三田佳子 )

脚本・主題歌など

【作】大島里美、宮村優子
【音楽】川井憲次

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