ストーリー
あなたのそばにもきっといる！「意識高い系」の若者とは・・・
・やたらと自分のプロフィールを「盛る」
・ソーシャルメディアで意識の高い発言を連発する
・人脈を必要以上に自慢する
・カタカナ大好き
等々･･･自分のビジネススキル、経歴を自己演出し、ぱっと見、スゴイ人に見える人たち！？
入社11年目。20代と30代の前半を仕事に懸けて来た「猪突猛進系」・女子社員、坪倉春子。
そんな彼女が「意識高い系」新入社員、一条ジョーに振り回され、イライラさせられ、そして尻拭いをさせられながら一皮むけていく、新感覚イライラビジネスコメディ。
これは、意識高く生きようとする女と、意識高い系男子の、戦いの物語である。
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各回のあらすじ
第１回「意識高い系って何よ！」
中小ＩＴ企業の課長・坪倉春子（伊藤歩）は悩んでいた。まもなく３５歳。同僚の彼氏・二宮孝至（駿河太郎）との結婚も秒読み。仕事も恋も充実しつつある。でも、何だかこのレールに乗った感じ、好きじゃない…。一方、社長の早乙女蘭子（大地真央）は会社説明会を席けんした新人・一条ジョー（林遣都）を採用する。ジョーの壮大なスケールの言動に春子たちは驚く。しかし、彼こそ世に言う「意識高い系」の男だった…。
第２回「ＭＴＧって何よ！」
春子（伊藤歩）は一条（林遣都）の行動に振り回され悩みを深めるが、会社はなぜか一条のペースに乗せられたかのように新規事業に乗り出す。それは会社にとって初めての「乙女ゲーム開発」だった。ふたを開けてみると、一条は口ばかりで具体的な仕事をしない。業を煮やした春子は、飲み会で出会った新興ゲーム会社社長の窪田（前野朋哉）の力を借りようと相談に赴く。しかし、春子がそこで見たのは壮絶なゲーム制作の舞台裏だった。
第３回「失恋休暇って何よ！」
春子（伊藤歩）は、社長・蘭子（大地真央）が期待するハリウッド映画をモデルとした乙女ゲーム作りが進まず焦るが、一条（林遣都）は余裕の表情だった。一条が自慢げに紹介した幼なじみの大鈴木マリア（佐津川愛美）はロスに住んだことがあるだけだった。二宮（駿河太郎）はハリウッド映画界で顔が利くという人物を紹介する。マリアはそのアダム田中（藤本隆宏）と折衝するが、初歩的なミスで信用を失い、春子は窮地に立たされる。
第４回「頑張らなくっていいって、何よ…？」
春子（伊藤歩）の熱意が通じ、アダム（藤本隆宏）は一条（林遣都）たちの乙女ゲーム制作に協力を申し出る。が、アダムが示したハリウッド映画の権利取得にかかる費用は何と二億円！春子はいちるの望みにすがり社長・蘭子（大地真央）に報告するが、出資を断られる。途方に暮れる春子に一条が「クラウドファンディング」という手法を提案する。インターネットを利用して広く資金提供を呼びかける新しい手法に春子は手ごたえを感じる
第５回「フルコミットって何よ！」
春子（伊藤歩）と一条（林遣都）たちは乙女ゲーム制作のために蘭子（大地真央）が示した「２週間で２億円」という目標を達成すべく、新しい手法で資金集めに奔走する。資金は集まらず諦めかける春子だが、「ゆとり戦隊」と呼ばれる若手がゲームのイメージビデオ制作に張り切る。彼らの必死の姿にほだされ、春子のやる気に火がつく。期限が迫る中、アダム（藤本隆宏）の知恵も借り奇策を思いついた一条は、拡声器を持ち街頭に立つ。
第６回「真のリーダーって、何よ…？」
春子（伊藤歩）たちは一条（林遣都）の奇策で二億円の資金調達に成功した。しかし、アダム（藤本隆宏）は乙女ゲームの本数を更に増やすという無理難題を指示し、一条は独断で受け発表する。プロジェクト成功に躍起になる春子も部下たちを巻き込み過酷な業務にちょ突猛進する。マリア（佐津川愛美）がついに倒れ、入院してしまう。病床で春子は自分のせいだと気づき、アダムに発売延期を申し出るが、その予期せぬ返答に驚く。
第７回「幸せって、何よ…？」
春子（伊藤歩）たちの乙女ゲーム事業が失敗した直後、社長・蘭子（大地真央）は会社がＭ＆Ａで買収されると発表する。一条（林遣都）は自分が「意識高い系」だと自覚し、落ち込む。春子は一条とマリア（佐津川愛美）たち若手社員を誘い、飲み会を開いて励ます。恋人の二宮（駿河太郎）は、春子に仕事をやめて自分と結婚するよう提案する。結婚するのか、仕事を続けるのか、春子は人生の選択を迫られて迷うが、ついに決断を下す。
第８回［終］ 「さらば、意識高い系。」
大けがを負ったとみえた一条（林遣都）が奇跡的に一命を取り留め、春子（伊藤歩）は驚く。大事件を起こした二宮（駿河太郎）は謹慎処分を下される。事件のせいで買収先から不利な条件を突き付けられ蘭子（大地真央）は窮地に陥る。社員の大半がリストラされると聞いた春子と一条は、会社存亡の危機を救うため伝説の起業家・権藤社長（松方弘樹）のもとへ合併の交渉をしに行く。しかし、人気の会計ソフトだけでは無理だと断られる。