ドラマ10
「愛おしくて」

初回放送

2016年1月12日から[連続8回]
毎週火曜 夜10時  総合

ストーリー

愛人を作った父に捨てられ、母を病気で亡くし、そして恋人にも裏切られ「愛をなくした」女、
小夏(田中麗奈)。
そんな小夏にとって伝統工芸の「有松絞り」は唯一の生きがいだった。
小夏は有松絞りの師匠に弟子入りするため、岐阜県の山あいにある工房にやってくる。
怜子(秋吉久美子)は絞り染め作家として成功しているだけでなく、幅広くビジネスを展開し地域の政財界にも顔が利く野心家だった。
怜子は弟子入りの条件として、持て余していた犬の世話を押し付ける。
この犬は、かつて人間に捨てられた保護犬だった。
犬の世話を通じて、小夏は獣医師の光太郎(吉田栄作)と知りあう。
ぶっきらぼうだが動物への深い愛情を持つ光太郎は、実は怜子と深い男女関係にあった。
小夏の弟子入りは怜子と光太郎の関係に少しずつ影響を及ぼし始める。
怜子は小夏に脅威を感じ、厳しい試練を与える一方で、その光る才能を自分の名声に利用しようとする。
一方、この町で小夏は家族を捨てて出て行った父、辰造(小林稔侍)と思いがけず再会する。
辰造は美容院を営む愛人の紙音(南 果歩)と暮らしていたのだ。
小夏は動揺し激しく拒絶するが、辰造は娘との絆を取り戻そうとつきまとう――。
こうした中、犬との関わりを通じて小夏と光太郎は少しずつ惹かれあい、やがて小夏は絞り染め作家として、女として、師匠の怜子と激しく争うようになる。
男女の揺れ動く人間模様と親子の葛藤の中で、小夏は一人の大人として成長し、人を愛(いと)おしく思う気持ちに目覚めていく。

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各回のあらすじ

第1回「めぐりあい」
有松絞りの師匠に弟子入りするために、藤沢小夏(田中麗奈)が岐阜県の山間の工房にやってくる。師匠の怜子(秋吉久美子)からの弟子入りの条件は、なんと一匹の保護犬の面倒をみることだった。犬嫌いだった小夏は獣医師の光太郎(吉田栄作)から犬の飼育について指導を受けることになる。しかし、実は光太郎は怜子の愛人だった。そんなとき、かつて愛人をつくって家族を捨てた父、辰造(小林稔侍)が小夏の前に突然現れる。

第2回「逢(あ)いたくて」
小夏(田中麗奈)の部屋から、保護犬が脱走した。小夏は必死に探すが見つからず、光太郎(吉田栄作)に協力を頼む。小夏と光太郎が一緒に行動することに対し、怜子(秋吉久美子)は二人の仲を疑い、嫉妬を覚える。ある夜、父の辰造(小林稔侍)がオヤジ狩りにあい、血だらけになって小夏の部屋に飛び込んでくる。小夏が複雑な思いで辰造を介抱する中、引き取りにやって来たのが辰造の愛人、紙音(南果歩)だった。

第3回「抱きしめて」
脱走した保護犬がようやく発見される。小夏(田中麗奈)はその犬を小春と名付け、大事に世話をしようと誓う。その後、怜子(秋吉久美子)は小夏が作った有松絞りの照明スタンドを自分の作品としてメディアに発表する。問い詰める小夏に対して、怜子は女王然とした振る舞いで全く取り合わない。そして、怜子は光太郎(吉田栄作)に結婚の申し込みの返事を執ように迫る。しかし、その夜、光太郎が向かった先は小夏のアパートだった。

第4回「満月の願い」
小夏(田中麗奈)のアパートを訪ねた光太郎(吉田栄作)は突然、小夏を抱きしめる。二人の接近を察した怜子(秋吉久美子)は小夏を食事に誘い、近いうちに光太郎と結婚すると宣言する。さらに商店街を壊し、再開発をしようとしている黒幕が怜子であるという噂が広まる。そんな時、小夏は父の辰造(小林稔侍)と偶然出会う。逃げ出そうとする小夏を辰造が強引に誘い、満月の夜、二人で初めて酒をくみ交わすことになる。

第5回「二人の決意」
有名デザイナー、ケンジオガワの代理人の立木(本上まなみ)が小夏(田中麗奈)のもとを訪れ、パリコレで一緒にコラボレーションしようと誘う。一方、父の辰造(小林稔侍)は小夏のために、長く中断していた舟作りを再開しようとしていた。そんな折り、小夏と光太郎(吉田栄作)の関係を心配する怜子(秋吉久美子)が探偵を雇い、二人の仲を探ろうとする。そんな怜子に、光太郎はついに結婚の申し込みを断ると宣言する。

第6回「あふれる心」
パリコレに挑むことをテレビで発表した小夏(田中麗奈)だが、怜子(秋吉久美子)のもとで働き続けると宣言する。その後、かつての恋人の佐橋(水橋研二)が小夏を訪れ、突然襲おうとするが、光太郎(吉田栄作)が間一髪で現れる。一方、怜子(秋吉久美子)は光太郎をあきらめきれず、最後の賭けにでる。しかしその夜、小夏と光太郎は病気になった小夏の飼い犬を二人で懸命に治療することになり、さらに心を寄せていく。

第7回「聖夜の告白」
小夏(田中麗奈)と光太郎(吉田栄作)はアパートで一夜を過ごし結ばれた。そのことを知った怜子(秋吉久美子)は小夏を問い詰める。有名デザイナーの代理人の立木(本上まなみ)の後押しもあり、小夏はついに怜子の元を去ることを決意する。クリスマスイブの夜、小夏から決意を聞いた光太郎がついにプロポーズし、辰造(小林稔侍)に結婚の許しを得ようとする。しかし、辰造は自分には父親の資格がないと返事を拒むのだった。

第8回「ふたりの舟」[終]
小夏(田中麗奈)と光太郎(吉田栄作)に去られたショックで怜子(秋吉久美子)が倒れ、入院する。二人は病院に駆けつけるが、怜子に面会を拒否される。二人が結婚に向けて準備を進めている頃、父の辰造(小林稔侍)が小夏の元を訪れる。辰造は小夏に過去の過ちを謝罪し、頭を下げる。辰造が小夏のために作った木舟に乗り、二人は結婚式を行う。しかし、そこに思いもかけず現れたのは、一輪の赤いバラを持った怜子だった。

キャスト

藤沢小夏(田中麗奈)
中原光太郎(吉田栄作)
深浦怜子(秋吉久美子)
佐橋京平(水橋研二)
伊藤俊吾(緒形幹太)
立木純子(本上まなみ)
花江(丘みつ子)
熊本はじめ(石倉三郎)
山崎吉夫(平田 満)
水上紙音(南 果歩)
藤沢辰造(小林稔侍)

脚本・主題歌など

【作】黒土三男
【音楽】羽岡佳
【主題歌】島谷ひとみ

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