ドラマ10
「お母さん、娘をやめていいですか?」

初回放送

2017年1月13日から放送[連続8回]
毎週金曜 夜10時  総合

ストーリー

娘、早瀬美月(波瑠)25歳。母、早瀬顕子(斉藤由貴)50歳。美月の中学受験や大学受験、就職の時もいつも二人三脚で頑張ってきた。
美月は完璧な母のサポートで順調に育ち、今は女子高の英語教師となり、母であり一番の親友である顕子を全面的に信頼していた。
二人はまるで恋人同士のように仲の良い母娘だった。この母娘の密着を父、浩司(寺脇康文)は気にかけていたものの、仕事一筋で二人の関係に踏み込むことができないでいた。そんなとき、新築中の早瀬家を担当するハウスメーカーの松島(柳楽優弥)が、不思議な人懐っこさで二人と親しくなる。顕子は彼を気に入り、美月とつきあうように背中を押すが、美月は松島と会うことで、自分が無意識に母親の顔色を見て生きてきたことを自覚していく。顕子は娘が次第に変わり、自分から離れて行くことに動揺し、自分の一番大切なものを奪われたくない、と次第に心の奥の危険なスイッチが入っていく。そして、ついに松島を誘惑してしまう―

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各回のあらすじ

第1回「危険な蜜月」
早瀬美月(波瑠)と母の顕子(斉藤由貴)は恋人同士のように仲のよい母娘だった。美月は完璧な母のサポートで順調に育ち、女子高の英語教師になっていた。家を新築しようとしている時、住宅メーカーの担当者、松島(柳楽優弥)が不思議な人懐っこさで二人と親しくなる。顕子は彼を気に入り、美月とつきあうように背中を押す。美月は松島と初めてのデートに出かけるが、顕子がその二人を尾行する。

第2回「三角関係」
美月(波瑠)は初デートで松島(柳楽優弥)から交際を申し込まれるが、突然のことに驚き断ってしまう。顕子(斉藤由貴)が嫌がる美月を松島と再び強引にデートさせようとすると、松島はそれでは三人でデートしたらどうかと提案する。三人デートは思いのほか楽しいものになり、美月と松島は急接近する。しかし、松島に仕事での悩みまで相談し始めた美月を見た顕子は、一転して松島とつき合うことはやめなさいと美月に言う。

第3回「暴走」
美月(波瑠)は顕子(斉藤由貴)に反発し、松島(柳楽優弥)とつき合うことにする。すると、顕子が突然倒れてしまう。美月は顕子を気遣い、いったんは松島と距離を取ろうとする。しかし、顕子が回復すると、再び美月は松島に会いにいこうとする。その美月を顕子が尾行していた。気づいた美月は走って顕子を振り切り、松島の元にたどりつく。取り残された顕子は、建築中の早瀬家の美月の部屋に、夜一人で忍び込む。

第4回「甘い罠(わな)」
美月(波瑠)のもとに祖母・玲子(大空眞弓)が倒れたという連絡が入る。美月は顕子(斉藤由貴)と浩司(寺脇康文)とともに老人ホームにかけつけるが、玲子は亡くなる間際、顕子に「ダメな子ね」と言い残す。通夜の席で、顕子は取り乱し、浩司と言い合いになる。顕子はその日から子ども返りして、美月に甘え始める。そんな母を見て、美月は松島(柳楽優弥)との付き合いをしばらくやめようとする。

第5回「裏切り」
建築現場を訪れた顕子(斉藤由貴)は松島(柳楽優弥)に苦しい胸の内を打ち明け、松島の胸にもたれかかり涙を流した。その姿を見て松島は思わず抱きしめてしまう。それを知った美月は顕子を問い詰めるが、顕子は松島から抱きついてきたとうそをつく。顕子のことを信じられなくなった美月は、家を出て松島の部屋に行くことを決意する。顕子の人形展が開かれる日、美月は顕子に黙って家を出ようとする。

第6回「毒りんご」
ようやく家を出た美月(波瑠)は松島(柳楽優弥)の部屋に引っ越しをした。しかし、顕子(斉藤由貴)は松島の部屋の住所をつきとめ突然、部屋にやってくる。そして、いつのまにか顕子は合い鍵を作り、勝手に部屋に入るようになる。きれいに掃除をして美月の洋服を着るなどして、顕子はまるで自分が恋人の部屋にいるような気分に浸る。それを知った美月は混乱するが、一方で学校の文化祭の準備が進んでいた。

第7回「出口なし」
文化祭に顕子(斉藤由貴)がやってきて生徒の礼美(石井杏奈)の母とけんかになり、大騒ぎになる。そして、美月(波瑠)の目の前で礼美の母が階段から転落する事故が起きる。美月は責任を問われ、一時的に学校を休むように言われる。美月は、家に帰ってきなさいという顕子を拒否し連絡も絶つ。一方、浩司(寺脇康文)は会社に辞表を出し、顕子にやり直したいと伝える。そんな中、新居の引き渡しの日が近づいていた。

第8回[終]「人形の家」
顕子(斉藤由貴)は美月(波瑠)を部屋に閉じ込め自分の元に戻ってくるように説得するが、美月は拒否する。しかし、それなら「自分を殺して」とまで言う顕子を見て、美月はいったん家に帰ることにする。浩司(寺脇康文)はそんな二人を見て、結局元に戻っただけかと落胆する。一方、松島(柳楽優弥)は美月と顕子の前に突然現れ、美月を強引に連れ出す。そして、二人は長年会っていなかった松島の母親に会いに行く。

キャスト

早瀬美月(波瑠)
早瀬顕子(斉藤由貴)
松島太一(柳楽優弥)
早瀬浩司(寺脇康文)
後藤礼美(石井杏奈)
川端玲子(大空眞弓)
立原真紀(壇蜜)
牧村文恵(麻生祐未)

脚本・主題歌など

【作】井上由美子
【音楽】富貴晴美
【主題歌】サラ・オレイン「Little Doll」

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