ストーリー
LGBTという現代的かつ繊細な題材でありながら、心がほっこり温まる、今までにないホームドラマをお贈りします。原作は、田亀源五郎さんの漫画『弟の夫』。男女を問わず幅広い読者層から支持され、2015年文化庁メディア芸術祭でマンガ部門優秀賞を受賞した作品です。
主人公を演じるのは、佐藤隆太さん。弟の結婚相手役に、元・大関でタレントの把瑠都さん。主人公の元妻に、中村ゆりさん。父と幼い娘、そして弟のパートナーだった男性との風変わりな共同生活を通して、「人と人はどこまで分かり合えるのだろうか」「“家族”とは」といったメッセージをさりげなく、でもじんわりと深く、描きます。
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各回のあらすじ
第1回
小学生の娘を男手ひとつで育てる折口弥一(佐藤隆太)の元に、突然、ひげもじゃの外国人・マイク(把瑠都)が訪ねて来る。弥一には双子の弟・涼二がいたが、随分前にカナダへ移住し、絶縁状態となっていた。その弟が亡くなったという。そしてマイクは弟の“夫”、つまり同性婚の相手だった。しばらく弥一の家に滞在することになったマイクだが、弥一はゲイに対する偏見がぬぐえず、どう接していいか戸惑い、いらだってしまう…
第2回
だんだんとマイク(把瑠都)と打ち解けて来た弥一(佐藤隆太)だったが、夏菜(根本真陽)から「アクエイキョーって何?」と尋ねられる。その日、夏菜の友達・ユキ(平尾菜々花)が家に遊びに来る予定だったが、急に来られなくなっていた。弥一は、ユキの親がマイクを指してそう言ったのではと思い当たり、複雑な気持ちになる。そんな折り、弥一たちはあるきっかけで、夏樹(中村ゆり)を誘って温泉旅行へ出かけることに…。
第3回[終]
ひとりで留守番をしていたマイク(把瑠都)は、リコーダーを発見する。夏菜(根本真陽)の小学校で笛のテストがある日だったが、夏菜が忘れたのだ。機転を利かせ、笛を学校まで届けるマイク。その日の夕方、夏菜が友達を連れて家に帰って来る。マイクを友達に誇らしげに紹介する娘を、弥一(佐藤隆太)はほほえましく見守る。そんな折り、学校から連絡が来る。夏菜の担任・横山(大倉孝二)が、弥一に話があると言うのだ…