木曜時代劇
「あさきゆめみし ~八百屋お七異聞」

初回放送

2013年9月19日から放送[連続10回]
毎週木曜 午後8時  総合

ストーリー

五代将軍綱吉が就任したばかりの延宝九年(1681年)二月、江戸本郷丸山で起きた火事は駒込まで燃え広がり、追分片町の裕福な八百屋「八百源」も類焼した。「八百源」の一人娘、お七は店と住まいが建て直されるまで大乗寺に預けられる。お七はこの寺で、寺小姓の吉三を見初め、切ない恋に身を焦がす。やがて八百源が再建され、お七は追分片町に戻った。父、喜兵衛は働き者の手代勘蔵を見込み、お七の婿に迎えようとする。しかしお七はどうしてもうんと言わない。お七の心の中には吉三が住み着いていた。そして吉三も。この秘めやかな二人の思いが、やがて悲劇の幕開けとなる。

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各回のあらすじ

第1回「なれそめ」
延宝9年(1681)二月、江戸本郷丸山で起きた火事で、追分片町の裕福な八百屋・八百源も類焼した。十四歳の一人娘お七(前田敦子)は店と住まいが建て直されるまで大乗寺に預けられ、焼け出されて身寄りのない6人の子供たちの世話を手伝いながら暮らし始めるが、寺小姓の吉三(池松壮亮)を見初め切ない片思いに身を焦がす。なのに吉三は素っ気無い。それでもお七は一途に思いを寄せる。吉弥結びという流行の帯の結び方を吉三に咎められれば、結び方を変えるほどだ。そんなお七の様子に、母のお房(竹下景子)は「あの人は女だ」と切り出す。わけあって幼い時に女の子として寺に預けられたという。「うっかり近づくと、やけどするよ」と釘をさされる。それでもお七は、吉三に会えなくなるから、この寺を出たくないと思うのだった。

第2回「しのぶれど」
一途なお七(前田敦子)の気持ちを吉三(池松壮亮)も知り、自分もお七が愛おしいと気づく。しかしかなわぬ恋と思う吉三は、学問に身を捧げるとお七に告げる。八百源が再建され、お七は追分片町に戻った。父、喜兵衛(中村雅俊)は働き者の手代勘蔵(平岡裕太)を見込み婿に迎えようとした。だがお七はどうしてもうんと言わない。喜兵衛と妻のお房(竹下景子)は、想い人の吉三を遠ざけようと、謀反人の息子で近づくと大変な目に遭うと釘をさすが、お七は忘れることが出来ない。勉学寮からの帰り道で、吉三を待つお七だが…

第3回「雨宿り」
お七(前田敦子)は吉三(池松壮亮)が忘れられない。そんなお七が間違いを犯さぬよう、吉三は遠方の松尾芭蕉に預けられるが、ある理由から大乗寺に戻り薪小屋で寝泊りするようになる。寺の子供たちに会いに来たお七はそれを知り、裏山に急ぐ。雨が降り出す中、再会したお七と吉三は薪小屋の中へ。お七のことばかり頭に浮かび学問も手に付かないと吐露する吉三に、お七は「私をお嫁に行けないようにしてください」と訴える。互いの気持ちを必死で抑えた二人だが、雨宿りは両親に知れ、手代勘蔵(平岡祐太)の婚礼を喜兵衛(中村雅俊)は急ぐ。しかし思いつめたお七は、自分ははしたない女で、心はもう傷物だから勘当してくれと言いだす。

第4回「夢枕」
お七との婚礼は師走と決められ、手代の勘蔵は番頭になる。吉三が夢に出てきて、お七は想いを断ち切れず苦しむ。そんな中、同心青田源之丞(高橋和也)が喜兵衛を訪ね、妾のお露(麻生祐未)に産ませた隠し子が何者かにさらわれ、二百両の身代金を要求されたと知らせる。勘蔵のもたらした情報から口入れ屋の用心棒が捕まり、6歳になる菊丸は無事保護されたが、お房やお七ばかりか、世間の知るところとなる。

第5回「冬の螢」
隠し子がいたことが知れ、家を飛び出した喜兵衛を探して、お七は勘蔵を伴いお露を訪ねる。そこで見せた勘蔵の振る舞いにお七は違う一面を見た気がした。そして大乗寺の住職(田山涼成)から吉三の縁談もまとまったと聞き、たまらず吉三に会いに行く。おおみそか、亥の刻、大円寺の裏で。吉三との約束に、お七はおおみそかの夜、家家出す。大円寺の裏の小屋で、縁談は断ったという吉三とお七は抱きしめ合う。二人が密かに互いの気持ちを確かめたその時、夜空に火の手があがった。
第6回「口封じ」
強風にあおられ広がる火の手の中をお七と吉三は懸命に逃げる。翌日、南町奉行所では、大円寺の付近で不審な人影を見たとの投げ文をもとに探索が始まる。同心の青田(高橋和也)は大円寺の裏山で見つかったという焼け焦げた頭巾を持って八百源を訪ねる。それはお七のものだった。お七と吉三の密会を知った喜兵衛は口封じに走る。そんな中、吉三が大円寺火付けの疑いで奉行所に連れて行かれる。

第7回「道連れ」
奉行所の詮議に、吉三は大火の夜、一人でいたと答える。しかし火付けはしていないと主張する吉三は激しく責められる。お七は、吉三の無実を証明できるのは一緒にいた自分だけだと訴えるが、喜兵衛とお房に諭され外出を止められる。しかし気晴らしにと梅見に出かけた隙に奉行所に駆け込み、吉三は自分と一緒だったと訴え出る。だが、そんなお七を前に吉三は確かに一人だったと言い切る。家に帰された悲痛のお七は勘蔵に、自分と夫婦になるのはあきらめてくれと頭を下げる。しかし勘蔵は、吉三が火付け犯だと奉行所に訴え出たのは自分だと告げる。

第8回「合わせ鏡」
お七(前田敦子)は無実の罪で捕らえられた吉三(池松壮亮)のためにある決心をする。八百源に与力、同心そして捕り物集団がやってきてお七を出せと言う。お七は南町奉行所に書面をもって名乗り出たというのだ。驚愕し問いただす喜兵衛(中村雅俊)とお房(竹下景子)の前に手をつき、ご心配なくと覚悟の面持ちで奉行所へと向かった。そこでお七は…

第9回「恋の罪」
お七(前田敦子)は奉行所の仮牢で吉三(池松壮亮)を思う。勘蔵(平岡祐太)は真の火付け犯は自分だと奉行所に駆け込む。だが三人目の証言者は邪魔だと、大老堀田は言い捨てる。そして吉三は江戸所払いの仕置きを言い渡され放免となった。大円寺の火事の時、お七は十五だった。十五であれば死罪はまぬがれる。しかしお七は白洲で言う。「わたくしは恋をしておりました」それから…

第10回「蝶々」
火付けの罪で捕らえられたお七(前田敦子)に、奉行所のはからいで、喜兵衛(中村雅俊)とお房(竹下景子)の面会が許される。父と母の前で親不孝を詫びながら、それでも幸せだったとお七は涙する。差し入れには、ただひとつ、吉三(池松壮亮)との思い出の帯をせがんだ。その帯をして、お七は刑場に向かう。処刑の前、いっとき小屋に置かれたお七のもとに末期の水を持った僧侶が訪ねてくる。それは…

キャスト

お七(前田敦子)
吉三郎(池松壮亮)
勘蔵(平岡祐太)
喜兵衛(中村雅俊)
お房(竹下景子)
覚念(田山涼成)

脚本・主題歌など

【作】
ジェームス三木
【音楽】
渡辺俊幸

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