土曜ドラマ
「ディロン~運命の犬」

初回放送

2006年5月20日(土)から放送[連続5回]
毎週土曜午後9時 総合

ストーリー

一人の平凡な主婦が一頭の捨て犬と出会い、老人ホームや子供たちへの訪問、捨て犬の保護活動を始めることから、様々な人の心にふれ世界が広がっていく。

やがてそれは夫婦の関係や避けていた義母との関係にも変化をもたらすことになる。

人生の折り返し地点を過ぎた主婦が、物言わぬ犬たちとの8年間の生活で見つめ直した暮らし、そして、生きていくために必要な、確かな心の繋がりを描く。

「盲導犬クイールの一生」に続く、人と犬の感動ストーリー。

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各回のあらすじ

第1回
夫と2人で暮らす麻利(樋口可南子)は、飼い主に去られペットショップに放置された犬を見かける。その犬が脱走し連れて行かれた保健所で偶然再会し、家に連れて帰る。初めての犬との生活に夫・耕平(大杉漣)は冷ややかな態度だが、麻利に寄り添うディロンという名の犬が老婆を襲ったという誤解を解くために、老婆のいる老人ホームを訪ねる。そこでディロンはかたくなな老人たちの心をほどいていく。

第2回
老人ホームでのセラピー活動にも慣れてきた麻利(樋口可南子)は、獣医(関口知宏)に小学校の愛護教室に誘われる。子どもたちがディロンを囲む中、突然、少年がディロンをたたく。少年は兄ばかりをかわいがる母親から、「いらない子」と言われていた。ディロンを連れだして家出をした少年を、麻利は抱きしめながら自分の幼いころの話をする。少年は母親に気持を伝える手紙を書き、しばらく家族と離れる決心をする。

第3回
訪問活動を続ける麻利(樋口可南子)は、もらい手のない子犬の譲渡会を手伝うようになり、長年暮らした飼い主に捨てられる成犬も救えないかと、保護センターの浅倉(平田満)に持ちかける。麻利の願いが浅倉を動かし、成犬の里親探しも始まる。夫の耕平(大杉漣)も、そんな生活を受け入れるようになる。麻利はセラピー犬の認定試験を受けるが、ディロンと麻利のコンビは不合格に…。
第4回
試験に合格し病院でのセラピー活動を始めた麻利(樋口可南子)は、回復することをあきらめた年老いた患者が、ディロンの世話を焼くことに喜びを感じ生き生きとする様子を目にする。耕平(大杉漣)の一人暮らしの母・美佐江(池内淳子)とうまくかかわれない麻利だったが、ことさら明るく振る舞う美佐江に無理を感じ、同居を決心。犬嫌いの美佐江は、引き取られた犬・ハッピーをかわいがるようになるが…。

第5回<終>
何とか当たり障りなくと同居を始めた麻利(樋口可南子)と義母の美佐江(池内淳子)だったが、人に素直に甘えることが苦手な似たもの同士だと互いに気づく。どちらかが不満を爆発させると、ディロンが決まって傍らに寄り添う。そんな中で麻利は「足りない部分を認め合いながら暮らすのが家族なのだ」と感じるようになる。やがて歳月が流れ、耕平(大杉漣)も定年を控え第二の人生を家族に見守られながら選んでいくことになる。

キャスト

里中麻利(樋口可南子)
里中耕平(大杉 漣)
森山裕二(関口知宏)
浅倉孝夫(平田 満)
里中美佐江(池内淳子)

脚本・主題歌など

【脚本】
寺田敏雄
【原作】
井上こみち
【音楽】
野崎美波
【演出】
岡崎栄

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