BS時代劇
「薄桜記(はくおうき)」

初回放送

2012年7月13日(金)から放送[連続11回]
毎週金曜午後8時  BSプレミアム

ストーリー

主人公・丹下典膳(山本耕史)は、旗本にして、卓越した一刀流の剣豪。しかし、妻の名誉を守るために片腕を失い、そして家も断絶してしまう。浪人となった典膳を助けたのが、のちに赤穂藩の家臣となる堀部安兵衛。一方、武士としての筋を守る典膳は、吉良上野介(きらこうずけのすけ)の用心棒となり、片腕の剣豪として、赤穂浪士たちと向かい合う立場となる・・・。そしてこのドラマを貫くのは、武士社会の掟(おきて)により、愛しながらも別れざるをえなかった、典膳と妻との、美しくも切ないラブストーリー。

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各回のあらすじ

第1回「密通」夜桜見物に来ていた、旗本で剣豪の丹下典膳(山本耕史)は、誤って石段から落ちてきた上杉家家老の娘・千春(柴本幸)を抱き止める。名前も告げず別れた2人だったが、吉良上野介(長塚京三)の偶然の計らいで結婚をする。2人は運命を感じて引かれていくが、2か月後、典膳が大坂勤番となり離れ離れになる。典膳の留守中に、千春は元付人・瀬川三之丞(石垣佑磨)に、手込めにされてしまう。
第2回「汚名」大坂勤番中の丹下典膳(山本耕史)のもとに、妻・千春(柴本幸)が不義密通をはたらいたといううわさが届く。急きょ、江戸に戻った典膳は、千春から真相を聞く。思い詰めて自害も辞さない千春を守るため、典膳は、千春はキツネに襲われたと一芝居打つ。典膳の機転によって千春の汚名は晴らされるが、離縁を申し出た典膳は、逆上した千春の兄・龍之進(忍成修吾)に切り付けられる。
第3回「口封じ」丹下典膳(山本耕史)は、上杉家家老・千坂兵部(草刈正雄)の屋敷にかくまわれ、左腕を切除される。しかも、今回の事件により、丹下家は家禄の召し上げと断絶を言い渡される。さらに典膳は、家臣の不祥事を隠そうとする上杉家によって、口封じを約束させられ、離縁後もそばに付き添っていた最愛の千春(柴本幸)とも引き裂かれる。
第4回「高田馬場」浪人となった丹下典膳(山本耕史)は、堀内道場の後輩・中山安兵衛(高橋和也)の住む長屋に移り住む。長屋に住む娘・お豊(藤本泉)が、典膳の身の回りの世話を始め、長屋の住人とも打ち解ける。ある日、典膳のもとに、安兵衛が高田馬場へ村上兄弟との決闘の助太刀に向かったという知らせが入る。やがて、助太刀に入って相手を倒したことが江戸じゅうに広まり、安兵衛は賞賛を受ける。
第5回「豪商紀文」高田馬場の決闘によって、一転、「武士の誉れ」と称賛された中山安兵衛(高橋和也)が、丹下典膳(山本耕史)の待つ長屋に帰ってきた。評判を聞きつけた豪商・紀伊国屋文左衛門(江守徹)が会いたいと申し出る。一方、長屋に赤穂浅野家家臣・堀部弥兵衛(津川雅彦)が来訪し、安兵衛に堀部家の養子になるよう懇願する。
第6回「用心棒」丹下典膳(山本耕史)に、3人の侍が因縁を付けたが、反対に一瞬にして峰打ちで倒される。それを見ていた千春(柴本幸)の兄・長尾龍之進(忍成修吾)が、一部始終を奉行所に申し出て、典膳は無罪となる。典膳は、入ろう中に知り合った口入れ屋・白竿屋長兵衛(高嶋政伸)の用心棒に身を落とす。一方、典膳と友情で結ばれていた中山安兵衛(高橋和也)は、赤穂藩士・堀部安兵衛となり出世する。
第7回「殿中刃傷」白竿屋の用心棒に身を落とした丹下典膳(山本耕史)のもとに堀部安兵衛(高橋和也)が現れ、千春(柴本幸)に浅野家家臣との再婚の話しが来ていると伝える。谷中の墓地で、千春と再会した典膳は、千春に祝福の言葉を述べて、今生の別れを告げる。一方、江戸城の松の廊下で、浅野内匠頭(春日俊彰)が、吉良上野介(長塚京三)を切りつける事件が起きる。
第8回「両成敗」江戸城でのにん傷により、赤穂浅野家は取り潰しとなった。吉良上野介(長塚京三)は、世間と浅野家家臣からの恨みをかわすため、高家筆頭の座の辞去と隠居を申し出たが、幕府からは江戸の外れに屋敷替えという仕打ちを受ける。丹下典膳(山本耕史)は、恩人の千坂兵部(草刈正雄)から頼まれた吉良家の警護の役を断るため、千坂の屋敷に出向くが、千坂は、病のために亡くなっていた。典膳は警護の役を断るすべを逸する。
第9回「文鳥」丹下典膳(山本耕史)は、吉良上野介(長塚京三)の警護を引き受け、吉良邸に住み込むことになった。上野介の妻・富子(萬田久子)は、今も典膳を思っている千春(柴本幸)に復縁するように諭す。谷中の墓参りで千春に再会した典膳は、互いの気持ちを確かめ合いながらも、今はなすべきことがあると告げる。谷中で助けたつがいの文鳥のヒナを連れ帰った典膳の元に、行方をくらましていた堀部安兵衛を見たという知らせが入る。
第10回「遠い春」堀内道場にきた丹下典膳(山本耕史)の前に、行方不明だった堀部安兵衛(高橋和也)が現れる。吉良を恨むのは筋違いだと安兵衛に諭す典膳に対し、一度は同調する安兵衛。一方、千春(柴本幸)は、吉良上野介(長塚京三)の計らいで侍女になり、典膳のそばにいることがかなう。再び、典膳と会った安兵衛は吉良の警護から身を引くように懇願する。しかし典膳は「討ち入ってくれば、まずはそなたを斬る」と伝えるのだが・・・。
第11回<終>「雪の墓」丹下典膳(山本耕史)は、警護の士気の低下を危惧し、吉良上野介(長塚京三)に直訴する。だが、上野介は月見の茶会を催すため、警備強化のために増築した高塀を無粋だと壊してしまう。茶会の夜、典膳は、ひそかに堀部安兵衛(高橋和也)に会うため、雪が降り始めた谷中に出向く。安兵衛は「一晩だけ身を隠してほしい」と懇願するが、典膳は太刀を抜き、安兵衛たちと刃(やいば)を交わすことに。刻々と打ち入りの時は迫っていた。

キャスト

丹下典膳(山本耕史)
長尾千春(柴本 幸)
中山安兵衛(高橋和也)
丹下ぬひ(檀 ふみ)
後藤七左衛門(徳井 優)
長尾権兵衛(辰巳琢郎)
お菊(かとうかず子)
長尾龍之進(忍成修吾)
瀬川三之丞(石垣佑磨)
高木敬之進(葛山信吾)
千坂兵部(長塚京三)
吉良上野介(長塚京三)
富子(萬田久子)
堀部弥兵衛(津川雅彦)
紀伊国屋文左衛門(江守 徹)
白竿屋長兵衛(高嶋政伸)
お三(ともさかりえ)

脚本・主題歌など

【脚本】
ジェームス三木
【原作】
五味康祐『薄桜記』
【演出】
清水一彦
榎戸崇泰

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