土曜ドラマ
「監査法人」

初回放送

2008年6月14日(土)放送[連続6回]
毎週土曜午後9時  総合

ストーリー

2002年。バブル後遺症に悩む日本経済は、未だ先行きが見えないでいた。公認会計士・若杉健司が勤めるジャパン監査法人には二つの大きな意見対立があった。不況に苦しむ企業を救うためには、多少の粉飾も見逃そうという「ぬるま湯監査」派。不良企業は切り捨て、いかなる不正も認めないという「厳格監査」派。健司は、信頼できる先輩・小野寺直人のもとで、「厳格監査」こそ正義と信じるが、切り捨てられていく企業や社員の痛みを感じるたびに、仕事に疑問を感じていく。そんな時、健司は大手食品会社の粉飾を発見する。やがてそれは、財界、金融界を巻き込んだスキャンダルに発展し、健司たちも巨大なうねりに飲み込まれていく…。

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各回のあらすじ

第1回「会社、つぶせますか」
北陸建設工業の監査を任された会計士・若杉健司(塚本高史)は、経理書類に粉飾の疑いを抱く。建設中の物件が売上げに計上されていた。隠蔽(いんぺい)しようとする社長・五味(長門裕之)は、長年の友人である監査法人理事長・篠原(橋爪功)に頼み込む。健司が強引な調査をしたことで、隠蔽作業に駆り出された男が転落事故で死亡する。厳格監査は正しい道なのか? 健司は決断を迫られる。

第2回「800億円の裏帳簿」
健司(塚本高史)が監査を務めることになった大手食品メーカー・飛鳥屋の倉庫で火事が起こる。しかし、財務諸表には火災損失の気配さえ見受けられない。会社側の説明では、倉庫の管理は別会社に依頼しているという。健司は飛鳥屋と別会社のあおなみ興産の間に不審な経理処理を見つけだす。そして同僚の山中茜(松下奈緒)の調査で、倉庫から飛鳥屋の売れ残りの在庫が大量に見つかる。それは巨額の不良債権を隠ぺいした証拠だった。

第3回「粉飾の連鎖」
ソフト会社ウインドメルの監査で、健司(塚本高史)は架空循環取引による粉飾を発見する。しかし、主査の吉野(勝村政信)は「社長の力になりたい」と、健司の指摘をもみ消す。その吉野を篠原(橋爪功)は東都銀行の監査主査に指名する。東都銀行の経営状況は厳しく、頭取の国友(竜雷太)との癒着もあり、柔軟な吉野に託したのだ。吉野はなぜか健司を監査チームに加えて…。2兆円の不良債権を抱える巨大銀行に会計士たちが挑む。
第4回「崩壊の序曲」
東都銀行にNOを突きつけた健司(塚本高史)と茜(松下奈緒)は、先輩の失そうや銀行役員の自殺を目の当たりにし、監査の仕事に迷いを持つ。小野寺(豊原功補)は財政監督庁と手を組み、理事長・篠原(橋爪功)の追い落としをねらう。東都銀行に財政監督庁の強制検査が入る一方、ジャパンにも東京地検特捜部のメスが入り、飛鳥屋の粉飾に端を発した一連の偽装が明らかになる。ジャパンは事実上業務停止へと追い込まれるのだった。

第5回「夢の代償」
小野寺(豊原功補)が立ち上げた「エスペランサ監査法人」は急成長。だが健司(塚本高史)は、優秀な企業だけを選別し、業績不振の企業を切り捨てるやり方に疑問を感じる。健司は茜(松下奈緒)とともに、井上(阿部サダヲ)のベンチャー企業上場のための監査を請け負う。健司は違法スレスレの行為を見つけるが「株価をつり上げるために必要なことだ」と開き直られる。上場させるべきか悩む健司。そして井上が襲われる事件が…。

第6回<終> 「会社、救えますか」
井上(阿部サダヲ)の殴打事件がきっかけで、粉飾が明らかになり、プレシャスドーナツの株価は急落。エスペランサ監査法人は上場させた責任を問われ、理事長・小野寺(豊原功補)は財政監督庁から処分を受ける。井上は社長のイスを追われ、健司(塚本高史)も会計士としてのプライドを失いエスペランサを辞める。健司は故郷で静養していた妻・朋美(占部房子)を訪ね、家族3人での再出発を願い出る。しかし健司は、精神的に疲れたのは仕事しか省みないあなたのせいだと責められ、娘・知香(奥山志紀)を朋美に託すことになる。何もかも失った健司だが、執行猶予の判決を受けた篠原(橋爪功)と会い、会計士となった原点を見つめ直す。そんな折、尾張部品の律山(うじきつよし)が訪ねてきて、どの監査法人からも見放された「監査難民」となっている我が社を救って欲しいと頼む…。

キャスト

山中 茜(松下奈緒)
若杉健司(塚本高史)
小野寺直人(豊原功補)
篠原勇蔵(橋爪 功)
マスター(桑原)(清水章吾)
柴田恵子(多岐川裕美)
井上 涼(阿部サダヲ)
山岸弘文(山本龍二)
宮島恭一(利重 剛)
武田勝次(大滝秀治)
律山 悟(うじきつよし)
田上啓司(津川雅彦)

脚本・主題歌など

【脚本】
矢島正雄
小林雄次
【主題歌】
山崎まさよし
【音楽】
村松崇継

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