時代劇シリーズ
「御宿かわせみ 第二章」

初回放送

2004年4月2日(金)から放送[連続16回]
毎週金曜午後9時15分  総合

ストーリー

るい(高島礼子)は、奉行所同心の一人娘だったが、故あって武家を捨て、「かわせみ」を開業した。番頭の嘉助(小野武彦)は、るいの父に仕えた凄腕の岡っ引きで、女中頭のお吉(鷲尾真知子)は、親の代からの奉公人であった。
恋人の神林東吾(中村橋之助)は、八丁堀に住んでいた幼馴染。るいより年下で、兄の通之進(草刈正雄)は、南町奉行所の吟味方与力を勤めている。東吾は、次男坊の気楽さで、相談事や事件を引き受け、親友の同心・畝源三郎(宍戸開)や岡っ引きの長助(螢雪次朗)の助けをかりて、あざやかに解決していく…。

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各回のあらすじ

第1回 「美人の女中」
師走で忙しいが、相も変らぬ大川端の宿「かわせみ」に新しい美人の女中・おきた(松尾れい子)が雇われる。ある日、宿泊客の夫婦が50両を盗まれ、客の若い男・佐吉(金山一彦)に疑いがかかる。番頭の嘉助(小野武彦)は佐吉を知っていて、凶状持ちだが、るい(高島礼子)の父親が信じた人柄だとかばう。その無実を誰もが信じたいと思う中、おきたの一言で、東吾(中村橋之助)は事件の鍵を思いつき、夫婦の狂言だと推理する。

第2回 「女難剣難」
定町廻り同心・畝源三郎(宍戸開)は暴漢に襲われた町娘・おとよ(長澤奈央)を助ける。おとよは源三郎に一目ぼれをして以来、源三郎を追いかける。一方、町では人を殺して金を奪う女スリが暴れていて、元与力と札差しの二人が殺される。十手持ちの長助(蛍雪次朗)が、殺された二人は牢内で死んだ盗賊を逮捕した関係者であることに気づく。残る関係者は源三郎唯一人、そして盗賊には一人娘がいて、おとよの年頃だったと・・・。

第3回 「藍染川」
子供の無い井筒屋徳右衛門(鶴田忍)は、昔、顔も見ずに手放した隠し子を茶道具屋の跡取にしようと探すが、見つかっていない。そんな折、遊び人の新之助(忍成修吾)が息子だと名乗りを上げる。徳右衛門は喜び、跡取として迎えるが、新之助は店に馴染めない。手代の清太郎(笠原秀幸)が、自分と同じ藍染川の思い出を持っていると知り、新之助は、清太郎が自分の兄弟だと思い到り、跡継には清太郎がふさわしいとも考え始める。

第4回 「狐の嫁入り」
夜の本所で、るい(高島礼子)と女中・おさと(久保内亜紀)は、物の怪の「狐の嫁入り行列」を見てしまう。他にも目撃が相次ぎ、東吾(中村橋之助)は探索を始めて、人間の仕業だと推測する。一方、るいは、借金のかたで非道な金貸しに嫁ぐ、大店の娘(萩野なお)がいると知って、思い当る。深川の芝居一座、嵐梅之丞(橋爪淳)は、その大店に大恩を受けている、ならば、物の怪に乗じて花嫁を奪い返す企みだと、るいは考えた。

第5回 「源三郎の恋」
定町廻り同心・畝源三郎(宍戸開)が恋をした。相手は美しい尼の紫香(宝生舞)。源三郎の乳母だったおよね(菅井きん)の灸の療治をしている。るい(高島礼子)と東吾(中村橋之助)は、実りのない尼僧との恋の行方を思い悩む。と、殺人事件が起きる。紫香尼の庵の傍で、住職(江藤漢斉)が殺される。医者(大島宇三郎)と間違われて殺されたと思われたが、東吾の調べで、事件の鍵は紫香尼が握っていることが明らかになる。

第6回 「美男の医者」
若い美男の医者・天野宗太郎(鈴木一真)が宿に泊まる。市中では呉服屋の四条屋が倒産し多くの被害者が出る。東吾(中村橋之助)と宗太郎は、男に追われた女二人を助けて感謝されるが、女たちは四条屋の女主人・おとみ(高瀬春奈)と娘・お春(片山さゆり)で、追っていた男は染物職人の左太郎(三上大和)で、倒産の被害者が代金の返済を迫っていたと分かる。しかも倒産が計画的な偽装と判明し二人は名誉回復の一計を案じる。

第7回 「夜鴉(よがらす)おきん」
連続強盗事件が起きる。小僧に手引きさせ店に忍び込み、小僧を殺すという手口だった。小僧も一味か。ある夜、茶問屋が襲われ小僧が殺される。小僧の姉で、清元語り・おきん(真矢みき)は弟を信じて、仇討を誓う。かわせみ出入りの御用聞き・末松(佐藤雄)も店が襲われ殺される。探索に出た東吾は、おきんと知り合う。るいは(高島礼子)小僧達と賊を繋ぐのは「抜け参り」だと気付く。と、おきんから文が舞い込み、東吾が走る。

第8回 「息子」
大工の棟梁・源太(高橋長英)と息子の小源太(山崎裕太)は、互いに相手を思う気持ちを伝えらずけんかばかりしている。市中を押し込み強盗が荒らし廻り、襲われた店はみな源太が普請した店と分かる。そして昔ぐれていた小源太が疑われる。息子の疑いを晴らそうと病を押して、源太は普請した店で寝ずの番を始める。小源太は犯人なのか? 東吾(中村橋之助)が探索を進め、親子の協力で賊は捕まるが、源太の余命は尽きてしまう。
第9回 「幽霊殺し」
武家の屋敷を盗賊が荒らし廻り、目付・麻生源右衛門(井川比佐志)は武門の恥と自ら探索に乗り出す。そして、家宝をおとりに賊をおびき出そうと企て盗賊逮捕まで東吾(中村橋之助)を屋敷に泊まり込ませると決める。源右衛門の娘・七重(吉本多香美)は、るい(高島礼子)の恋敵だった。実は源右衛門、事件を口実に、七重と東吾を近づけるのが狙いなのだ。るいは東吾を信じつつも、不安が募る。と、麻生の屋敷を本当に盗賊が襲う。

第10回 「卯の花匂う」
江戸で仇(かたき)討ちをと、京都の武士・進藤喜一郎(細山田隆人)が、お付きのおくみ(小橋めぐみ)と宿に逗留(とうりゅう)する。仇は喜一郎の父親を殺し母親と駆け落ちした男。仇の行方が分かり喜一郎は神社に向かう。るい(高島礼子)と東吾(中村橋之助)も顔見知りで、仲の良さが評判の治兵衛(清水紘治)と志乃(高畑淳子)の夫婦がいる。仇の男と母親だ。傍らに咲く卯(う)の花がにおって父親の死の真相が明らかに…。

第11回 「夕涼みの女」
縮問屋の若だんな・伊之助(蟹江一平)が、深川の娘・おすみ(金子さやか)との初恋が実り、祝言を挙げようと長岡から迎えに来たのだが、おすみは死んでいた。一瞬だが、おすみの姿を目にした伊之助は、あれは幽霊だと言われ、失恋の痛手で寝込んでしまう。そこに、親戚の娘・おりき(雛形あきこ)が見舞いに来る。おりきの発案で東吾(中村橋之助)や、るい(高島礼子)らが一芝居を打って初恋の真相が、ついに明らかになる。

第12回 「酸漿(ほおずき)は殺しの口笛」
るい(高島礼子)は名主の娘・お三重(滝祐可里)から、幼いときに家出した母親・おとく(秋本奈緒美)とそっくりの女を見た、その真偽を確かめてほしいと頼まれる。東吾(中村橋之助)の調べで、女は江嶋屋の入り婿・忠三郎(京本政樹)の妹・おしずだと分かる。おとくの家出は、久之丞という男との駆け落ちだった。久之丞が忠三郎に、おとくがおしずに化けているのだ。身の危険を感じた忠三郎は江嶋屋に押し込み、逃走を企てる。

第13回 「藤屋の火事」
旅籠(はたご)の藤屋の火事で、お幸(前田愛)が父親違いの妹を亡くし、るい(高島礼子)が数日預かる。お幸は、扇問屋近江屋の先代主人が京都の女に産ませた子だった。当主の由太郎(酒井敏也)は、お幸を温かく迎え入れるが、家付き娘の、お内儀おりき(林真里花)と、妹およう(太田有美)は歓迎せず、いじめる日々だった。ある日、事件がおきる。おりきが、お幸の着物を着ていた妹おようを、お幸のつもりで殺してしまう。

第14回 「麻布の秋」
麻布で、「秋の虫聞きの会」を楽しんだ東吾(中村橋之助)は、父・弥助(大門正明)と二人で暮らす娘・おすず(遠野凪子)と知り合う。すると、おすずが、かわせみに家出してくる。昔、自分を捨てて駆け落ちした母・おもん(原日出子)が家に戻って来て、再び弥助と暮らし始めたのが許せないのだ。るい(高島礼子)と東吾は、三人に折り合ってもらおうと相談に乗るが、親子の仲も夫婦の仲もまことに難しく、糸がほぐれない。

第15回 「三つ橋渡った」
赤ん坊を道具に使う強盗が頻発する折、若い夫婦の清吉(志賀麻登佳)、おとみ(平田裕香)が宿に泊まる。二人は、赤ん坊の息子の見えない目を手術で治そうと江戸に来た。子を思う親心に、るい(高島礼子)は感動し、東吾(中村橋之助)の義姉・香苗(仁科亜希子)も雨の中、駆けつける。雨宿りをさせたいと、赤子を抱いた・おせい(高松あい)を連れて来るが、おせいは逃亡して来た盗賊の一人で、かわせみが賊に囲まれる。

第16回 「源三郎祝言」<終>
畝源三郎(宍戸開)に武家の娘・おいね(仁科仁美)との縁談が持ち上がる。一方、札差の娘・千絵(小西美帆)はひそかに源三郎を恋い慕うが、一人娘ゆえに嫁には行けない。おいねが妊娠していると分かり、るい(高島礼子)と東吾(中村橋之助)は心配だが、源三郎はすべて承知の上で、祝言を断れば、おいねは自害の覚悟と語る。祝言の日、おいねは駆け落ちして、花嫁が不在となり、神林通之進(草刈正雄)は一計を案じる。

キャスト

庄司るい(高島礼子)
神林東吾(中村橋之助)
畝源三郎(宍戸 開)
お吉(鷲尾真知子)
神林通之進(草刈正雄)
長助(蛍雪次朗)
嘉助(小野武彦)
神林香苗(仁科亜季子)
天野宗太郎(鈴木一真)
麻生源右衛門(井川比佐志)
麻生七重(吉本多香美)

脚本・主題歌など

【脚本】
斎藤樹実子
池田政之 ほか
【原作】
平岩弓枝
【主題歌】
「悲しい歌はきらいですか」 歌:田川寿美 作詞:阿久 悠 作曲:大島ミチル
【音楽】
大島ミチル
【演出】
富沢正幸

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