時代劇シリーズ
「慶次郎縁側日記3」

初回放送

2006年10月12日(木)から放送[連続10回]
毎週木曜午後8時  総合

ストーリー

北原亞以子の珠玉の連載小説「慶次郎縁側日記」のドラマ化。定町廻り同心のご隠居、『仏の慶次郎』が、江戸庶民の悩みや揉め事をひもとく、一話完結の日記帳。傷を負いつつも、人々はそれぞれの明日を生きて行く…。

もっと読む

各回のあらすじ

第1回 「峠」
もと定町まわりの森口慶次郎(高橋英樹)が根岸の寮番となって6年。初夏のある夜、慶次郎は男に襲われ負傷する。逃げた男は四方吉(パクソヒ)、富山の薬売りだ。その昔、行商の帰りに峠で襲ってきた追いはぎを逆に殺して怖くなり、江戸に戻って潜伏、出会った女(洞口依子)と暮らしていた。それを慶次郎が見つけて説得、四方吉は自首して島送りとなる。11年後の今、島帰りの四方吉がなぜ襲ったのか、慶次郎は調べを進める。

第2回 「空蝉(うつせみ)」
慶次郎(高橋英樹)は「花ごろも」のおかみ、お登世(かたせ梨乃)との仲が何となく遠のいている。そんな折、お登世がひとときの恋に激しく揺れる。始まりはにわか雨。相手は評判の親子占い師の父親、清玄(津田寛治)。霊感の強い娘(加地千尋)がお告げを授かり、それを客に伝えるのが清玄だ。元は武士で藩主の優秀な知恵袋だったが、故あって浪人に。今は、偽りの言葉で人を惑わしあざけるのが生きる証という、やっかいな男だ。

第3回 「三姉妹」
佐七(石橋蓮司)が見つけた新しい仲間は、何と安女郎の三姉妹、それもご高齢…。けがが治らず甘える慶次郎(高橋英樹)に怒った佐七が休みを取って外出。安女郎に強引に手を引かれ、連れ込まれた家にはおこと(淡路恵子)、おさよ(中原ひとみ)、おきょう(角替和枝)の三姉妹が。話だけとおびえる佐七に、女房(野川由美子)に家出をされた鎌倉屋の安右衛門(江原真二郎)が加わり、「生きるが勝ち」と、うたげは盛り上がる。

第4回 「蜩(ひぐらし)」
吉次(奥田瑛二)の妹おきわ(近藤結宥花)夫婦は子どもがいない。養子を取る話がまたも土壇場で壊れる。養子の母の実家を、そうとは知らずに吉次がゆすったのだ。「蝮(まむし)の妹になんか生まれたくなかった」とののしられ、七夕の夜、吉次は町へ出る。十日後、吉次がおもと(高岡早紀)と所帯を持ったとのうわさが流れる。おもとは弟の円次郎(白川裕二郎)と組んで詐欺で稼いでいた。ある日、円次郎が吉次の名をかたり…。

第5回 「可愛い女」
母の看病で家を空けた皐月(安達祐実)は、晃之助(比留間由哲)との折り合いが悪い。幼妻のおさき(黒川芽以)が、酒を飲んで暴力を振るう夫の源次(長谷川康晴)と別れたいと晃之助を頼る。晃之助はおさきと男女の仲になったふりをして、源次におさきをあきらめさせる。皐月が実家にいるため、晃之助は行き場がないおさきを家で預かる。おさきは晃之助にほれている。雷雨の夜、おさきはすがりついて晃之助と抱き合う…。
第6回 「ふたり」
辰吉(遠藤憲一)の女房おぶん(邑野みあ)が、土手で女に突き落とされ、足首をひねって歩けなくなる。おぶんは女の言葉から、父・常蔵(若松武史)にかかわる者と見当をつける。半月後、おぶんは女を見つける。料理屋の女中、おれん(小嶺麗奈)だ。おれんの母・お初(北原佐和子)は木綿問屋の娘で、常蔵にそそのかされ、おれんを身ごもり捨てられた。腹違いの姉妹なのに、おぶんだけが幸せになったと嫉妬(しっと)し、襲った。

第7回 「意地」
晃之助(比留間由哲)とけんかして1か月、皐月(安達祐実)はまだ仲直りができない。指し物師の栄五郎(山田辰夫)の娘おちせ(前田亜季)が、皐月にすずり箱を届ける。晃之助が栄五郎の弟子・直吉(本田大輔)に注文したものだ。おちせと直吉は祝言間近の恋仲だったが、半年前、道具に飾りが要るか要らないかで栄五郎と直吉がぶつかり、直吉は家を出たきりだ。皐月はおちせが不治の病と知り、栄五郎と直吉を和解させようとする。

第8回 「まむしの恋」
越中島で女郎屋を営むおみつ(石田えり)は吉次(奥田瑛二)の逃げた女房だが、今や岡場所をすべて仕切る元締めになっていた。吉次の調べでは、おみつは放とう息子の女郎殺しをもみ消す代償に、父親の大名(坂西良太)や息子の世話をした両替商のひのき屋(陰山泰)をおどして特権を得たのだ。秘密を知りすぎたおみつや吉次を、ひのき屋が殺そうとする。吉次を助けようと、慶次郎(高橋英樹)は大目付(中山仁)に面会する。

第9回 「大つごもり」
お登世(かたせ梨乃)の料理屋「花ごろも」の女中たちの旅立ちを描く。しっかり者のおかつ(橋本真実)が開いた居酒屋の真ん前に、お秋(泉沙池)が突然、同じような店を開く。嫁に行ったおちえ(坂野友香)が母親になり、一人取り残された気分で、古着屋の喜兵衛(塚本晋也)から借金して店を構えたのだ。2人の店は競争になり、味よりも安さで勝負したお秋が優位に。しかし、板前(小宮孝泰)がばくちの借金を抱えていて…。

第10回 「峠の果て」<終>
四方吉(パクソヒ)と宗七(塚本晋也)は生きるために人を殺した。四方吉は慶次郎(高橋英樹)に諭され、生きて償う道を選ぶ。10年後、人生のすべてを失い、慶次郎を恨んで襲う。一方、宗七は生き延びて古着屋の喜兵衛となり、善行を施して「仏」と慕われる。罪を認めた四方吉が救われず、罪から逃げた宗七がすべてを忘れ救われたのか、慶次郎は2人を見届けようと思う。明けて正月、ついに宗七は慶次郎を呼び出し、真相を語る。

キャスト

森口慶次郎(高橋英樹)
森口皐月(安達祐実)
森口晃之助(比留間由哲)
お登世(かたせ梨乃)
佐七(石橋蓮司)
吉次(奥田瑛二)
辰吉(遠藤憲一)

脚本・主題歌など

【脚本】
宮村優子
山本むつみ
【原作】
北原亞以子「慶次郎縁側日記」
【音楽】
川崎真弘
【演出】
吉村芳之

ページトップへ