時代劇シリーズ
「はんなり菊太郎」

初回放送

2002年11月8日(金)から放送[連続6回]
毎週金曜午後9時15分  総合

ストーリー

公事宿とは、江戸時代に庶民の訴訟手続きなどの代行を行った、現代の司法書士・弁護士事務所と、その宿泊所の役割を果たした旅寵である。公事は、江戸時代の民事事件を指す。これらの裁判・判決のために人々が各地から江戸や京都に出てきた。だが、すぐに裁判が始まり、判決が出るというものではなく、それを待つ間に泊まったり、あれやこれやと提出書類を書いてもらったのが公事宿であった。訴訟や犯罪にまつわる人間模様が、日夜この公事宿で繰り広げられていた。
江戸時代の京都を舞台に、正妻の子である弟に家督を譲り出奔した主人公・田村菊太郎が公事宿・鯉屋(こいや)に居候しながら、京都東町奉行所同心組頭の弟を助け、事件を解決していく。頭も切れれば腕も立ち、義侠心も強く粋な男・菊太郎の推理と刃が人の心の闇に迫る痛快時代劇。

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各回のあらすじ

第1回「帰って来た男」
七年前に家を出たきり行方知れずだった田村菊太郎(内藤剛志)が、京に戻ってきた。奉行所同心をしている弟の銕蔵(石本興司)に家督を譲り渡した菊太郎は、公事宿「鯉屋」の居候となる。
 …安蔵という男の水死体が揚がった。菊太郎と銕蔵は事件の真相を探る。安蔵の死を知らず、その帰りを待ち続ける女(川上麻衣子)がいた。菊太郎は切ない思いに駆られる。そして、安蔵を狙っていた石工たちの存在が浮かび上がる…。

第2回「老虎(ろうこ)」
菊太郎(内藤剛志)は小兵衛(北大路欣也)という初老の男と知り合う。その後、小兵衛の息子が「武士の行列の前を横切った」という咎で斬り殺されてしまう。あまりの非情さに菊太郎は怒り、抜刀した侍を突き止める。その名は森田重兼(石丸謙二郎)。もういちど峰の山道を森田の行列が通る時、小兵衛は森田に斬りかかるつもりだという。小兵衛は菊太郎に「仇討ちを遂げることができたら、自分の首を刎ねてくれ」と菊太郎に頼む。そして決行の日が来た。

第3回「ほんまの母」
 伝法な啖呵を切る威勢のいい女(清水美砂)が「鯉屋」へ飛び込んできた。名をお蔦といい、自分の娘に関する公事から手を引いてほしいのだという。
 その娘というのは、炭問屋の伊勢屋が「お梅」という女に産ませた子である。お梅の死後、娘はお蔦が引き取り、五年間も育ててきた。それを今になって、女房に子が出来ない伊勢屋が引き取りたいと言ってきたのだ。実の母ではないお蔦は悩む。そして伊勢屋の暴挙を、菊太郎(内藤剛志)は必死でくい止めようとする…。
第4回「兄弟(あにおとうと)」
菊太郎(内藤剛志)が命を救って貰ったことのある、森丘(桂小米朝)という侍が牢獄に入っている。えん罪に違いないと考えた菊太郎だが、森丘を取り調べた同心は銕蔵(石本興司)だった。菊太郎は銕蔵に再調査を持ちかけるが、銕蔵は頑なにそれを拒む。地道な捜査を菊太郎は重ね、森丘を陥れようとする大垣藩の陰謀が明らかになる。森丘の処刑前日、ついに兄弟は団結し、大垣藩主(三田村邦彦)の屋敷に乗り込む…。

第5回「闇の掟(おきて)」
鯉屋の座敷牢に入っている浪人・土井式部(柴俊夫)は、自分にかけられた嫌疑は濡れ衣だという。一方、琵琶湖へ出かけた源十郎(渡辺徹)たち公事宿の主人連中が、何者かに狙撃され、一人が命を落としてしまう。お多佳(東ちづる)は夫の身を案ずるが、全ては鯉屋を商売敵として狙う相模屋(篠田三郎)の企てであり、式部の罪もまた相模屋が仕組んだものだった。菊太郎(内藤剛志)と源十郎は力をあわせ、相模屋の謀略に立ち向かう。

第6回「京の女狐(ぎつね)」
ある日鯉屋に、松乃(山本陽子)という美貌の女性を訴える客が飛び込んできた。何人もの男をたぶらかし、金を貢がせてだまし取ったというのだ。
 松乃は男性に嘘を突き通して夢を見させ、自分に貢がせて生きていた。菊太郎(内藤剛志)は「自分の心に素直になったらどうか」と松乃に訴える。そんなある夜、松乃の二人の娘に異変が起こる。お里(濱田万葉)が母の元を去り、そしてお藤は騙した男に刺され、命を落としてしまう…。

キャスト

田村菊太郎(内藤剛志)
お信(南 果歩)
鯉屋源十郎(渡辺 徹)
多佳(東ちづる)
田村銕蔵(石本興司)
奈々(星奈優里)
田村次右衛門(田中邦衛)
政江(香川京子)

脚本・主題歌など

【脚本】
古田 求
【原作】
澤田ふじ子

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