ストーリー
江戸の下町に起こる、摩訶不思議な事件の数々を、ご存じ、茂七親分が人情味豊かに解決していく、怖くて、温かくて、せつない、「ふしぎ人情時代劇」。
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各回のあらすじ
第1回「片葉の芦」
すし屋の主人・藤兵衛(柴俊夫)が殺され、藤兵衛と対立していた一人娘のお美津(松尾れい子)に疑いがかかる。極貧の少年時代、お美津に助けられた蕎麦屋の職人・彦次(高岡蒼佑)は、茂七(高橋英樹)に、お美津の無実を主張する。茂七は、藤兵衛が殺された夜に立ち寄っていた下駄屋の娘・お園(岡本綾)を探し出すが、お園は意外な証言をする…。
第2回「敵持ち」
板前の加助(浅野和之)は、女将・お鈴(奥貫薫)の愛人・勇吉(松田直樹)から脅される。加助に凶器を持たせ、殺人犯に仕立てるための策略だった。加助の妻・おこう(根岸季衣)は、長屋に住む浪人・小坂井(三浦浩一)に用心棒を頼む。おかげで加助は難を逃れるが、小坂井は長屋から姿を消す…。
第3回「鬼は外」
小間物屋の主人・喜一郎が急死し、里子に出されていた喜一郎の双子の弟・寿八郎(松重豊)が呼び戻された。親戚たちは次第に、寿八郎は小間物屋の身代を狙った偽物ではないかと疑いだし、茂七に調査を依頼する。寿八郎は、叔母のお末ならば自分が本物であることを証言できると主張するが…。
第4回「迷い鳩」
姉と二人で一膳飯屋を切り盛りする少女・お初(沢松綾子)は、人に見えないものが見える不思議な能力を持っている。ある日、町で出会ったろうそく問屋の女将・お清(喜多嶋舞)の着物の袖に、血がついているのを見てしまう。茂七は、身元不明の水死体を探るうち、ろうそく問屋の女中の失踪事件を知り、お初と協力して、お清の犯罪を暴いてゆく…。
第5回「ならず者」
通い奉公に出た少女・お春(尾高杏奈)は、ある日、使いの途中に市太郎(遠藤憲一)という遊び人風の男に声をかけられ、母・お仲(松田美由紀)のことを聞かれる。市太郎は、茂七が追っている傷害事件の下手人だった。数日後、市太郎は死体で発見される。市太郎がお仲の初恋の相手だったことを聞いたお春は、市太郎の胸中に思いをはせる。…。