ドラマ10
「ラストマネー -愛の値段-」

初回放送

2011年9月13日(火)から放送[連続7回]
毎週火曜午後10時 総合

ストーリー

NHKドラマ10「ラストマネー」。主人公・向島朔太郎(伊藤英明)は、清和生命の保険金査定部に勤めている。問題のありそうな支払い請求に対し、調査を含めて査定する「特殊案件調査グループ」に所属。保険金目当ての殺人や病院ぐるみの保険金詐欺にはじまり、不正申告や自殺者への支払いなど様々なケースを調査員の如月(松重豊)と共に調べ上げ、支払いの可否を決定する・・・。

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各回のあらすじ

第1回「最期のプレゼント」崖下に落ちた車に父母子、母方の祖母(市毛良枝)が乗っていて、祖母以外全員が死亡。父にかけられた保険金は誰のもとへ?事故での死んだ順番は? それによって保険金の行方も変わる。生き残った祖母は、なぜか多くを語らない。保険金査定人の向島(伊藤英明)は新人の大野(中丸雄一)と調査する中で、死亡した父とその両親のねじれた愛情に翻弄される。一方、向島の先輩・横村(田中哲司)は亜希子(高島礼子)にひかれる。
第2回「残された母子」深夜、帰宅途中の男が車にひかれ死亡するが、「自殺とみなされたら保険金は払わない」と向島(伊藤英明)は言う。新人の大野(中丸雄一)は、夫に取り残されたと嘆き悲しむ妻の姿を見て、非情な判断だと納得できない。また、病院ぐるみで不正請求をする偽患者に厳正な裁きが届かないさまを見て大野は腐るが、向島が僅かなヒントから真相を突き止め、立ち直った。一方、先輩の横村(田中哲司)は亜希子(高島礼子)と不倫に陥る。
第3回「外れない宝くじ」自動車工場の経営者が火災に巻き込まれ死亡した。受け取り人が書き換えられていたため、保険金は、妻ではなく死んだ夫の愛人に払われることに。向島(伊藤英明)は嘆き悲しむ妻を気の毒に思うが、あることから、この事件には実は大きなウソが隠されていることに気づく。一方、向島の先輩・横村(田中哲司)は、魚の加工場に勤める佐々倉亜希子(高島礼子)と不倫の仲になり、保険金の受取人を亜希子に変更するよう、せがまれる。
第4回「保険が見つけた愛」自分の病を知って、慌てて保険に入ったと思われる男(金田明夫)。向島(伊藤英明)は持ち前のひらめきで真相を暴くが、男の家族への悲しい思いが浮かび上がる。一方、向島の大学の先輩で同じ社の横村(田中哲司)が、亜希子(高島礼子)にほれ込んで、会社の金を使い込んでいることが発覚。向島は横村に改心するよう説得するが、逆に横村から向島の過去を蒸し返され、逃がすことに。せっぱ詰まった横村は、亜希子と…。
第5回「愛なのか、金なのか」横村(田中哲司)の死に、がく然とした向島(伊藤英明)の前に亜希子(高島礼子)が現れ、横村が自分に残した保険金は、いつおりるのかと問う。大野(中丸雄一)が亜希子の過去を調べると、血縁でもない男たちの死によって保険金を得ていた女であることが判明。だが、専務の藤堂(伊武雅刀)は向島に、この件から身を引けと言う。如月(松重豊)は警察に再調査を依頼。そんな時、横村の遺書が出てきて、向島は新たな真相を知る。
第6回「保険が殺した愛」亜希子(高島礼子)は、横村(田中哲司)と心中しようとする時、“お前は生きろと言われ突き放された”と言う。信じられない向島(伊藤英明)は、いっそう亜希子に近づくが、素顔の亜希子は母性に満ちた不幸な女にしか思えない。そんな折、向島が保険金の支払いで、苦い過去として関わった少年が亡くなってしまう。亜希子の言う「保険の罪深さ」こそが問題のように思えてしまう向島だが、如月(松重豊)は亜希子に脅しをかける。
第7回<終>「命の金」息子を連れて故郷・佐渡へ逃げる亜希子(高島礼子)。あとを追った向島(伊藤英明)は、亜希子の悲しい過去を知り、“やはり亜希子は連続保険金の殺人犯ではないか”と疑う。「なぜ、そのような生き方しかできなかったのか」と問う向島の前で、亜希子は如月(松重豊)の殺人未遂容疑で警察に捕まる。数日後、拘置所で亜希子と面会した向島は、「人を殺した者にかかった保険金は支払われるのか」と問われ…。

キャスト

向島朔太郎(伊藤英明)
大野圭吾(中丸雄一(KAT-TUN))
如月洋大(松重 豊)
横村一樹(田中哲司)
一ノ瀬由佳理(田畑智子)
藤堂光明(伊武雅刀)
水谷俊郎(夏八木勲)
佐々倉亜希子(高島礼子)

脚本・主題歌など

【脚本】
武田有起

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