土曜時代劇
「まっつぐ~鎌倉河岸捕物控~」

初回放送

2010年4月17日(土)から放送[連続13回]
毎週土曜午後7時30分  総合

ストーリー

江戸城に近く、幕府開闢以来の町人が住む鎌倉河岸。その界隈の同じ長屋で育った三人の若者と、彼らのアイドル・しほが繰りひろげる青春グラフィティ。友情と恋、一人前の人間になるまでの様々な試練、そして彼らの成長を見守る周囲の大人たちの温かく、ときには厳しい教え。一つのコミュニティの中で、貧しい者も豊かな者も、互いに助け合い、温かく心を通わせながら皆が生き生きと暮らしている。そんな鎌倉河岸の清新な青春群像。

 現代の社会が喪失している大切なものを瑞々しく描いた“大人のファンタジー”。

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各回のあらすじ

第1回「カタキ討ち」政次(橘慶太)、亮吉(中尾明慶)、彦四郎(小柳友)は、酒問屋の看板娘しほ(柳生みゆ)にほれ、張り合っている。ある日、しほの父・文之進(堀部圭亮)が御家人の市川(池内万作)に殺される。政次は彼らを誘い、市川に恨みを持つ香具師(やし)に市川を襲わせ、騒動に紛れて文之進のあだを討つ。江戸でいちばんの十手持ち金座裏の宗五郎(松平健)は、復しゅう劇を見て見ぬふりし、おとがめが若者たちに及ばぬよう厳しく諭す。
第2回「父母の秘密」しほ(柳生みゆ)が川越藩の武士に襲われ、政次(橘慶太)が撃退。集金をねらう強盗が日本橋に出没し、宗五郎(松平健)は政次をおとりに犯人を捕らえようとするが、政次が独断で動いたために、宣太郎(石倉三郎)に手柄を取られてしまう。しほの従兄弟だという川越藩の若い武士・園村辰一郎(石黒英雄)が現れ、藩の不正を正すため、しほの両親が川越を出た際に持っていたはずの不正の証拠を見つけてほしいとしほに頼む。
第3回「金座裏が動く」しほ(柳生みゆ)がまた川越藩の武士に襲われ、政次(橘慶太)が抵抗、宗五郎(松平健)が守る。宗五郎は素手で武士に向かった政次の度胸に感心し、松阪屋の松六(山本學)に政次を金座裏の跡継ぎにもらいたいと言う。しほの両親の遺品の中から川越藩の不正の証拠が見つかる。宗五郎は川越に行き、辰一郎(石黒英雄)に渡し、藩主に家老の不正を自分の目で確かめるよう勧める。藩主は不正の現場を目撃し、家老派を一掃する。
第4回「十四年前の亡霊」松阪屋の松六(山本學)が政次(橘慶太)を連れ、墓参りをした帰りに武士に襲われる。政次の機転で松六は命拾いするが、転倒して頭を打ち記憶喪失に。政次は松六がお参りした墓を調べると、14年前、わいろざんまいの老中をいさめた旗本・新山善右衛門が闇討ちにあい、松六が葬ったことがわかる。政次は宗五郎(松平健)にその事実を知らせる。そして、松阪屋から松六がいなくなり、書き残した判じ物を懐に、政次は松六を捜す。
第5回「政次、奔る」政次(橘慶太)は松六(山本學)が残した判じ物を読み解いて松六を捜す。宗五郎(松平健)は14年前の事件を調べ、殺された新山善右衛門の遺児を松六がかくまっている場所に至り、政次に合流。宗五郎は政次の推察力に感服する。武士の一団が現れ、松六と新山の遺児に襲いかかるが、寺坂(山田純大)率いる捕り方が駆けつけ一件落着。数日後、松六は政次を呼び出し、「松阪屋を辞めてもらい、宗五郎に預けることになった」と言う。
第6回「初手柄」政次(橘慶太)は、宗五郎(松平健)の手先として働きだす。京太郎(石田卓也)はヤクザの竹松(赤星昇一郎)が、村人から搾取している惨状を藩主に訴えようとしていたが、訴状を盗まれてしまう。政次と亮吉(中尾明慶)は、京太郎の宿に竹松と弟(武野功雄)をおびき出し、宗五郎が捕縛して訴状を取り戻す。亮吉は政次と一緒に手柄をたてたことを喜ぶが、下駄貫(前田健)から政次が宗五郎の跡継ぎになると知りショックを受ける。
第7回「亮吉 失踪(そう)」大工の弟子が借金返済の証文を奪われ、宗五郎(松平健)の探索で、金貸しの善兵衛(阿南健治)とニセ坊主の眼斎(大島宇三郎)が仕組んだ事件だとわかる。政次(橘慶太)の発案で、善兵衛のめかけの家で女房が痴話げんかをするようにしむけ、騒動の最中に宗五郎の手先が踏み込み、善兵衛らを捕り押さえる。一方、金座裏を飛び出した亮吉(中尾明慶)は、盗賊が宗五郎を殺して金座を襲うたくらみを耳にする。
第8回「金座襲撃」金座の手代が殺され、宗五郎(松平健)と政次(橘慶太)は板橋に行く。亮吉(中尾明慶)は、盗賊が宗五郎を殺して金座襲撃をくわだてていることを知り、尾行するが捕まってしまう。そして、政次は亮吉のメモを発見。昔、宗五郎が捕らえて島送りにした猪左衛門(ベンガル)が、宗五郎をねらっていることがわかる。捕り方は盗賊の隠れがを包囲。猪左衛門は亮吉の首筋に刀を当てたが、潜んでいた政次が亮吉を救い、盗賊が捕縛される。
第9回「引札屋おもん」建具師・華平の娘が殺された。娘は華平の一番弟子・仲蔵(高橋宙無)と婚約していたが、仲蔵には別の女がおり、疑いが強まる。宗五郎(松平健)は、娘と相思相愛で仲蔵に復しゅうしようとする弟子の和吉(里中隼人)と仲蔵をおびき出す。対決の場で自ら犯行を暴露した仲蔵は、政次(橘慶太)たちに取り押さえられる。一方、清蔵(竹中直人)は若い引札屋おもん(佐藤藍子)と知り合いになり、仕事を口実に、おもんを舟遊びに誘う。
第10回「清蔵の恋」清蔵(竹中直人)と引札屋のおもん(佐藤藍子)は恋仲になった。ちまたでは、千社札を葵(あおい)の御紋の上にはると脅し、大だなから金をねだる旗本が出没。宗五郎(松平健)は、おもんを訪ね千社札を作ったのが誰か聞きだす。おもんは宗五郎の来訪が、捜査のためだけではないと感じる。悪事を働いていた旗本が松阪屋をねらっているとわかり現れた旗本を政次(橘慶太)が取り押える。おもんは清蔵に別れの手紙を残し京に旅立つ。
第11回「日和下駄」女を食いものにしてきた治助(若山慎)が殺され、日和げたが片方残されていた。政次(橘慶太)は、治助を捕らえたことがある宣太郎(石倉三郎)から手がかりを得て、治助の幼なじみ・おしま(山田まりや)が、治助のせいで苦界に陥り恨んでいたことを突きとめる。もう一方の日和げたを捨てようとするおしまを政次が取り押さえ、治助殺しを白状する。下駄貫(前田健)は、政次が主導権を握って捜査が進んだことを不快に思う。
第12回「下駄貫の意地」5人組の引ったくりが頻発し、政次(橘慶太)をはじめ、金座裏の手先たちが追う。下駄貫(前田健)は、政次が宗五郎(松平健)の跡継ぎになりそうな気配に反発して、単独で探り始める。松阪屋のおれん(児玉絹世)が、5人組に襲われたところに下駄貫が遭遇。下駄貫は後をつけ、首領格の春太郎(中山卓也)を取り押さえようとするが、逆に殺されてしまう。翌朝、金座裏に下駄貫の死が知らされ、政次は犯人の逮捕を心に誓う。
第13回<終>「若親分誕生」政次(橘慶太)は、独りで下駄貫(前田健)の敵討ちに行こうとするが、亮吉(中尾明慶)らに見つかり、亮吉たちが政次の指図で捜査を行うことに。政次は、春太郎(中山卓也)らが高飛びする前に、祖母の家に来るとにらんで見張り、春太郎らが現れると乱闘の末、たたき伏せる。そして、金座裏に松六(山本學)や清蔵(竹中直人)が呼ばれ、宗五郎(松平健)が手先たちの前で「政次を養子にして金座裏の十代目を継がせる」と告げる。

キャスト

政次(橘 慶太)
亮吉(中尾明慶)
彦四郎(小柳 友)
しほ(柳生みゆ)
宗五郎(松平 健)
おみつ(南野陽子)
八百亀(苅谷俊介)
下駄貫(前田 健)
常丸(嘉島典俊)
寺坂毅一郎(山田純大)
松阪屋松六(山本 學)
由左衛門(大浦龍宇一)
おれん(児玉絹世)
宣太郎(石倉三郎)
おとせ(猫背 椿)
豊島屋清蔵(竹中直人)

脚本・主題歌など

【脚本】
尾西兼一
【原作】
佐伯泰英「鎌倉河岸捕物控」
【主題歌】
w-inds. 「Addicted to love」
【音楽】
長谷部徹
【演出】
清水一彦
笠浦友愛
周山誠弘
【語り】
竹中直人

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