NHK大分放送局 開局70年記念ドラマ
「無垢の島」

初回放送

2012年5月5日(土・祝)放送
午前10時05分  BSプレミアム

ストーリー

大分県津久見市。豊後水道に浮かび、50人あまりが暮らす「無垢島」。島には店や病院はなく水道も届いていないため、船で飲料水を運び、雨水も利用しながら生活している。この島の小中学校の児童・生徒は全部で5人。その中でたった一人の男の子、『つばさ』が欲しいもの。それは「男の子の友達」だった。

夏休みを前にしたある日、ナゾの男『ハルオ』が島にやってくる。ミネラルウォーターの工場を解雇され、ある目的のためにかたくなに無人島に執着するハルオだったが、つばさとの出会いや島の人々のやさしにふれることで、次第に自分の気持ちに変化が生まれはじめる。

幼い頃に両親が離婚し、祖母と二人暮らしのつばさには、気になる島の言い伝えがあった。かつて、無人島で飼育していた羊を殺めたところ、ネズミが大発生し島民を困らせた。そこで羊を供養するためにお地蔵さまを祀ったのだという。運動場に祀られたお地蔵さま、そしてすぐ目の前の無人島を見るたび、ひょっとしたら今も無人島に羊の生き残りがいるかもしれない、だったら寂しいだろうと、つばさは1匹で暮らす羊を想像して自身の寂しさと重ねていた。一方でハルオは、来年4人の女の子たちが島を離れ、つばさが島でたった一人の子どもになることを知り、自分が抱える孤独な気持ちとを重ね合わせるのだった。

ハルオは、そんなつばさに自分が無垢島に「宝探し」に来たという本当の理由を伝える。そして二人は一緒に宝を探そうと約束する。

そんな中、つばさの祖母が倒れ本土の病院に入院。ふさぎこむつばさを元気づけようと、担任(藤井恵)は夏祭りの大役をつばさに任せることを思いつくのだが―。

空の青さと広い海。水を大切に扱い、支え合って暮らしている島の人々が一生懸命に生きてきた証…。つばさとハルオ、二人は無垢島で数日をともに過ごす中で、ただ当たり前にあるものの尊さに気付き始める。

忘れがたいひと夏の出来事が、つばさに残してくれた“タカラ”とは―。

キャスト

松本つばさ(新村澪二)
つばさとさくらの担任/藤井 恵(大塚千弘)
無垢島中3年(三姉妹の長女)/こころ(藤田 京)
無垢島小5年(三姉妹の次女)/さくら(村上梨紗)
無垢島小3年(三姉妹の三女)/かえで(藤田 華)
無垢島中3年/ちさき(植山沙織)
つばさの祖母/松本悦子(三ヶ尻善子)
漁師/ゲン(村柗一也)
民宿のおかみ/春枝(須藤百合子)
ナゾの男/田中ハルオ(柄本 佑)
ハルオの元同僚/遠藤大介(大谷ノブ彦 <ダイノジ> )
ハルオの元同僚/小島紀之(大地洋輔 <ダイノジ> )
ハルオの元上司/工場長(工藤和之)

脚本・主題歌など

【脚本】
日下 渚
【演出】
髙武 慎

ページトップへ