土曜時代劇
「浪花の華~緒方洪庵事件帳~」

初回放送

2009年1月10日(土)から放送[連続9回]
毎週土曜午後7時30分  総合

ストーリー

“将軍様のお江戸”や“天子様の京”と並び、「天下の台所」として栄えた商人の町、大坂。

文政年間(1829年頃)のこの町で、ヘタレ侍の蘭学生・緒方章(後の幕末の名医・緒方洪庵)と、謎の男装の麗人・左近が、運命の出会いを果たした!

武芸が苦手で人づきあいも下手な章だが、持ち前の正義心と実直さから左近と共に事件に巻き込まれ、次第に彼女にひかれていく。住む世界の違う二人だけに、決して結ばれることのない恋と知りつつ・・・・。

一筋縄ではいかない浪花の商人や同心。新しい時代の学問に夢をかける若者たちと、厳しくも温かい師匠夫婦。そして中国の秦の始皇帝の末裔ともいわれ、難波宮以来一千年の長きにわたって町を守り続けた、闇の守護神「在天別流(ざいてんべつりゅう)」の男たち。

若き二人の周りに多彩な人物を配し、サスペンスと活劇の味付けをスタイリッシュに施した、爽やかで少し切ない青春物語。
浪花の華が、今開く!

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各回のあらすじ

第1回「禁書の秘密」
文政末(1829年)の大坂。備中武家の三男・緒方章(後の緒方洪庵・窪田正孝)は、名医として名高い中天游(蟹江敬三)のもとに弟子入りし、蘭学修業中。人づきあいが苦手な章は、買い物にいっても浪花(なにわ)商人にやり込められ、いまだ大坂になじめない。師匠の命で禁書の医学書の取り引きに向かった章だが、相手の本屋が謎の死を遂げ、本は行方不明に…。途方に暮れる章の前に、謎の女侍・左近(栗山千明)が現れる。

第2回「想(おも)いびと」
章(窪田正孝)は、天游師匠(蟹江敬三)の一人息子・耕介(杉浦太陽)から相談を受ける。祈とう師の娘・おあき(小出早織)との仲を父が認めてくれない、というのだ。折しも章は耕介たちと一緒に龍天王寺の舞楽を見るが、舞方の中に偶然、女侍・左近(栗山千明)を見つける。その夜、舞楽に来ていた公家の役人が殺される。しかも、おあきが下手人扱いされる。無実を証明したい耕介のため、章は左近と一緒に事件の解決に乗り出す。

第3回「闇の守護神」
章(窪田正孝)とともに思々斎塾で学ぶ薩摩藩士の川崎(中村大起)が、突然塾を辞めることになった。大坂の両替商が出銀を断ったせいで川崎の兄が責めを受け、腹を切らされた。川崎も家を継ぐため国に帰ることになったのだという。そこに両替商の息子で塾生の富沢(山崎裕太)が現れ、川崎と富沢は一触即発になる。師匠・天游(蟹江敬三)の一喝でことは収まるが、章は天游に呼び出され、「富沢の素行を調べてほしい」と頼まれる。

第4回「哀(かな)しき宿命(さだめ)」
お定(萬田久子)と耕介(杉浦太陽)が、異国人らしき謎の男に出会った。男は見知らぬ異国語で書かれた手紙の切れ端を残し、立ち去る。話を聞いていた章(窪田正孝)は、手紙の裏に高麗屋という文字を見つける。それは左近(栗山千明)と若狭(池内博之)が根城にしているまんじゅう屋の名前だった。章は「手紙を自分の力で訳させてほしい」と申し出る。天游(蟹江敬三)の許しを得て手紙を借り受けた章は、左近のもとへ向かう。

第5回「北前船始末」(前編)
長屋に薬を届けにいった章(窪田正孝)は、過って病人を痘瘡(とうそう)と見立て、住人たちは大騒ぎに。天游(蟹江敬三)に患者をおびえさせたことをしかられ、落ち込む章。そこに北前船の船頭・卯之助(苅谷俊介)が、けがをして担ぎ込まれる。章は卯之助に頼まれ、左近(栗山千明)に預けられた孫娘のおゆきを迎えにいくが、突然何者かに襲われる。若狭(池内博之)の活躍でことなきを得るが、卯之助は事情を話そうとしない。
第6回「北前船始末」(後編)
おゆき(畑未夢)が何者かにさらわれた! 章(窪田正孝)は左近(栗山千明)のもとへ向かう。左近と若狭(池内博之)は、北前船の船頭・卯之助(苅谷俊介)から事情を聞き出していた。実は隠し荷は露西亜(ろしあ)からの種痘(しゅとう)で、おゆきに植えつけて松前から運んできたのだった。「種痘があればたくさんの痘瘡(とうそう)患者を助けることができる!」と興奮する章。だが調べるうちに、思わぬ事実に突き当たる。

第7回「左近を救え」
天游(蟹江敬三)のもとに刀傷を負った木綿問屋の手代・仙吉(浜口望海)が担ぎ込まれる。章(窪田正孝)は仙吉の傷にあてられた布が左近(栗山千明)のものであることに気づき、事情を問うが、仙吉は治療の途中で姿を消してしまう。実は左近は大坂の木綿商いの事件を追ううちに、とらわれの身になっていた。しかも背後には巨大な敵がいるらしい。左近を助け出すため仙吉を捜す章は、途中で若狭(池内博之)と一緒になる。

第8回「蘭方医の戦い」
天游(蟹江敬三)に江戸行きを告げられた章(窪田正孝)。左近(栗山千明)に話したいが、なかなか言いだせない。そんな時、天游の旧友の蘭方医・日高(西園寺章雄)と弟子・佐伯(加藤虎ノ介)が訪ねてきた。日高は江戸での蘭学修業の魅力を話す。浮かない表情の章を見て、耕介(杉浦太陽)は「高麗屋」で章の相談に乗る。店からの帰り道、2人は日高が短銃で撃たれる現場に出くわす。しかも、その人込みの中には左近の姿が…。

第9回<終>「明日の華」
左近(栗山千明)が倒したはずの蘭方医・佐伯(加藤虎ノ介)が生きていた! 章(窪田正孝)の前に再び現れた佐伯は、「天游(蟹江敬三)先生の身は、抜け荷の銃・二百丁と交換だ」と言い残して立ち去る。章は心配するお定(萬田久子)や耕介(杉浦太陽)に事情を説明し、左近たち在天別流の力を借りて天游の救出に向かうことになる。だが佐伯は天游をおとりに、在天別流を一網打尽にする秘策を練っていた。

キャスト

緒方章(窪田正孝)
左近・お佐枝(栗山千明)
中天游(蟹江敬三)
お定(萬田久子)
耕介(杉浦太陽)
若狭(池内博之)
弓月王(宮内敦士)
赤穂屋(芦屋小雁)
新井幸次郎(梶原善)

脚本・主題歌など

【脚本】
前川洋一

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