ドラマDモードシリーズ
「陰陽師」

初回放送

2001年4月3日(火)から放送[連続10回]
毎週火曜午後11時  総合

ストーリー

まだ、闇が闇として残っていた平安京。

人も"鬼"も渾然と存在していた時代に、
暗黒の世を鎮め、この世との調和を図る者たちがいた。

彼ら"陰陽師"と呼ばれる者たちの中でも、天才と謳われた安倍晴明が、
親友で笛の名手・源 博雅や、謎めいた女性・蜜虫とともに、
恨みや苦しみ、哀しみなどさまざまな理由から、
"鬼"や"生霊"となった者たちの魂を鎮めて行く....。

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各回のあらすじ

第1回「玄象」
時は平安.........。
帝が大切にしていた琵琶・玄象[げんじょう]を紛失してしまった源博雅(杉本哲太)は、陰陽師として名高い安倍晴明(稲垣吾郎)に助けを求める。
やがて、博雅の友人・鹿島貴次(宮川一郎太)の妹・玉草(山口紗弥加)が博雅に眠り薬を飲ませて玄象を盗んだらしいと分かるが、玉草はそれを否定する。
その頃、京の町外れで貴族が襲われて羅城門(らじょうもん)の鬼に食い殺されているという噂がたっていた。
しかも、その羅城門からは誰が奏でるのか美しい琵琶の音が......。
実は、玉草は羅城門に棲む鬼にさらわれたのだが、あろうことかその"鬼"に恋をしてしまったらしい。
玉草と"鬼"、そして琵琶との関わりは......。
晴明は博雅とともに"鬼"の棲む羅城門へと向かう。

第2回「這(は)う鬼」
"恋多き女"と都で評判の藤原貴子(櫻井淳子)は、恋人の康範(大石継太)が最近、姿を見せない事に気をもんでいた。
そんなところに何者かから文箱が届けられるが、中には女の黒髪が.......。
その日から貴子は髪が蛇に変わって自分に絡みつく幻影に襲われるようになる。
依頼を受けた晴明(稲垣吾郎)は博雅(杉本哲太)とともに貴子の屋敷を訪ねる。
二人の様子から、博雅は、かつて晴明と貴子の間に何かがあったのではないかと感じ取る。
ある日、晴明は男女関係の諍いから、ある女に切りつけられた貴子をかばって怪我をしてしまう。
貴子は晴明に自分の屋敷で手当てを受けさせる。
その折りに「昔のように自分の側にいて欲しい」と言う貴子だが、晴明の返事は冷たい。
そんな時、貴子はまた"蛇の幻影"を見る。晴明は、貴子が見る幻影の正体を見抜くのだった。
一方、貴子に送られた文箱の送り主は、かつての康範の恋人・草笛(前田真理)だった。
康範を信じて京にやって来たものの、既に康範は貴子に心変わりしていたのだった。
その上、康範は邪魔になった草笛を.........。

第3回「迷神」
博雅(杉本哲太)の友人、伊通 [これみち](西村和彦)は、息子を救おうとして川で溺れ死にしてしまう。
しかし、伊通は死霊となって妻・藤子(南野陽子)のもとに毎晩現れ、情を交わすようになった。偶然その光景を目撃してしまった博雅は、
このままでは藤子までもが命を落とすのではないかと心配し、晴明(稲垣吾郎)に助けを求める。
「本人が望むのだからそれでいいではないか」と言う晴明だったが、博雅の真っ直ぐな気持ちに折れ、ある男の元を訪ねる。その男とは晴明と並び称される陰陽師・蘆屋道満(寺尾聰)。
実は今回の一件は道満が施した術によるものだった。
博雅は次第に衰弱してゆく藤子を
「残された息子のためにも生きなくてはならない」と説得し、
二度と伊通の死霊を家に入れないと誓うが......。

第4回「鉄輪」
ある日、博雅(杉本哲太)は、自分が奏でる笛の音を誉めてくれた美しい女性に心をときめかせるが、話を聞いた晴明(稲垣吾郎)や蜜虫(本上まなみ)から相手にされず、むくれていた。
そんな頃、とある神社に、夜な夜な現れてわら人形に釘を打つ女、徳子(横山めぐみ)の姿があった。
徳子は自分をすてた男を呪い殺そうとしていたのだ。
業をにやした神官の一人が「『頭に鉄輪をかぶり、その脚に火を灯して鬼となって会えば願いが叶う』というお告げがあった」と嘘をつく。
その言葉を真に受けた徳子は満足げにその場を去る。
残された人形には"藤原為良[ふじわらのためよし]"(渡辺いっけい)の名が残されていた。
果して、その神官が屋敷を訪ねると、為良は原因不明の病にふせっていた。
神官から経緯を聞いた為良は、晴明に助けを求める。
気が進まぬ晴明だったが、為良と神官の嘘によって鬼と化した女のため解決に乗り出すが、同行した博雅は.........。

第5回「たらちね」
ある日、晴明(稲垣吾郎)は、藤原兼家(石橋連司)の家で白比丘尼[しらびくに](高橋恵子)という巫女を紹介される。
その時、小夜(春名美咲)という娘が助けを求めに現れる。
母親に売られて、今は豪族の屋敷で働いているという小夜は晴明になついて、なかなか側を離れようとしない。
自らも子を捨てた過去を持つ白比丘尼の占いに従って晴明が小夜の母親・妙(美保純)を探し当てる。
しかし、体を売ることで暮らしを立てている妙は、自分が小夜の母親だとは認めない........。
第6回「鬼小町」
晩秋の京で起こる「桜の花びらの殺し」。若い男ばかりが次々と殺され、死体には季節はずれの桜の花びらが散っていた。
それは死霊となった小野小町(三田和代)の仕業だった。
絶世の美女と謳われた昔が忘れられず、男を惑わし、自分の老いた正体を知った者を殺していたのだ。
次に狙われたのは如水(塚本高史)という若い僧であった。
陰陽師・安倍晴明(稲垣吾郎)は小野小町の死霊に対して......。

第7回「露と答えて」
この世への思いが残り、死霊となった藤原兼家(石橋連司)の娘・聡子(後藤理沙)。
心変わりして家に寄り付かなくなった父親の兼家を、それでもずっと待ち続けていた母・夕子(高橋ひとみ)に引き合わせたいという聡子の思いを晴明はかなえてあげたのだった。
が、思いを遂げたはずの聡子はまだ消えない.......。
晴明はその後、聡子を死霊とは知らぬ博雅(杉本哲太)と二人きりにする。
聡子が残していた「もう一つの思い」とは.........。 

第8回「鬼のみちゆき」
夜な夜な、都の大路に牛車が現れるという。
しかも、その牛車は引く"牛"がいないのに動いているという....。
その正体は婚礼衣装をまとった死霊・淑子(戸田菜穂)だった......。
一晩に一つの大路をずつ、内裏に向かって近づいてゆくこの牛車を恐れた貴族たちは陰陽師・安倍晴明(稲垣吾郎)に退治を請う。
何故、淑子の乗った牛車は一晩に一つずつ、内裏を目指すのか......。
牛車が二条大路にさしかかった晩に.........。

第9回「心の鬼」
鬼退治の大役を決める方術くらべに勝った陰陽師・安倍晴明(稲垣吾郎)に、娘の修子(白島靖代)を嫁に取り、蜜虫(本上まなみ)を自分に差し出すよう
藤原兼家(石橋連司)は晴明に迫る。
当惑する蜜虫に、晴明は何も答えない。
晴明は、押しかけてきた修子に、飢えと疫病に苦しむ民衆の姿を見せる。
それは貴族たちが"鬼"と恐れてきたものの正体でもあった。
「彼らと共に生きる」と修子に告げる晴明。
悲惨な現実を知った修子は、貴族を捨てる決意をする。
一方蜜虫は、愛する晴明の将来を思い兼家の元へ行くべきか一人悩むのだった.....。

第10回「鬼火」
宮中で"鬼払い"の儀式が行われる......。
貴族が言う"鬼"の正体は、飢えと疫病に苦しむ民衆であった。
「民と共に病と闘う」と(稲垣吾郎)晴明は村に向かう。
「貴族を捨てるな」という晴明の拒絶にも関わらず、源 博雅(杉本哲太)も食料をかき集めて村に現れる。
村々に蔓延する深刻な疫病に、意を決した博雅は、藤原兼家(石橋連司)の管理する薬草園から薬草を盗み出す。
その知らせを聞いた兼家は村に火を放つ.........。
火事の中で蜜虫(本上まなみ)に命を助けられる晴明は、かわりに蜜虫を失ってしまう。
冷ややかに怒りの炎を燃やす晴明は、本当の"鬼"を退治する決意をする......!

キャスト

安倍晴明(稲垣吾郎)
源 博雅(杉本哲太)
蜜虫(本上まなみ)
蘆屋道満(寺尾 聰)

脚本・主題歌など

【脚本】
小松江里子
長川千佳子
田中江里夏
渡辺美穂子
【原作】
夢枕 獏 「陰陽師」(文春文庫刊)
【主題歌】
「記憶の空へ」歌:canna
【音楽】
H.GARDEN
【演出】
小田切正明

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