ストーリー

テレビを、このまま終わったコンテンツ（＝おわこん）にさせるワケにはいかない！
制作会社を舞台に、崖っぷちでガンバル熱いテレビマンのドラマをお送りします
テレビ業界が栄華を極めたのは、今はもう昔の話。
普通の会社と変わらず、少ない予算と視聴率競争の中で、必死にもがいています。
全国の働く人たちに共感していただける、そんな楽しいお仕事ドラマをお送りします。

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各回のあらすじ

第1回「ドキュメンタリーは真実ですか？（前編）」
テレビ番組制作会社・チョコレートＴＶが制作する人気ドキュメンタリー番組「熱血ダイアリー」で「ヤラセ」問題が持ち上がる。担当ディレクター・三橋（小泉孝太郎）の不注意で、追いかけていた人気小説家を怒らせてしまい、ネットに「ヤラセ」があったと書き込まれ、放映中止を求めてきたのだ。放送は翌日に迫り、社長の荒巻（千葉真一）は発注元の中央テレビに慌てて謝罪にうかがうが、三橋はそんな事実はないと主張する...。

第2回「ドキュメンタリーは真実ですか？（後編）」
荒巻（千葉真一）の機転により、放映中止という最悪の事態は避けられたものの、チョコレートＴＶは「熱血ダイアリー」の制作から外され、会社は存亡の危機に見舞われる。ディレクターの三橋（小泉孝太郎）は、偶然知り合った木村節子（いしだあゆみ）という一人暮らしの老人と親しくなり、会社にも来なくなる。それを知った荒巻は三橋に、「その婆さんの孤独死を扱ったドキュメンタリーを撮れ。出来なきゃクビだ」と命じる...。

第3回「２時間ドラマの犯人は、どうして崖に追いつめられるんですか？」
ドラマプロデューサー・加奈子（片瀬那奈）は、制作中の2時間ドラマ「スイーツ刑事」の予算を300万円削れと、荒巻（千葉真一）に命ぜられる。ただでさえ厳しい予算の中、加奈子は反発するが、荒巻は取り合わない。加奈子は「謝罪のプロ」らしく、各所に頭を下げまくり、経費削減に努めるが、ラストシーンの岸壁のロケ場所を巡り、監督と激しく対立する。加奈子には、どうしてもこの岸壁でなければならない切実な理由があった...。

第4回「熱湯風呂の温度は何度ですか？」
新人ＡＤの木下（冨浦智嗣）は「テレビは世のために役に立たないといけない」というのが信念で、お笑いバラエティー番組はくだらなくて仕方がなく、バラエティーに真剣に取り組む優秀な先輩・岬（福田沙紀）にいつも不満をぶつけている。ところがある日、木下は「熱湯風呂」のコーナーを任される。芸人のゴング鉄平（上島竜兵）から頼まれた温度設定は44度。やる気のない木下は湯加減をあやまって設定してしまい...。
第5回「独立すると年収１０倍って本当ですか？」
バラエティー番組の人気総合演出・高橋隼（戸次重幸）は社長の荒巻（千葉真一）に独立を宣言、フリーの道を決意する。早速、高橋は大日本テレビから人気アイドルの看板番組を任されるが、ある日、高橋は関西出身の超大物司会者・米田ツヨシ（阿南健治）の怒りを買い、一転して窮地に追い込まれる。そんな時、高橋の前に落ち目芸人・黒下アカオ（神保悟志）が現れる。高橋はかつて、出世のためにアカオを切り捨てたことがあった...。

第6回「どうしてテレビを見なくなったんですか？」
深夜のバラエティー番組で念願のディレクターに昇格した塚本順（遠藤雄弥）が突然、失踪した。社長の荒巻（千葉真一）は激怒するものの、塚本と連絡が全く取れずに不安になる。後輩の岬（福田沙紀）によると、塚本はＴＶ局からの厳しいノルマで精神的に追い詰められていたらしい。更にはその重圧に耐えきれず、塚本が「やらせ」をしてしまったのでは？という最悪の可能性が浮上。荒巻たちは必死に今後の対策を練るが...。

第7回「テレビ制作のプロって何ですか？」
関西出身の大物芸人・米田ツヨシ（阿南健治）が突然、引退を発表。米田司会の番組が次々と打ち切りになり、チョコレートＴＶに不安が広がる。しかし、荒巻（千葉真一）は米田引退特番を中央テレビに売り込むことに成功、社内は熱気に包まれる。そんな中、律（市川由衣）の表情はさえない。息子が通う保育園の運動会でビデオ係を任され、それが重荷になっていた。律に密かに心を寄せる三橋（小泉孝太郎）が助けになろうとするが...。

第8回「テレビは“おわこん”じゃないですよね？」
「米田ツヨシ引退特番」の大幅な予算削減を中央テレビから要求された社長の荒巻（千葉真一）はそれを拒否、番組は制作中止に追い込まれる。だが荒巻はライバル局・大日本テレビにその企画を売り込むという大勝負を挑む。社員たちも一丸となり引退特番に打ち込み、そんなテレビマンの姿に感動を覚えた律（市川由衣）は、息子の運動会ビデオ制作にも楽しさを感じ始める。そんな時、中央テレビから思わぬ横やりが入る...。