ストーリー
高校生の一美(後藤真希)の父・良介(伊武雅刀)が、刺殺死体で発見された。父のパソコンデーターには、「お母さん」、「ミノル」、「カズミ」というハンドルネームの人たちと交信してた痕跡が。どうやら、インターネット上に疑似家族を作り、「お父さん」と呼ばれていたらしい。実の家庭を顧みず、なぜ父は家族ごっこに興じていたのだろうか。捜査は難航し、刑事の石津(風吹ジュン)と武上(伊東四朗)は一美を立ち合わせて、ある計画を実行する。マジックミラー越しに一美が見たのは、一人ひとり取り調べを受ける、父の「家族たち」。はたして、この中に真犯人がいるのだろうか。疑似家族たちのギクシャクとした関係が浮かび上がってくる。やがて、事件は意外な展開から思いもよらぬ結末を迎えることとなる・・・。R.P.G.(ロール・プレーイング・ゲーム)とは、ある役割を演じるゲーム。このタイトルの本当の意味は、結末で明らかになる。