土曜ドラマ
「島の先生」

初回放送

2013年5月25日(土)から放送[連続6回]
毎週土曜午後9時 総合

ストーリー

離島の学校(小中併設)には、東京や大阪などから、さまざまな問題を抱えた児童・生徒たちが留学し、里親のもとで暮らしている。
都会のマンモス校でいじめや不登校に苦しみ、集団の中で隠れるように過ごしてきた子どもたちも、全校わずか十数人の学校では、生徒会・運動会・学習発表会‥、何をやるにも毎日が主役となる。
島人たちの深い人情や温かい視線に育まれ、自分がこの世界で必要とされていることを実感し、子どもたちは再生への糸口をつかむ。島を必要としているのは、子どもたちだけではない。日々の生活に疲れた大人たちにとっても、島は、限りなく深い癒しと新しい活力を与えてくれる。
 “島は、日本の保健室”なのだ。

島の学校で教師をしているのは、ヒロインの夏村千尋(なつむら・ちひろ)先生。千尋自身が、実母との関係に苦しみ、中学生時代にこの島で留学生活を送ったことがある。生徒たちの問題を一緒になって悩みながら、千尋先生も、もう一度人生をやり直そうと励んでいる・・・。

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各回のあらすじ

第1回「もう一度、生きる」
夏村千尋(仲間由紀恵)が教師をする、離島の小さな学校には、様々な問題を抱えた児童や生徒たちが全国から留学し、里親・文三(石坂浩二)のもとで暮らしている。ある日、東京から留学希望の悠哉(今井悠貴)と母・華江(田中美里)がやってきた。千尋は、悠哉が抱える問題には、母が影響していると気付く。そんな折、悠哉が学校から失踪。島内を必死に探した千尋は、断崖から今にも海に飛び込もうとしている悠哉をみつける。

第2回「お母さんを許せる?」
千尋(仲間由紀恵)の生徒・萌果(小野花梨)は、離れて暮らす母親が再婚しようとしていることを知る。しかも、再婚相手との交際に邪魔だったために萌果を留学に出したのだった。千尋は、ちゃんと母親に怒りをぶつけるべきだと萌果に促す。そんな時、母親の婚約者が突然、島にやってくる。一方、島に親子で留学している奈央(佐藤みゆき)は、島民たちに気に入られようするあまり、自分の娘に怪我をさせてしまう事件が起こる。

第3回「島の宝」
留学生・翔司(林凌雅)の、島育ちの良臣(普久原男)へのいじめが発覚。良臣の父・良太郎(ドロンズ石本)は、留学生の受け入れをやめるべきだと息巻く。一方、いじめをしていた翔司が、以前の学校ではいじめられる側だったことを千尋(仲間由紀恵)は知る。千尋は、かつて娘を虐待していた自分自身の姿を翔司に重ね合わせて思い悩む。そんな折、海の事故で両親を失ったため水を怖がっていた翼(篠田涼也)が、水泳練習を始める。
第4回「心の傷」
新学期を迎えたが、留学生の悠哉(今井悠貴)は島に戻ってこない。子どもたちは秋祭りの相撲の稽古に励むが、いじめ問題以来、翔司(林凌雅)と良臣(普久原男)は距離を置いたまま。そんな時、千尋(仲間由紀恵)が過去に自分の娘を虐待し、それが原因で離婚していたことが島中に知れわたり大騒ぎとなる。千尋と奈美子(青山倫子)との関係もぎくしゃくするようになる。大型の台風が島に近づく中、奈美子の陣痛が始まる。

第5回「私を捨てた母」
彰芳(井浦新)は、新しく生まれた子どもの将来のために奈美子(青山倫子)とともに島を出ることを決意する。留学生事務局の判断で、文三(石坂浩二)だけでは、里親を続けられないことになる。留学生たちは島を離れることになり、大きなショックを受ける。一方、千尋(仲間由紀恵)の母・香代(夏樹陽子)が突然島を訪れる。千尋自身が中学生のときに島に留学したのは、香代との激しい葛藤が大きな理由であった。

最終回「前に進まなきゃ」
彰芳(井浦新)と奈美子(青山倫子)が島を出る日が近づく。千尋(仲間由紀恵)は、子どもたちを引き受けてくれる里親を探して、島内を必死に説得に回る。一方、作文コンクールで受賞した留学生の悠哉(今井悠哉)は、海辺である物を発見し驚く。そんなとき、島育ちの咲良(比嘉真麻)が家出をしてしまう。父親の良太郎(ドロンズ石本)は、アイドルになる夢に反対したからだと思い悩むが、千尋だけは咲良の本心に気付く。

キャスト

夏村千尋(仲間由紀恵)
田嶋文三(石坂浩二)
田嶋彰芳(井浦新)
園田一徹(大地康雄)
田嶋奈美子(青山倫子)
相馬克己(藤本隆宏)
日野良太郎(ドロンズ石本)
橋野君弘(国広富之)
大塚陽子(左時枝)
鈴木悠哉(今井悠貴)

脚本・主題歌など

【作】
荒井修子

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